プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第47話 私達の大切な期間②

ついに、この時がきた。私達の新たな出会いが。

 

 

 

のぞみ「と、とうとうついたね…」

 

りん「一応はね。どんな子達がいるのかしらね?」

 

ひとまずは目的地である七色ヶ丘中学校へ到着し、開会式がてらの挨拶を終えてとりあえずは個人達の行動を取ることにした私達。ちなみにうららとこまちさんとかれんさんは開会式が終えてから合流した。

 

うらら「のぞみさん、まずはどこから行きますか?」

 

こまち「勝手に行動するのはよくないわよ?ちゃんと固まって動かないと」

 

かれん「こまちの言う通りよ、それに生徒会長である私からの注意でもあるから」

 

くるみ「だってさ。まずは行きたいところを絞りましょう」

 

確かに勝手に行動するのはよくないからまずは固まって行動しないとね。

 

のぞみ「じゃあさ、あそこの図書室に行ってみようよ」

 

りん「頭より身体から先に行動するなんてとんだドジっ子ね、のぞみは」

 

のぞみ「ぷぅ~!りんちゃんの意地悪~!(プンプン)」

 

くるみ「悪くないわ。とりあえず入ってみるわよ」

 

りんちゃんの蔑みの言葉を耐えながら図書室へ入ってみる。すると案外普通の図書室って感じが漂ってきた。

 

かれん「普通の中学校って感じの中ね」

 

うらら「色々な絵本もありますよ。とても可愛いですぅ」

 

りん「こまちさんはこういう感じはどうなんです?」

 

こまち「こういう細かい本がない場所も結構好きよ」

 

みんなそれぞれ色々と本を読みながら回ってみる。やっぱり普通の図書室って雰囲気だよね。

 

のぞみ「ん?これなんだろう?」

 

うらら「のぞみさん、何かありましたか?」

 

すると私が一冊の本を手に取ろうとすると隙間からピンク色の光が漏れていた。

 

のぞみ「何かあるのかな?(ズサッ)」

 

うらら「何もありませんね。って反対側からも今の光が出てます!」

 

私は尽かさず本をずらすと、そこには何もなかった。それどころかずらした本より反対側から今と同じ光が漏れていた。これってどゆこと!?

 

こまち「面白いものがあるのかしら?」

 

りん「ちょっとのぞみ!?一体どうなってるの!?」

 

のぞみ「それがさぁ、変な光が本と本の隙間から漏れてるの!訳が分からないよぉ!」

 

かれん「もう少し、確認してみましょうか。もしかしたら、怪奇現象の可能性だってあり得るわ」

 

 

 

一同「「「やめてください!!」」」

 

 

 

こまち「怪奇現象だったら面白そうね」

 

かれんさんの唐突な発言に驚く私とりんちゃんとうらら。こ、こんな楽しみな日にこういう話をされると厄介なんだけど…。

 

くるみ「じゃあ私が見てみるわね。(ズサッ)やっぱり何もないわ」

 

くるみも確認してみるが、やはり怪しい物はなかった。それに伴い、光は中心の本の隙間に再び現れ始めた。

 

りん「今度は真ん中ね…」

 

うらら「これが怪奇現象だったら、夜眠れないかもしれません…(ガクガク)」

 

こまち「大丈夫よ。この本をずらしたら全てがわかるはずよ」

 

かれん「本当に怖いもの知らずね、こまちは」

 

のぞみ「じゃあ私が開けてみるよ。これで全てが解決されるはずなんだから、えい!(ズサッ)」

 

もう一度、隙間を確認してみた。すると…、

 

 

 

ピカァ…!

 

 

 

のぞみ「……え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のぞみ「……ぅううん。ここは…?」

 

 

 

気がつくと、私達は見慣れない場所へ来てしまった。なんだろうここは…?

 

りん「どうやら辺りが自然みたいね」

 

うらら「でもこれはこれでメルヘンですね!」

 

こまち「とても不思議な場所ね」

 

かれん「だけどここには誰か住んでいるのかしら?」

 

くるみ「少し怪しいわ」

 

とりあえず私達は建物らしき場所へ移動し、人がいるかどうかを確認してみることにした。

 

 

 

のぞみ「誰もいなさそうだね」

 

くるみ「確かに、この空間大丈夫なのかしらね」

 

のぞみ「もう一度散策してみよう―――ってみゆきちゃん!?(ビク!)」

 

 

 

みゆき「な、なんでのぞみちゃんが不思議図書館にいるの…?」

 

 

 

振り向くと、そこには別の友人の姿が……。

 

 

 

あかね「みゆき、どないしたんや?」

 

やよい「何やら大勢いるようだけど」

 

なお「もしかして…」

 

れいか「不思議図書館の存在が…」

 

 

 

不味い、この状況どう説明すればいいのかわからない……。


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