プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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というわけで後半です。ちなみに途中で説明するための図解もあります(わかりづらかったらごめんなさい)。


第5話 決めるよ、この一撃!

Lの誹謗なゲームに苦戦する私とドリーム。ここで諦めるわけにはいかないけど既に私達の体力は限界に近い…。

 

L「あれ?もうギブアップなの?」

 

ハッピー「まだ終わりじゃない…!」

 

ドリーム「チャンスはいくらでもあるから」

 

そうだよ、私達は何も恐れたりしない。これくらい、地獄と比べたらどうてことはないからね…。

 

コワイナー『コワイナー…』

 

そして表情を何一つ変えないで私達を蔑むように見つめるコワイナー。正直あれはとても不気味に感じるわ…。

 

L「ねぇ、休憩はそろそろ終わりだよ?早く続きを始めてよ」

 

Lが退屈そうな顔をしながら言葉を投げかける。ちなみに今の状況は以下の通り。

 

 

 

 

 

                 12

             11      1

           

           10   ハッピー    2 

 

         9                3

 

            8   ドリーム    4

 

              7      5

 

                  6        

           

            

 

コワイナーは1~12の方角をあちこち移動している。

 

 

 

そこで動き回っているコワイナーを時間を示すように挟み込む。

 

図解①

 

 

 

      ハ

      ッ

      ピ

      l

 

 

コワイナー

 

 

 

ドリーム 

 

 

 

例えばコワイナーが10時と11時の間に移動したら9時00分の方角で囲む。

 

図解②

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   ドコハ

   リワッ

   lイピ

   ムナl

    l

 

 

 

または12時の方角に移動したら11時55分~12時05分の間を囲む。

 

補足

 

コワイナーは一定の場所にいるわけではなく、隙あればどこだって移動してくる。

間違えたらダミーが出てくる。稀に電流攻撃がくるため油断は禁物。

 

 

 

という感じの解説になる。あとは慣れたらいいだけだよね。

 

ハッピー「よし、そろそろ行くよ!」

 

ドリーム「わかったよ!」

 

L「やっと再開だね。せいぜい頑張ってね」

 

体制を整えたところで再びゲームを挑戦する私とドリーム。さて、今度こそ捕まえてやるんだから!

 

 

 

コワイナー『コワイナー…!』

 

 

 

ドリーム「ひょっとしたら同じ場所に来るかもしれないよ!」

 

ハッピー「ええ、そうかもしれないね!」

 

まだ可能性はある、そう信じてるんだから!

 

 

 

『そうじゃないよ~!(ビリビリビリビリ!!)』

 

 

 

ドリーム「うううぅ…!」

 

 

 

ハッピー「いやぁあああああ!!」

 

 

 

またもやハズレ。今私達が向かったのは4時15分の方角。でも本物のコワイナーではない。

 

L「諦めの悪い娘達だね。いくらやっても無駄なことなのに…」

 

Lは更に私達を嘲笑う。でも、負けられない理由があるのよ…!!

 

ドリーム「夢見る乙女の底力、舐めないでよね!」

 

ハッピー「気合だ気合だ気合だぁ~!!」

 

それでも必死に粘る私達。いくつかのパターンは読めた。ここから巻き返していくように踏ん張る。

 

 

 

『そうじゃないよ~』

 

 

 

またハズレ…。

 

 

 

L「君達が動けなくなったら負けだよ?わかってるの?」

 

 

 

染みつく痛みに耐えながら次の方角へ移動する。やはりLは余裕を咬ましてるようだ。

 

 

 

L「早くクリアしないとコワイナーが君達を攻撃してくるからね」

 

ドリーム「それでもいい…。その時は倒すだけだから…!」

 

ハッピー「世の中を不幸に染めるなんてそんなのウルトラハッピーじゃないよ…!」

 

徐々に歩けなくなっていく私達。身体全体に流れる痛み、そして傷から漏れる血。もうかなりの量を出血しているようだ。これでは生命にかかわってしまう…。

 

 

 

キャンディ「早く知らせないとハッピーが危ないクル…」

 

 

 

L「ねぇそこの君、どこに行くの?」

 

キャンディ「クル!?どうしてわかったクル!?」

 

ハッピー「キャンディ!?危ないから逃げて!」

 

すると気配を消しながら急ごうとするキャンディが一瞬で気づかれてしまった。っていうかキャンディをここで巻き込むわけにはいかないかも…。

 

L「ちなみに僕はプリキュアの妖精の気配をすぐに察知できる能力がある。忍び足で逃げても無駄だよ?」

 

ドリーム「あぁ~!さっきのぬいぐるみ!っていうかあの子ってプリキュアの妖精だったの!?」

 

キャンディ「見つかってしまった以上はもう後には引けないクル。ハッピー、これを使うクル」

 

窮地に陥った私にキャンディは何かを渡してきた。これは…!

 

 

 

キャンディ「それは虫眼鏡デコルクル」

 

 

 

虫眼鏡のデコル?これでどうすればいいんだろう?

 

キャンディ「このデコルは逃げ回る相手の位置を正確に見破ることができるとても優れものクル」

 

ハッピー「でもこれだけで優れものって言ったってこんなデコル見に覚えないけどねぇ…」

 

ドリーム「でもなんだか面白そうかも!やってみようよ!」

 

ドリームも嬉しそうな顔をしながらキャンディの意見に賛成する。悩んだって仕方ない、ここは一か八か!

 

 

 

『レッツゴー!む・し・め・が・ね!』

 

 

 

私はスマイルパクトに虫眼鏡デコルをセットする。すると通常の虫眼鏡より1.5倍程の大きさの虫眼鏡が出てきた。

 

L「おや、ゲームを放り出して観察に入ったの?」

 

ハッピー「まだわからないでしょ!さぁ、行くよ…!」

 

大きい虫眼鏡を手に取り、フィールドを見渡す。身体に染みる傷に耐えながら必死で探す。すると…、

 

 

 

コワイナー『コワイナー…!?』

 

 

 

おもいっきりビックリしながら慌てるコワイナーを発見した。まさか…!

 

 

 

ドリーム「見つけた!8時30分の方角だよ!」

 

ハッピー「やったぁ!流石だよキャンディ!」

 

そして正確な位置でさえもまるわかりの状態だった。よし、これはチャンス!

 

ドリーム「よし、もう逃げられないんだから!!」

 

ハッピー「これでおしまいよ!!」

 

ここはあえて痛みを忘れて全力疾走で8時30分の方角へ移動する私達。そして…、

 

 

『ゲーム・クリア』

 

 

 

L「そんな…。僕のゲームをクリアするなんて」

 

 

 

ようやくコワイナーを挟み込むことに成功した。やっと終わったぁ~……。

 

キャンディ「やったクル!うまくいったクル!さぁ早く注射デコルで二人の傷を癒すクル」

 

キャンディは急いで注射デコルを取り出し、それを私のスマイルパクトにセットする。

 

 

 

『レッツゴー!ちゅ・う・しゃ!』

 

 

 

すると私達の傷はみるみるうちに治っていく。

 

ドリーム「もう痛みがなくなった」

 

ハッピー「よし、あとはコワイナーだけだね」

 

L「もう仕方ないな。コワイナー、プリキュアを葬っちゃって!!」

 

 

 

コワイナー「コワイナー!!」

 

 

 

もう残す相手はただ一つ。あとは楽勝かな…!

 

ドリーム「伊達に前はナイトメアと戦ってきたわけじゃないからね!プリキュア・シューティングスター!!(ドオオオオン!!)」

 

ハッピー「もう許さないんだから!プリキュア・ハッピーシャワー!!(バアアアアッ!!)」

 

 

 

止めは二人で必殺技をお見舞いする。そしてコワイナーは跡形もなく浄化されいく。

 

L「キュアドリームにキュアハッピーか…。これは可愛い二人組だね、早速Rに報告しないと……(バッ!)」

 

ドリーム「あ、待てぇ~!」

 

僕を失ったLはどこかに消えてしまった。でも、なんとか終わった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~数分後~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のぞみ「でもこれで一件落着だよね!」

 

みゆき「まぁね。でも彼は一体何者なんだろう?」

 

キャンディ「わからないクル、もしかしたら何らかの関係があるかもしれないクル」

 

やっぱりLのことが気になってしまう。でも今そんなことよりも、

 

 

 

のぞみ「あ゛あ゛あ゛あ゛!!もう二時間目の授業が始まっちゃう~!!」

 

みゆき「どうしよう!?私なんか保健室で休んでいることになってるし~!!」

 

 

 

今まで忘れてた何かを思い出しました。それからのぞみちゃんは自分の学校へ帰り、私も戻ったが先生方にたっぷり怒られたかどうかはまた別のお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

れいか「これを私にですか?」

 

みゆき「そうだよ、サンクルミエール学園からの企画書だって」

 

れいか「わかりました。これは生徒会でお預けいたします。みゆきさん、わざわざお届けの物を渡してくれてありがとうございます」

 

みゆき「いいよ別に。それより今度休日にみんなでナッツハウスに行かない?」

 

れいか「ナッツハウスですか?」

 

みゆき「私もよくわからないけど地図をもらってきたから今度見といて」

 

れいか「はい、でも今は交流会の進行が先ですので時間が空きましたら目を通します」

 

みゆき「わかった。それじゃまた後でね」

 

れいか「はい。……さてと、これから身体測定ですし企画書を早めに目を通しますか。確かあちらの生徒会長は3年の水無月かれんさんですね…。詳しい内容は―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回はりんちゃんさんとあかねちゃん回に入る予定です。

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