一向に打つ手が見えてこない状況の中、どうにか相手にまともなダメージを与えられるかを必死で考えている。しかしそう簡単には思いつかない。
ピーチ「問題なのは、できるだけ早く助けないといけないかも」
ベリー「そうなれば、あいつをどうにか足止めしないとならないわね」
パイン「できるかぎりのことはやったけど、まだ倒せそうじゃないわ」
H「早速万策尽きるているようね。こんなんじゃ助からないわよ」
余裕の笑みを浮かべるHがプレッシャーを与えるように見下す。まだ万策は尽きてはいないよ…!
ピーチ「こいつを倒して閉じ込められた人を助ける!(ズガァ!!)」
H「あなたにゼツボーグはやらせないわ!(ガシッ)」
私はもう一度ゼツボーグに攻撃を与えようとするがHに相殺されてしまった。流石に通してはくれないってことね…!
パイン「あなたの相手は私達よ!(ドガッ!)」
H「小賢しい子娘達…!まだ終わらないわ!(バシュン!)」
ベリー「ピーチ、今の内にあの怪物を!」
二人のフォローでなんとか突破することができた。ただ喜ぶのはまだ早かった。時間が経過するごとにどんどんゼツボーグの力が強化されていく。きっとこれは絶望のオーラの影響に違いはない。
ゼツボーグ「ゼツボーグ!!(ズバァアアアア!!)」
ピーチ「なんてパワー…!!」
あまりの波動に後ろに下がってしまう。この感じはかなりの力を持っている…。
H「やっとパワーが溜まったみたいね。そのまま粉砕しなさい?」
ゼツボーグ「ゼツボーグ!!(ドゴォオオン!!)」
ピーチ「こんなの、受け止められ―――あぁあああ!!(ズザァアア!!)」
ベリー&パイン「「ピーチ!!」」
流石に一溜りもない一撃だった。まさかここまで致命的な攻撃を受けるとは思いもしなかった。
H「これでわかったかしら?あなた達じゃゼツボーグを倒せないって」
ピーチ「…まだ、終わってない…!キュアスティック・ピーチロッド!!(ピカァ)」
私はそれでも立ち上がり、ゼツボーグにひたすら攻撃を与える。私達は絶対に負けたりなんかしない。どんなことがあっても。そしてベリーとパインも一緒に反撃をしてくれている。こんなところで終わりたくない…!
H「往生際が悪いわね。ゼツボーグ、もう一度やっておしまい」
ピーチ「反撃させてたまるかぁああ!!(グシャアアア!!)」
せつな、今頃どうしているんだろうか……。
~~某所~~
せつな「ここが荒れ果てた敷地内ね…。とても薄気味悪いわ―――ん?」
ピカァ…
せつな「これは一体……?」