L「君達にはゲームをしてもらうよ?」
ゲーム?一体何をするつもりなの…?
ドリーム「そんなの、ちゃっちゃと終わらせるよ!」
ハッピー「でも油断は禁物だよ。何が来るかわからないから」
私達は必死で警戒する。怪物は不気味そうな感じで蠢いている、なら一気に…!
L「今から君達がやってもらうのは、本物はどれだゲームだよ」
本物はどれだゲーム?わけがわからない…。
L「ルールは簡単。君達には時計の針のようなポジションになってもらうよ。そしてコワイナーは1~12の時刻のどれかへ移動する。君達はその時刻のどこかにいるコワイナーを捕まえるというわけさ」
ハッピー「つまり私達はその時刻通りの組み合わせに移動すればいいのね…」
L「ご名答。例えば1時15分の方角へ移動してコワイナーの動きを封じ込むってことだよ」
ドリーム「なら簡単だよ。楽勝楽勝」
L「ただし、そう簡単にはクリアできないと思うよ」
楽しげにルール説明をするL。やっぱり油断はできないと思うんだけど…。
ハッピー「よ~し、ここはなんとしてクリアするよ」
ドリーム「OK!」
L「さて、ゲーム開始だよ…!」
コワイナー「コワイナー…!」
ゴゴゴゴゴゴ…!!
すると地面が時計のような感じに変化してコワイナーも姿を消して時刻が描かれている数字に憑依した。
L「本物を見つけたら君達の勝ちだよ。頑張ってね」
ドリーム「まずはお互いの息を合わせることからだね」
ハッピー「大丈夫だよ、私とドリームならできるはずだよ」
準備が整ったところでまずは最も潜んでそうな方角を探す。えっと、怪物でも好きそうな場所と言ったら…、
ハッピー「3時丁度!やっぱり3時はおやつの時間だよね♪」
ドリーム「あ~!早く3時にならないかな~♪」
ハッピー「って今はそんな場合じゃなかった!とりあえずおやつの時間にするよ!」
ドリーム「わかった!これで当たれば私達の勝ち!」
私とドリームは予想の3時00分の方角へ移動した。すると、
『そうじゃないよ~!』
L「残念、ハズレだよ。あれはいると見せかけてのダミーだよ」
ハッピー「でもそれ認○E○だよね!?」
ドリーム「やっぱり一発では無理だったかぁ~…」
失敗して溜息をついてしまうドリーム。そうだよね…、流石に一回じゃ成功しないよね…。
L「次はどうする?まだ時間はたくさんあるからね」
ううう…。次はどうすればいいのやら。組み合わせはいくつでもあるというのに…。
ハッピー「ここは真っ向勝負しかないよ、踏ん張って行くよ!」
ドリーム「わかった、あまり時間をかけたくないからね」
それから私達は次の方角に示す時間の組み合わせの位置へ向かう。向かった先は、
ハッピー「5時35分!」
ドリーム「なんて中途半端な時間!?」
一か八か、頼みます!
『そうじゃないよ~!(ビリビリビリビリ!!)』
ハッピー「きゃああああああ!!」
ドリーム「あひょおおおおお!!」
L「ちなみに稀に電流攻撃がくるから注意してね」
結果、ハズレでした~…。というかそれを先に説明してよ!?
ドリーム「しょうがない、続けていくよ!」
ハッピー「了解!」
~~30分後~~
ハッピー「…もうギブかも」
ドリーム「もうあらゆる組み合わせを試したけど、全然無理。しかもダメージが大きいし…」
L「あれ?もう力尽きた?やっぱり君達じゃどうしようもないんだね」
あれから色々な組み合わせを試したけど、結局殆ど無理だった。
ハッピー「…でも、私達は諦めない…!」
ドリーム「そうだよ、まだ希望があるんだから…!」
L「まだ抗うの?そろそろ君達の体力は限界のはずだけど?」
確かに彼の言う通り、私とドリームは既にボロボロ。それにまだ本物のコワイナーを見つけてない。もう万事休すの状態…。だけど…!
ドリーム ハッピー「「絶対にこのゲームをクリアしてみせる!!」」
キャンディ「あれは、ハッピークル?どうして戦いになっているクル?でもハッピーがボロボロクル!必死になっているハッピーがピンチだからみんなを呼んでこないといけないクル…!」
とりあえず後半へ続きます…。