東方冒険禄2――なかなかチート主人公――   作:遠山tsun

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こんばんは!遠山tsunです!
今回はついにあの人が!?
それでは、ゆっくりしていってね!


~騒動~

「ふぅ~……。美味しかった~♪なんで蓮太郎はモヤシからあんな美味しいものを作れるのだ?」

「料理したからな。」

「夢のない……。」

「うっせぇ。」

「愛想のない……。」

「放っとけ!!」

 

藍原 延珠(あいはら えんじゅ)、里見 蓮太郎(さとみ れんたろう)、僕、桜花 妖人(さくらか ようと)、そして博麗 霊夢(はくれい れいむ)の順に会話をする。

 

僕と霊夢は、幻想郷にいたある日、突如謎の女の子の声により、幻想郷と日本の時間が離れすぎているということで、日本に飛ばされた。

 

そして、僕が最初に目にしたのは、日本のものとは思えない枯木の森だった。そのことに驚いていた僕に、追撃をかけるかのように現れた僕の三倍以上の大きさのワニの化け物だった。

何とかそれを切り抜け、離ればなれになっていた霊夢と再会するも、霊夢は十歳位の背丈になっていて、髪留めの赤いリボンがより一層目立っていた。

 

ほどなくして町のなかに入り、一息ついていた所で、女の子の悲鳴と人ならざる者の声がしたので、また走り出した僕と霊夢。

 

そこには、蜘蛛の化け物と、蓮太郎、そして警官がいた。すぐに脇から延珠が現れ、蓮太郎の急所にどぎつい一蹴りをもらって、夫婦漫才をしているところに化け物が襲い掛かり、危ういところで僕が化け物を吹き飛ばす。

 

その後、蓮太郎と延珠のコンビプレイにより、その場は一件落着。蓮太郎が僕と霊夢に天童民間警備会社に来るように言われるが、すぐに蓮太郎と延珠はタイムセールへと消えてしまう。

 

唖然とする僕(霊夢は無表情みたいだった)は、その光景を僕と同じく唖然として見ていた多田島警部が漏らした声に気付き、バックレるのもどうかと思ったので多田島警部から報酬を受け取り、霊夢と共に天童民間警備会社に向かった。

 

道に迷うというとんでもないアクシデントにあいながらも、何とか天童民間警備会社に僕と霊夢はたどり着き、そこで蓮太郎と天童の社長、天童木更さんにあった。

その後、僕と霊夢は民警、天童の社員になり、この世界のことを知らないことを怪訝しながらも、蓮太郎と木更さんにこの世界の説明を受けた。(*長いので前回を見てね)

 

説明を終えた頃には、夜の7時くらいになっており、今日の所は解散と相成ったのだが、僕と霊夢は幻想郷から来た異世界人。家などないことはあったり前田のクラッカー!!

さすがにそれは、と蓮太郎が僕と霊夢を蓮太郎のアパートに一日だけ居候させてくれることになり、現在に至る。

 

今は蓮太郎と延珠、そして僕と霊夢の四人が一部屋に集まっているので、少し手狭だが、逆に心地よく感じるのは何故だろうか。

 

「よし延珠、いつもの日課をやるぞ。」

「むぅ~。」

 

蓮太郎が言うと、延珠は唇を尖らせて露骨に嫌がる顔をしたが、恐る恐るといった感じで腕を差し出した。

 

何が始まるのだろうか?

 

蓮太郎は、どこからともなくシルバーケースを取りだし、それを開いた。中には、いくつもの緑色の液体が入った注射器みたいなのが入っており、それを一つ取り出した。

 

「んっ……!」

 

蓮太郎がそれを延珠の腕に押し付け、延珠にそれを打ち込む。……キュポッ、という音と共に、空になった注射器が離れた。

 

「はぁ~♪終わった終わった~♪」

「ねぇ、蓮太郎。もしかしてそれが?」

「ん?あぁ、そうだ。ガストレア因子の進行を急激に遅らせる薬だ。」

 

先程説明されたときに話された、イニシエーター達の中のガストレア因子を抑えるための薬を打つことが日課だったようだ。

 

「ん、そろそろ寝る時間だな。妖人、霊夢、延珠。寝るぞ~。」

「あ、うん。」

「分かったわ。」

 

そうして、僕と霊夢が立ち上がった蓮太郎と一緒に別室にて寝ようとしたとき……。

 

「いつもの日課も終わったし、もうやることは一つしかないだろ蓮太郎!」

 

延珠が顔を赤らめてどんとこい、と言わんばかりに両手を広げて蓮太郎を呼ぶ。

 

……この展開はまずい、何とはいえんがとにかくまずい。

 

蓮太郎もそう思ったらしく、僕と目線があい、同時にうなずき、襖を一人一枚ずつあけ(霊夢は小さいので僕が開ければ入る)、

 

「「うん、おやすみ。」」

 

と声を揃えて、襖の奥へと消え、布団にそそくさと入った。四つある布団の配置は、僕が左奥、霊夢がそこから一つとなりの右側、その隣に延珠と蓮太郎の布団が並ぶ。

 

奥から延珠の唸り声が聞こえ、次の瞬間、

 

「おのれ!!淑女の誘いを断るとは何事か!?」

「ぐがあぁ!!」

 

神速の勢いで襖が開け放たれ、蓮太郎の頭に延珠の足がミシミシと音をたててめり込みはじめた。

 

「あらま……痛そ。」

「うん……。」

 

これまでずっと成り行きに身を任せていた霊夢がさすがに声を漏らした。

 

「な、眺めてないで助けてくれ!!」

「「だが断る。」」

「何故だ!?」

「えぇい待たんか蓮太郎!!ついでに妖人もだ!!妾は蓮太郎と!妖人は霊夢と添い遂げるのがあの流れであろう!!」

「理不尽だぁ!?」

 

こうして、霊夢は真ん中で座っていて、その周りをドタバタと僕と蓮太郎が延珠に追いかけられて逃げ回る。

 

少ししたら下から竹槍が物凄い勢いで貫いてきた。危うくそれを避けるが、僕らを追いかけるように下から竹槍が迫ってくる。

いよいよ地獄絵図とかしてきた。

 

「なんで僕がこんな目に……。」

「俺だって知りたいわ!!」

 

僕と蓮太郎は、延珠が疲れて眠るまでずっと走り続けて、寝始めた三時間にもみたないんじゃないかと思える早さで朝を迎えた。……寝不足である。

 

――――――GO FOR THE NEXT!!

 




どうでしたか?
あの人とは、そう!下の階の人です!!竹槍捌きが凄いですよね……。
あ、ねぇねぇKだと思った?ねぇねぇKだと思った?残念、下の人だ!!
とまぁ、おふざけはここら辺で、次回予告。
次回は……ストーリー的に分かるよね?分からない人は察してね!!
それでは、次回をお楽しみに~♪

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