のぞみ「あぁ~!なんでこんな時に寝坊しちゃうのかなぁ~!?(ドタバタ)」
りん「全く、のぞみは本当にドジなんだから…(はぁ…)」
いよいよ今日は学校交流会。私とりんちゃんは急いでバス停まで移動する。思わずワクワクし過ぎて寝坊しちゃったけどね…。
のぞみ「ちなみに他のみんなは?」
りん「うららは早朝から鷲尾さんと今後のスケジュールをたてるために遅刻するらしくてこまちさんは図書委員の用事で既に学校にいるし、かれんさんも企画のためにもう学校にいるわ。それからくるみはココと一緒に行くって言ってたし」
のぞみ「そうなんだ。ココも忙しそうだし、くるみも確か手伝うために一緒に行っているんだね」
りん「流石は護衛係って感じよね」
私とりんちゃん以外全員予定があるみたい。ちょっと寂しいなぁ。
のぞみ「でも、交流会になったら他の友達ができたら嬉しいよ」
りん「まぁね。のぞみが余計なことを言わなければの話だけど」
のぞみ「そ、そんなことないもんっ!」
りん「冗談だって。そこら辺は私がフォローするから」
なんだ冗談かぁ~…。すっかり信じてしまいそうになっちゃったじゃ~ん。
のぞみ「りんちゃんはそういうところが冷たいんだからぁ~」
りん「はいはい、御託はいいから早くバスに乗るわよ」
とりあえず全てはこの後だし、楽しい日になってほしいなぁ~。
~~教室~~
のぞみ「ふぅ~。なんとか間に合ったよ」
りん「今日もギリギリだけどね。まぁのぞみにしては上出来よ」
HRのギリギリの時間に教室に入った私とりんちゃんはすぐに席についた。鞄の中から筆記用具を取り出し、メモできるものも出す。
のぞみ「これから説明するらしいからメモはしかっかりとらないとね」
りん「今日ののぞみはやけに張り切っているわね」
のぞみ「当然、ずっごく楽しみにしていたんだ」
ココ「みんな、席についているかい?それでは、今日行われる学校交流会について説明します」
すると手に大量の紙を持ったココ(ここでは小々田先生)が教室に入ってきて教壇の前に立った。どうやら何かあるようだね。
りん「相変わらず元気よね、ココって」
のぞみ「そりゃ逞しくて賢いからだよ」
ココ「まずはみんなに今回のしおりを配ります。詳しい内容はこの後説明します」
とりあえずみんなにしおりを配ってくれる。あまり難しい内容じゃダメだよ、私はそこまで頭よくないし。
のぞみ「交流会の実施期間は三日間か」
りん「これは益子さんがスクープ撮りまくるかもね」
配られたしおりを軽く目を通すと、色々なことが書いてあった。
のぞみ「レクとかもやるんだって」
りん「どんな内容かはまだ秘密ってことね」
のぞみ「あとは勉強会とかもあるんだけど…」
正直、今回だけはフリータイムな気分でいたかったのに…。
ココ「まずは交流会の目的やその心得を説明します」
ま、いいか。何も問題がなければそれでいいし。まだまだココの説明が続くみたいだしね。