私とキュアエコーは謎の脅威に立ち向かうため、共に行動している。一体何が狙いなのかしら…。
ローズ「どうやら景色が怪しくなってきたわ」
エコー「何かが、来るかも……」
必死で警戒するが、どうしても身体中の震えが止まらない。前に進む程次第に景色が真っ黒に染まっていく。この憎悪は今まで感じたことのないものだった。
???「…おす、……キュアを、倒す……!」
ローズ「そこね、だぁああああ!!(バシュ!)」
エコー「当たってない…?」
すると背後から謎の物体が現れた。私はそれに気づき攻撃をしたが、何も当たった感覚もなかった。
ローズ「何がどうなってるの…?」
エコー「後ろよ―――ああああ!!」
???「倒す…。プリキュアを、倒す……」
エコーが攻撃を受けてしまい、目の前に謎の物体の姿が見えた。
ローズ「やっぱりアンタね。何が狙いなのよ」
???「我は…、ネオフュージョンの欠片…。そして、プリキュアを全員抹殺するのが……、我の役目……」
エコー「ネオフュージョン…?」
エコーが不振を抱くように呟く。私もそのネオフュージョンとやらを聞いたことすらない。
欠片「ミルキィローズにキュアエコー…。ここが貴様らの墓場となる…」
ローズ「私達の力を知らないアンタには負けはしない!はぁあああ!!(ドン!)」
欠片「無駄だ、貴様らの技など既に研究済み…。ふん…!(スバッ!!)」
エコー「人間の姿に変わった!?それとなんて素早い攻撃なの…!?」
ローズ「くっ!このままじゃ拉致があかないわ、ミルキィローズ・メタルブリザード!!(ボォオオオ!!)」
なんとか強力な一撃を放つことができた。これで倒せるはず…!
欠片「我にそんな攻撃は通用しない…。もはや勝ち目などない…(ボォオオオ!!)」
ローズ「うぅうう…!!まだ、終わりじゃない!(ドゴォオオン!!)」
しかしやつには少しも効いてなかった。でも、ダメなら別の方法を見つけるだけよ!
エコー「私も手伝うわ、はぁああああ!!(ドン!)」
欠片「キュアエコー…。貴様は只者ではなさそうだ、ここで息絶えるがいい…!(スバァ!!)」
エコー「きゃああああああ!!」
ローズ「エコー!!よくも、てやぁああああ!!(ドドドドドド!!)」
欠片「無駄なことだ…。我を倒すなど甘い考えだ…!(ギィン!!)」
再びエコーがダメージを受けてしまう。そして私も必死で反撃を行うが、やつに傷一つつけられない…。
欠片「あとは貴様だけだミルキィローズ。大人しく絶望を受け入れるがいい…」
ローズ「そんなわけ、ないでしょ!!」
エコー「ローズ…?」
欠片「ほう…。まだ抗うか、このネオフュージョンの欠片なるこの我に」
ここで諦めるわけにはいかない。この世界を闇に染めないために…。
ローズ「どんなことがあっても、アンタみたいなやつなんかに世界を滅ぼされてたまるもんですか!」
エコー「私も同じよ…。みんなの笑顔を取り戻すために、戦っているのよ!」
どうやら私とエコーの思いは一緒だった。それに、なんだか心が暖かい。力もみなぎってくる。
ローズ「行くわよ、エコー」
エコー「ええ、行きましょうローズ!」
欠片「ならもう一度かかってくるがいい。今度こそ貴様らを葬ってやる…!」
私達の決意を受け止め、再び立ち向かう。世界を滅ぼそうとする相手に負けないために……!