プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第38話 心の形

ウェイトレス「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」

 

れいか「二名です」

 

ウェイトレス「それでは、あちらのカウンター際の席へどうぞ」

 

 

 

一息つくために、私達は近くの喫茶店でお茶をすることにします。そういえばポップはいつになったら戻ってくるのでしょうか?

 

 

 

かれん「ここの喫茶店、最近オープンしたらしいわよ」

 

れいか「結構素敵な場所ですね」

 

店中を見渡すと、とてもお洒落な空間です。こういう日にくつろぐのは悪くないですね。

 

 

 

ウェイター「ご注文はお決まりでしょうか?」

 

 

 

ここでウェイターさんが注文を伺いにきました。さて、メニューは…、

 

 

 

かれん「私はチョコモンブランとアイスティーで。ミルクとガムシロップは結構よ」

 

れいか「私はマドレーヌとレモンティーでお願いします」

 

ウェイター「ご注文を繰り返します。チョコモンブラン、アイスティー、マドレーヌ、レモンティーがそれぞれお一つずつでよろしいでしょうか?」

 

れいか「はい」

 

 

 

それぞれ注文したいメニューをお互いに告げます。

 

 

 

ウェイター「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」

 

 

 

あとは品が来るのを待つだけですね。

 

 

 

かれん「ねぇれいか、こうしてお茶するのって結構楽しいのよ」

 

れいか「わかります。私も時々親友と一緒にお茶する時があります。とても楽しいものでした」

 

かれん「私にも、大切な親友達がいるの。その一人はいつも私を支えてくれてるの」

 

れいか「どんな人ですか?」

 

かれん「誰にも負けない意思があって、ひたすら前向きな娘よ。その親友は小説家を目指しているのよ」

 

かれんさんの親友の特徴を聞く私は関心するように安堵します。

 

れいか「小説ですか…。それは自分の想像から生まれる物語ですね」

 

かれん「ええ。どんなにつらいことがあってもめげずに自分の意思を貫き通すのよ。私はその娘といると、心が落ち着くのよ」

 

れいか「かれんさんはとても友達思いなんですね。私にも同じような親友がいます」

 

するとここで丁度よく品物が来ました。

 

 

 

ウェイター「お待たせいたしました。チョコモンブランとアイスティー。それからマドレーヌとレモンティーでございます」

 

 

 

かれん「とりあえず、まずは食事にしましょうか」

 

れいか「はい、そうですね。続きはまた後にしましょう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~十分後~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かれん「このモンブラン、とても美味しいわよ。一口食べてみる?」

 

れいか「ありがとうございます。それでは(あむっ)」

 

 

 

少し時間が経過したところでかれんさんのモンブランを頬張る私。味はとても美味しいです。

 

 

 

れいか「ビターがとてもアクセントを効いてますね」

 

かれん「それじゃ、れいかのマドレーヌを一口いただくわ(ぱくっ)」

 

 

 

そしてお返しとして私のマドレーヌをかれんさんが一口頬張ります。

 

 

 

かれん「うん、オレンジの風味がいい感じね」

 

れいか「この味だと、私も作れそうな気がします」

 

かれん「そうね、もしよかったら今度れいかとその親友にケーキをごちそうしてあげる。その時はちゃんと私が振舞うわよ」

 

れいか「と、とんでもありません…。別にそこまでのことでは…」

 

かれん「あら?もう私達は親友じゃない。遠慮なんていらないのに」

 

私のあどけなさを気にせず、かれんさんが答えてくれます。ちょっと、鈍感さが出てきてしまいました……。

 

れいか「親友、ですか…。なんだかかれんさんと気が合うような感じがします」

 

かれん「私も同じ考えよ。れいかはなんでも親切な気がするから」

 

お互い笑みを浮かべながらお茶を飲んでいると…、

 

 

 

客人「大変だ!向こうで爆発の音が聞こえてきたぞ!」

 

 

 

かれん「なんですって!?」

 

れいか「何かがありそうですね…。行きましょう!」

 

 

 

お客さんの一人が慌てるように報告をしてきました。早く喫茶店と外の皆さんを非難させないと、大変ですね…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~噴水付近~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「どこにいる…?」

 

 

 

かれん「この騒ぎの張本人はあなたみたいね…!」

 

れいか「なぜこのような真似をするのですか!」

 

 

 

???「…お前達は…。キュアアクアにキュアビューティか…」

 

 

 

かれん「なぜ私達のことを!?」

 

れいか「あなたは何者ですか!」

 

 

 

???「我は…ネオフュージョンの欠片…。お前達プリキュアを抹殺するために生まれた存在……」

 

 

 

ポップ「れいか殿~!!無事だったでござるか!(ダッダ!!)」

 

 

 

れいか「ポップ!?」

 

 

 

騒動の元凶を確認すると、その相手は銀色の身体をした謎の物体。いかにも奇妙な生命体のようですね…。

 

 

 

かれん「どうやら、あなたをここで倒すしかないようね」

 

ポップ「気をつけるでござる!そいつは今まで見たことのない相手でござる!」

 

れいか「なんとなくそんな気がしました…。かれんさん、行きますよ!」

 

 

 

欠片「我を倒せるのなら、やってみるがいい……!」

 

 

 

かれん れいか「「そうはさせないわ(ません)!!」」

 

 

 

相手が体勢を整えるように私達に近づきます。ちなみにガーデンの皆さんは既に非難しているようで無事でした。

 

 

 

ポップ「頼むでござる…!」

 

 

 

そして私達は何かを取り出し…、

 

 

 

かれん「プリキュア・メタモルフォーゼ!!」

 

 

 

れいか「(レディ?)プリキュア・スマイルチャージ!!(ゴー!ゴーゴーレッツゴービューティー!)」

 

 

 

掛け声とともに、青い光に包まれます。そして徐々に姿を変えていきます。

 

 

 

アクア「知性の青き泉!キュアアクア!!」

 

 

 

ビューティ「深々と降り積る清き心、キュアビューティー!!」

 

 

 

欠片「あれが伝説の戦士、プリキュアか…」

 

 

 

その姿こそが、伝説の戦士プリキュア。どんな相手でも必ず勝つのが私達です…!

 

 

 

アクア「あなたの好きにはさせないわ!」

 

ビューティ「私達が止めます。さぁ、覚悟なさい!」

 

 

 

そして、私達の平和をかけた戦いが今幕を開けます……!


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