れいか「さて、私はそろそろ自分の用を済ませないと」
ポップ「れいか殿、これからどこにいくのでござる?」
れいか「あ、ポップ。ちょっと用事がありまして」
ポップ「なるほど。今日はみんな一緒ではないのでござるな」
れいか「はい。みなさんはそれぞれ個人の用があります。さっきまであかねさんとなおで食事をしていました」
ポップ「みゆき殿とやよい殿はそうされたでござる?」
れいか「二人とも既に予定がありまして。今は私一人だけです」
ポップ「拙者も丁度暇だったので今日はれいか殿と過ごしてもいいでござるか?」
れいか「はい、勿論です」
やはり、みんながいないとかなり変わってしまいますね……。
私の名前は青木れいか。七色ヶ丘中学の生徒会長を務めています。明日は他校との学校交流会ということで休日を利用して企画を考えていたところなんです。けれどもそのアイディアの何かが足りなくて今はそれを探しに行こうと考えています。果たして私の考えに足りないものは一体なんでしょうか…?
ポップ「それで、どこへ向かうつもりでござる?」
れいか「気晴らしにお花を見に行こうと思っています。そういえばキャンディもいませんね」
ポップ「キャンディはみゆき殿と一緒にいるでござる。随分と楽しそうでござる」
歩道を歩きながら会話する私とポップはのどかな青空を眺めています。ちなみにキャンディはみゆきさんと一緒だそうです。
れいか「綺麗な青空ですね」
ポップ「まさにその通りでござる。入道雲も流れるように進んでいるでござる」
れいか「青空…。なんだか私の道にピッタリですね…」
ここで私は目を閉じながらあることをイメージします。青い空の先に浮かぶものを想像して、見えたものはなにかを考えます。
れいか(……今私に見えてるもの。その先に浮かぶものは……)
…?これは……。
ポップ「どうしたでござるれいか殿?」
れいか「あ…。ちょっと目を閉じて風に当たってただけです」
今私に見えたものは一体……。
ポップ「厳つい顔をしてるように見えたでござるが…」
れいか「いえ、なんでもありません。それよりそろそろお花を見に行きましょう」
ポップ「承知した」
正気に戻るように我に返った私はなんとか誤魔化します。やはり今見えたのはなんだったんでしょうか…。多分私達以外に誰かがいたような……。
~~近くのガーデン~~
ポップ「ここみたいでござるな」
れいか「そうなんです。ここの地域では結構有名な某所なんですよ。気に入ったお花を買うこともできますし」
目的地に到着すると、私達は早速辺りを見渡します。どうやらここは月に一度のフェスティバルが開催されているんだとか。
ポップ「周りはなかなか素敵だと思うでござる」
れいか「ちょっと散策しちゃいますか。それからみなさんにお花を買ってあげます」
お土産がてらにみゆきさん達にお花を買ってあげることにします。でもまずは一回り巡ります。
???「…キュアは、我が…倒す……」