ラブ「とってもキュンときちゃいそうかも」
祈「そうよねぇ」
ジョー「アイちゃんも嬉しそうに笑っているみたいだよ」
美希「か、かわいい……」
誰もが釘づけになりそうになっていた。ジョーさんが呼んだのは不思議な赤ちゃん。名前はアイちゃんだ。
アイちゃん「アイ~♪」
祈「そうだ、シフォンちゃんにも挨拶させないとね」
シフォン「プリプ~」
ブッキーはシフォンにも挨拶させるために少し身体をマッサージさせる。やけに気合入ってるねぇ。
ジョー「おや、これはかわいい子だね。名前は?」
ラブ「シフォンっていうの。私達がいつもお世話しているんだよ」
美希「殆どラブの仕事だけどね」
ラブ「私だって苦労してるよぉ~!」
何やら美希たんが機嫌を取り戻りつつあるけど、気のせいかな?
ジョー「撫でていい?」
祈「どうぞおかまいなく」
ジョー「かわいいなぁ~。アイちゃんと同じくらいかわいいよ」
シフォン「キュア~♪」
文句なしの笑みを浮かべてとても喜んでいるみたいだった。私の方もちょこっとだけ撫でてみたいなぁ、アイちゃんを。
ラブ「アイちゃんの頭撫でてもいい?」
ジョー「いいよ。その方が嬉しそうだから」
ラブ「うわぁ~。超感激ぃ~。頬っぺたも柔らかいよ」
アイちゃん「ア~イ」
ついでに頬っぺたもちょっと触れてみる。もの凄く柔らかい感触をしていた。ということは―――
ラブ「また一つ幸せゲットした気分かも!」
ジョー「幸せかぁ。なんだか愛に似てるね」
祈「それってどういうことですか?」
ジョー「僕はこういった感情をこよなく気にしているのさ。特に愛という言葉にね。誰かと一緒に笑顔になれたらそれは素敵だと思わない?」
美希「よくよく考えると、有り得なくもないわね」
祈「その言葉に同感だと思うわ」
ジョーさんは頷くように私達に説明をしてきた。そういうこともあったなんてね。私はこういう話に感動している。
ジョー「さて、この子達に何か遊ばせてあげないとね」
ラブ「いわゆる運動ってやつかな?」
ジョー「まだ細かいことは考えていないけど、安全なことをしたいなってね」
美希「そうなればあたしも本気出しちゃおうかしら」
祈「あら美希ちゃんったらさっきまでかなり拒否してたみたいだけど?」
美希「それはそれ、これはこれよ!」
美希たんがやきもちを焼きながら必死で弁明する。本当は一緒に遊びたかったんだね。
ラブ「じゃあ何して遊ぶか少しずつ決めてこうよ」
ジョー「面目ないね、君達」
祈「いいんです。その方がシフォンちゃんもアイちゃんも楽だと思うだろうし」
タルト「それに、仲良くなれたりやけどな。その進行もあんさん達にかかってるで(ヒソヒソ)」
ラブ「まぁね(ヒソヒソ)」
とりあえず何して遊ぶかをみんなで考えることにした。これからどんなことが起きるかが楽しみだなぁ。