プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第77話 ゼツボーグの罠②

一向に打つ手が見えてこない状況の中、どうにか相手にまともなダメージを与えられるかを必死で考えている。しかしそう簡単には思いつかない。

 

 

 

ピーチ「問題なのは、できるだけ早く助けないといけないかも」

 

ベリー「そうなれば、あいつをどうにか足止めしないとならないわね」

 

パイン「できるかぎりのことはやったけど、まだ倒せそうじゃないわ」

 

H「早速万策尽きるているようね。こんなんじゃ助からないわよ」

 

 

 

余裕の笑みを浮かべるHがプレッシャーを与えるように見下す。まだ万策は尽きてはいないよ…!

 

 

 

ピーチ「こいつを倒して閉じ込められた人を助ける!(ズガァ!!)」

 

H「あなたにゼツボーグはやらせないわ!(ガシッ)」

 

 

 

私はもう一度ゼツボーグに攻撃を与えようとするがHに相殺されてしまった。流石に通してはくれないってことね…!

 

 

 

パイン「あなたの相手は私達よ!(ドガッ!)」

 

H「小賢しい子娘達…!まだ終わらないわ!(バシュン!)」

 

ベリー「ピーチ、今の内にあの怪物を!」

 

 

 

二人のフォローでなんとか突破することができた。ただ喜ぶのはまだ早かった。時間が経過するごとにどんどんゼツボーグの力が強化されていく。きっとこれは絶望のオーラの影響に違いはない。

 

 

 

ゼツボーグ「ゼツボーグ!!(ズバァアアアア!!)」

 

 

 

ピーチ「なんてパワー…!!」

 

 

 

あまりの波動に後ろに下がってしまう。この感じはかなりの力を持っている…。

 

 

 

H「やっとパワーが溜まったみたいね。そのまま粉砕しなさい?」

 

 

 

ゼツボーグ「ゼツボーグ!!(ドゴォオオン!!)」

 

 

 

ピーチ「こんなの、受け止められ―――あぁあああ!!(ズザァアア!!)」

 

ベリー&パイン「「ピーチ!!」」

 

 

 

流石に一溜りもない一撃だった。まさかここまで致命的な攻撃を受けるとは思いもしなかった。

 

 

 

H「これでわかったかしら?あなた達じゃゼツボーグを倒せないって」

 

ピーチ「…まだ、終わってない…!キュアスティック・ピーチロッド!!(ピカァ)」

 

 

 

私はそれでも立ち上がり、ゼツボーグにひたすら攻撃を与える。私達は絶対に負けたりなんかしない。どんなことがあっても。そしてベリーとパインも一緒に反撃をしてくれている。こんなところで終わりたくない…!

 

 

 

H「往生際が悪いわね。ゼツボーグ、もう一度やっておしまい」

 

ピーチ「反撃させてたまるかぁああ!!(グシャアアア!!)」

 

 

 

せつな、今頃どうしているんだろうか……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~某所~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せつな「ここが荒れ果てた敷地内ね…。とても薄気味悪いわ―――ん?」

 

 

 

ピカァ…

 

 

 

せつな「これは一体……?」


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