ビューティ「さぁ、こんなアコギな戦いはやめましょう。あなたにもわかるはずでしょう?」
バッドエンドビューティ「うるさい…!お前に何がわかる!(ビシャアア!!)」
私は迷いはしません。どんなことがあっても…!
ビューティ「プリキュア・ビューティブリザードアロー!!(シュバ…!!)」
私の一撃が、バッドエンドビューティの身体を貫きます…。
バッドエンドビューティ「あぁ…わ、私は…」
ポップ「邪悪な意思が、やつを踊らされていたんでござるな…」
ビューティ「ええ。なぜこのようなことを二度も…」
バッドエンドビューティ「お、お前はなぜこうも…」
ビューティ「決まっています。それは五つのバラが私に奇跡を起こしてくれたんです」
アクア「五つのバラ…。さっきれいかがあの花屋で購入したもののことじゃ…」
偶然かもしれませんが、事実かもしれません。私の思いが、そう答えてくれたんだと思います。
ビューティ「人は誰だって惨めで間違いを起こしますが、それを改善する方法を見つけることで可能性が広がります。あなただって本当はこんなことしたくなかったのでしょう?」
バッドエンドビューティ「わ、私は…」
アクア「バッドエンドビューティの様子が変わった…?」
ローズ「それだけじゃない。どうやら欠片やダークアクアも何かを感じたんだわ」
ダークアクア「なんだ、この暖かい心は…」
欠片「どうしたというのだ…。なぜあいつらは…」
彼女だけではく、ダークアクアにも変化を感じてきました。欠片は二人の変化に戦慄しています。
ローズ「どうやら勝負あったようね。大人しく諦めなさい」
ポップ「もうお主の部下は動けないでござる」
アクア「今の内にダークアクアの邪悪な心を浄化させれるわ…!プリキュア・サファイアアロー!!(シュバ…!!)」
ダークアクア「お、おのれぇ…!!(シュウウ…)」
ビューティ「ペガサスよ、彼女の闇を解き放ってください…!」
バッドエンドビューティ「あぁ、私は…。いやぁああああああああ!!(シュウウ…)」
これで彼女達はもう二度と絶望の化身として蘇ることはありません。残すはただ一つ。
欠片「こ、これが希望の力だというのか…!よもやこれほどとは…!」
ローズ「さぁ、あなたもこんな真似はやめなさい…」
欠片「なぜそこまでに…」
アクア「あなたはただ戦いに自惚れただけのエゴ…。そんな勝手な理由で通じると思っては大間違いよ」
ビューティ「そうです。そんなんじゃ幸せになれませんよ…?」
抵抗もできなくなった欠片を囲むようにする私達は、最後の止めを刺そうとしています。
欠片「我は、どこかで間違えたようだな…」
ローズ「ええ。あなたのほかの仲間も一緒よ。憎しみしか生まれない存在が出てきたらやがて世界は絶望に染まるのよ…」
欠片「ならば……」
アクア「あなたの闇を、今ここで断ち切る…」
ビューティ「そしてあなたみたいな存在が二度と現れないために…」
ローズ「邪悪な力を浄化し、希望の光を生み出す神秘のバラを咲かせましょう…」
最後に、ローズが止めの一撃を放ちます…!
ローズ「ミルキィローズ・エコーヒーリングブリザード!!(パァアアア…)」
欠片「…我をここで消滅させることを、悪く思うがいい…」
ビューティ「この光は…」
アクア「ローズ、この技は…」
ローズ「ちょっとこの力を託された人物がいるけど、それは内緒よ」
ポップ「やつがどんどん浄化されていくでござる…」
欠片は神秘のバラで完全に浄化されました…。悲しみという権化が消滅するように…。
れいか「これで、よかったのでしょうか…」
かれん「そうかもしれないし違うかもしれない」
くるみ「けど、これだけでは平和が訪れない。まだまだ油断はできないわ…」
ポップ「それより、避難した人達を呼び戻すのでござる」
戦いが終わったので避難していた人達を呼び戻すことにします。結局、こんなんで終わりなのでしょうか、彼らの怨念が再び生まれることがないといいのですが……。