プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第82話 楽しく遊ぼう

ラブ「とってもキュンときちゃいそうかも」

 

祈「そうよねぇ」

 

ジョー「アイちゃんも嬉しそうに笑っているみたいだよ」

 

美希「か、かわいい……」

 

誰もが釘づけになりそうになっていた。ジョーさんが呼んだのは不思議な赤ちゃん。名前はアイちゃんだ。

 

アイちゃん「アイ~♪」

 

祈「そうだ、シフォンちゃんにも挨拶させないとね」

 

シフォン「プリプ~」

 

ブッキーはシフォンにも挨拶させるために少し身体をマッサージさせる。やけに気合入ってるねぇ。

 

ジョー「おや、これはかわいい子だね。名前は?」

 

ラブ「シフォンっていうの。私達がいつもお世話しているんだよ」

 

美希「殆どラブの仕事だけどね」

 

ラブ「私だって苦労してるよぉ~!」

 

何やら美希たんが機嫌を取り戻りつつあるけど、気のせいかな?

 

ジョー「撫でていい?」

 

祈「どうぞおかまいなく」

 

ジョー「かわいいなぁ~。アイちゃんと同じくらいかわいいよ」

 

シフォン「キュア~♪」

 

文句なしの笑みを浮かべてとても喜んでいるみたいだった。私の方もちょこっとだけ撫でてみたいなぁ、アイちゃんを。

 

ラブ「アイちゃんの頭撫でてもいい?」

 

ジョー「いいよ。その方が嬉しそうだから」

 

ラブ「うわぁ~。超感激ぃ~。頬っぺたも柔らかいよ」

 

アイちゃん「ア~イ」

 

ついでに頬っぺたもちょっと触れてみる。もの凄く柔らかい感触をしていた。ということは―――

 

ラブ「また一つ幸せゲットした気分かも!」

 

ジョー「幸せかぁ。なんだか愛に似てるね」

 

祈「それってどういうことですか?」

 

ジョー「僕はこういった感情をこよなく気にしているのさ。特に愛という言葉にね。誰かと一緒に笑顔になれたらそれは素敵だと思わない?」

 

美希「よくよく考えると、有り得なくもないわね」

 

祈「その言葉に同感だと思うわ」

 

ジョーさんは頷くように私達に説明をしてきた。そういうこともあったなんてね。私はこういう話に感動している。

 

ジョー「さて、この子達に何か遊ばせてあげないとね」

 

ラブ「いわゆる運動ってやつかな?」

 

ジョー「まだ細かいことは考えていないけど、安全なことをしたいなってね」

 

美希「そうなればあたしも本気出しちゃおうかしら」

 

祈「あら美希ちゃんったらさっきまでかなり拒否してたみたいだけど?」

 

美希「それはそれ、これはこれよ!」

 

美希たんがやきもちを焼きながら必死で弁明する。本当は一緒に遊びたかったんだね。

 

ラブ「じゃあ何して遊ぶか少しずつ決めてこうよ」

 

ジョー「面目ないね、君達」

 

祈「いいんです。その方がシフォンちゃんもアイちゃんも楽だと思うだろうし」

 

タルト「それに、仲良くなれたりやけどな。その進行もあんさん達にかかってるで(ヒソヒソ)」

 

ラブ「まぁね(ヒソヒソ)」

 

とりあえず何して遊ぶかをみんなで考えることにした。これからどんなことが起きるかが楽しみだなぁ。


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