ラブ「そういえば二人ともお腹空いてない?」
美希「そうね。ちょっと空いてるわ」
祈「どこかでお昼にしましょうか」
時計を確認してどこかで食事を確保するようにする。その後にまた色々と見回る予定を立てている。
祈「この建物内にとてもおしゃれなカフェがあるわ。そこにしない?」
ラブ「いいねぇ」
ブッキーの提案でこのタワー内にあるカフェで一時を過ごすことにした。
~~数分後~~
ラブ「美味しい!こんな冷たいアイスティーが飲めるなんて幸せだねぇ」
美希「暑い日に冷たい飲み物を飲んだ方が癒されるわよ」
祈「この店にはドリンクだけじゃなくサンドイッチもたくさんあるし、絶品のスイーツもあるのよ。噂によれば一日で一万は超える人数のお客が立ち寄るんだとか」
まずはドリンクで喉の渇きを癒す。私はとても冷たいアイスティーを、美希たんは香りがいいアイスコーヒーを、ブッキーは刺激の効いたメロンソーダを注文。
美希「最近ここに立ち寄るお客が増えてるそうだし、賑やかよね」
祈「よくわかるね美希ちゃん」
ラブ「こんな遠くでないといいお店ないもんね」
普通に考えればよくあることだが、割と近くにいいところもあったりする。そんなことは私も知っているはず。だけどここは格別らしい。
祈「そろそろスイーツが来るわ」
美希「早く食べたいわね」
二人が楽しみにしている矢先、私は一言断り出した。
ラブ「ごめん、ちょっとトイレ行ってくる」
美希「もう少しで来るというのに、ホント仕方ないわね」
祈「早く戻ってきてね」
ラブ「めんぼくない、えへへ」
タルト「ピーチはん、天然やな」
~~エントランス~~
ラブ「とは言ったものの、本当は違う要件だけどね…」
私はタワーのエントランスへ出て、何か手がかりなるものを探していく。手がかりというのは私の知らない間でどうなったのかを調べるということ。でも簡単に見つかるだろうか…。
???「そこのお嬢さん、よろしいかしら?」
ラブ「誰…?」
すると正面に何やらフードを被った女性がいた。私にどんな用なのかな?
???「あなたは自分の夢持ってる?」
ラブ「あのぉ~。突然何の話でしょうか?」
???「今あなたはそんな夢を持ってるかを聞いているんだけどね」
ラブ「なぁんだ。そういうことか。そんなの決まっているよ、世界中のみんなが幸せになれたらってね」
その女性は私に質問をしてくるけど、結構単純だった。それでもちょっと照れくさいなぁ。
???「あらそう。ありがとね、あなたの答え素敵だったわ」
ラブ「えっと、あなたのお名前は?」
???「ごめんなさい、私はこれで失礼させていただくわね」
そう言い残し、女性はすぐに立ち去っってしまった。名前ぐらい聞きたかったのに…。
ラブ「自分の夢―――か。せつなだったらなんて言うんだろう……」
~~タワー入口~~
???「ふん。単純な答えね、あの小娘は。あら、あの警備の人やたら頑張り屋さんじゃないの。ちょっと夢を見させてもらうわ…(ギュイン!)」
シュウウ…
???「皆勤賞…。結構派手な夢ね。その夢、絶望の檻に閉じ込めてあげるわ!バッドユアドリーム!(ビュキィン!)」
ギィイイ…バタン…!
???「現れなさい、ゼツボーグ!!」
ゼツボーグ「ゼツボーグ!!」
???「さぁ、この世界での戦いが始まりよ。来るなら来なさい、キュアピーチ……」
次回から最初の戦いです。