プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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今回は2話目の出来事ののぞみ視点です。


第3,5話 いつもと違う日常?(のぞみ編)

私は夢原のぞみ。夢に向かって必死に頑張る元気な女の子。って自分で言うのもなんだけど、とにかく私は自分のやりたいことを見つけるために頑張っているんだ。

 

のぞみ「おおおお!!私一人だけ遅れて学校に行く羽目になるとか、みんな冷たいんだから~!」

 

りん「のぞみ!またアンタはドジ踏んで、可愛そうだから待ってあげたんだからね!」

 

のぞみ「りんちゃ~ん!私のために待っててくれてありがとう!」

 

りん「遅刻したら大変だからよ、いつになった学習できるのかしら…」

 

この子は私の一番の親友の夏木りんちゃん。私が小さい頃からの友達でいつも心配してくれるんだ。

 

うらら「のぞみさん、おはようございます。のぞみさんが遅いから私も待ってたんですよ?」

 

のぞみ「うららありがとう~!やっぱり親切だねぇ~!」

 

りんちゃんの後ろから歩いてきたのは私とりんちゃんより一つ年下の春日野うらら。彼女は今テレビで大有名なアイドルで、歌もとても上手なんだ。

 

りん「全くうららもドジっ子なんだからあまりのぞみを見習わない方がいいわよ?」

 

うらら「りんさんそんなこと言わないでくださいよ~!のぞみさんが可愛そうじゃないですかぁ~!」

 

のぞみ「うららは相変わらず可愛いよぉ!」

 

うらら「えへへ…」

 

天真爛漫の笑みを浮かべながら照れるうらら。でもうららもいるということは…、

 

 

 

こまち「のぞみさん、りんさん、うららさん、おはよう」

 

 

 

かれん「のぞみのために待ってあげたのよ?」

 

 

 

のぞみ「こまちさん、かれんさん!」

 

やっぱり真面目な二人も来ていたんだ!ニコニコと挨拶を交わしたのは私達より年上の先輩で小説を書くことが好きな秋元こまちさんと生徒会長で超豪華な所に住んでいるお嬢様の水無月かれんさん。どうやらみんな来てくれたんだ。ってあれ?

 

のぞみ「そういえばくるみは?」

 

かれん「ココのお手伝いをするために一足早く学校へ行ったわ。それがちょっと大変そうで」

 

私が言ったくるみというのは同じ学年の美々野くるみ。本来はパルミエ王国の妖精のミルクが人間の姿になっているの。私に対しては態度悪いけどね…。

 

こまち「みんな揃ったことだし、早く学校へ急ぎましょう」

 

うらら「はい、遅刻したら大変ですからね♪」

 

のぞみ「OK!よ~し、みんなで急ぐよ!けって~い!!」

 

そして私達は一緒に学校へ登校した。さて、今日も素敵な一日にならないかなぁ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ココ「今日はみんなに一つお知らせがあります」

 

何とか学校に間に合った私達はそれぞれの教室へ向かった。私とりんちゃん、うらら、こまちさんとかれんさんとでそれぞれ別れた。そしてHRが始まると私達の仲間のココが教壇の前でお知らせを告げる。普段学校では人間の姿になって教師をやっているんだ。ちなみにその時の名前は小々田先生。

 

のぞみ「お知らせ?」

 

くるみ「そうよ、なにかあるみたいだって」

 

りん「一体どんなことなんだろう?」

 

ココ「明後日行われる他校との交流会のことです。交流校は七色ヶ丘中学です」

 

ココ(小々田先生)が説明すると周りのみんなは大きく盛り上がった。ぶっちゃけ他の学校との交流って滅多にないよね。

 

のぞみ「うわぁ~。あの七色ヶ丘中学との交流会かぁ~」

 

私は思わずウキウキする。もしかして今朝出会ったみゆきちゃんと会えるかも~♪

 

りん「のぞみは結構嬉しそうね」

 

くるみ「まぁあまりない機会だし、別にいいんじゃない?」

 

言い忘れたけど、くるみはさっきココの手伝いから戻ってきて今は眠そうで俯いてるらしい。くるみ、お疲れさん。

 

ココ「その実行委員は生徒会が務めてくれるようなので、今回はパンフレット作りを一時間目の学活の時間に行おうと思います」

 

くるみ「そのパンフレットはさっきココ様と一緒に運んでいたのよ。少しは私の苦労を考えなさい?」

 

のぞみ「なにを~!」

 

りん「二人ともうるさい(ギギギギ…!)」

 

のぞみ「痛い痛い!耳を引っ張らないでぇ~!」

 

 

 

~~閑話休題~~

 

 

 

ココ「以上で朝のHRは終わります。それでは一時間目はパンフレット作りなのでみんなで協力して取り組むように」

 

HRが終わると、ココは教室から出てった。よし、今朝声をかけられなかったから今がチャンス!

 

のぞみ「私ちょっとココに用があるから」

 

りん「遅くなるんじゃないのよ」

 

のぞみ「わかってるって~!」

 

くるみ「全くバカなのぞみね…」

 

 

 

のぞみ「おっはよ~!」

 

ココ「おはようのぞみ。今朝は一緒じゃなくてごめんね。僕も忙しかったから」

 

のぞみ「いいのいいの。それよりちょっと聞きたいことがあるの」

 

ココ「どうしたの?なにか悩みでもあるのかい?」

 

私は思っていたことをココに告げる。

 

 

 

のぞみ「七色ヶ丘中学って…何?うちの町にあったっけ?」

 

 

 

うん。これが私の本音でございます…。

 

 

 

ココ「おいおい、そんなの誰だって知ってるよ?まさかもう忘れちゃったの?」

 

のぞみ「違うよ!本当にわからないから言ってるの!」

 

全力で思ったことをぶつける私。実は昨日うろ覚えでしかわからなかったんです。

 

ココ「のぞみが七色ヶ丘中学を知らないとかこれは笑っちゃうなぁ~」

 

のぞみ「笑わないでよぉ~!(しくしく)」

          ・・・・

ココ「だってそんなの最初からこの町の近くにあったんだよ?」

 

のぞみ(え…?最初から?確か元はなかったはず…)

 

今のココの言葉に思わず目を疑う私。考えてみたら一週間程前はフローラさんがいるキュアローズガーデンで茶話会をしていたんだけど…。その二日三日前はエターナルと戦ってたんだけど、まさかそんな夢のような場所なんてないよね…?

 

ココ「でも昨日は『七色ヶ丘中学って魅力的だよねぇ~!』って言ってたじゃないか。そう考えると今日ののぞみは変だなぁ」

 

のぞみ「だって~…。本当にわからないんだもん…」

 

ココ「しょうがないなぁ~…。よし、のぞみに一つ頼みがあるんだ」

 

のぞみ「何!?美味しい食べ物を食べさせてくれるの!?」

 

ココ「違うよ、届けて欲しい物があるんだよ」

 

突然ココは張り切った顔で私を諭す。届けて欲しい物?なんだろう…?

 

ココ「実はHRの時言い忘れちゃったんだけどこの企画書が入った封筒を七色ヶ丘中学に届けて貰いたいんだ」

 

のぞみ「企画書?」

 

もしかして交流会の企画書なのかな?

 

ココ「そう、この中には大事な企画が書いてあるんだ」

 

のぞみ「見てもいい!?」

 

ココ「ダメ、これは厳重な書類なんだから。関係者以外閲覧するなって理事長が仰ってたんだよ」

 

のぞみ「でもなんでココが持ってるの?」

 

ココ「さっき理事長から託されたんだ。本当は僕が届けようと思ってたんだけど、ちょっと外せない仕事ができちゃってさ」

 

ココが持ってる茶色い封筒には『七色ヶ丘中学校 交流会企画書』って書かれている。おそらく重要なことが書いてあるんだよね。

 

のぞみ「それをどうして私に?」

 

ココ「のぞみならなんとかなると思って」

 

のぞみ「それだったらこまちさんやかれんさんに任せた方がいいんじゃないの?」

 

ココ「贅沢言わない。こまちとかれんは生徒会での進行に手を患ってるからね」

 

やっぱりこまちさんとかれんさんは忙しくて無理かぁ…。

 

のぞみ「それで送り主は誰なの?」

 

ココ「そうだなぁ…。確か向こうの生徒会長の青木れいかさん宛てに送る予定らしいけど」

 

のぞみ「その子って私とどれくらい?」

 

ココ「多分のぞみと同い年だったはず」

 

顎に手を当てながら悩みだすココ。はぁ…、どうしても私が行かないとダメなんだね…。

 

のぞみ「わかったよぉ~…。私が行くよ」

 

ココ「ありがとう。その代り美味しい物をのぞみにごちそうさせてあげるよ」

 

のぞみ「合点招致!!」

 

ココ「のぞみはその話になると張り切るんだねぇ…。じゃあ頼むよ、それと地図を渡しておくから」

 

私はココから企画書が入った封筒を受け取り、地図も手に取り出して七色ヶ丘中学校へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~数分後~~

 

 

 

のぞみ「あぁ~…。やっぱり道のりが険しいなぁ…」

 

ココから地図を渡されたんだけどやっぱり遠い。ちなみにりんちゃんとくるみには事情を説明してあるから大丈夫。

 

のぞみ「でも一人じゃ無理かも…」

 

 

 

???「どうしたの?そんなところで座り込んで」

 

 

 

のぞみ「あなたは、まどかさん!?」

 

すると私の前に現れたのはこまちさんのお姉さんである秋元まどかさん。でもどうしてまどかさんが…?

 

まどか「何?学校の最中に中抜け?それは大胆ね」

 

のぞみ「違うんです!これには深いわけが…」

 

 

 

~~事情を説明中~~

 

 

 

まどか「なるほどね。それで道に迷ったってことね」

 

のぞみ「迷ってがいないですねど…」

 

まどか「疲れすぎて何を言ってるのかわからないわね」

 

思わず言葉の整理がつかなくなってしまう。私だって必死なのに~…。

 

まどか「しょうがないわね。だったら私が送ってってあげる」

 

のぞみ「いいんですか!?」

 

まどか「淡い妹の友達だから放っておけないわよ」

 

のぞみ「ありがとうございます~!」

 

やった~!まどかさんに送ってもらえる!

 

まどか「じゃあ行きたい場所の地図をちょうだい」

 

のぞみ「はい!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~バイクで移動中~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

のぞみ「ありがとうございます!本当に助かりました!」

 

まどか「いいのよ。また困ったことがあったらいつでも言うのよ。それじゃ私はこれから用があるからこれで失礼するわ」

 

まどかさんに別れを告げ、私は封筒を一刻も早く届けることにした。

 

 

 

ドオオオオン!!

 

 

 

のぞみ「何?今の地震は…」

 

突然地震が鳴り響いた。一体何があったんだろう?

 

のぞみ「よし、原因を突き止めるぞぉ~…」

 

私はおもいっきって前に突き進んだ。何があったかは知らないけど私が見過ごさないんだから!

 

 

 

~~そして現在に至る~~

 

 

 

ドリーム「大いなる、希望の力!キュアドリーム!!」

 

ハッピー「キラキラ輝く未来の光!キュアハッピー!!」

 

 

 

L「そろそろ始めようよ。楽しいゲームを」

 

ゲームだかなんだか知らないけど、悪いことは許さないんだから!!


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