ミント「これで突破できたわ、あとはあなただけよ!」
マーチ「さぁ、早くナッツを返しなさい!」
L「でもまだウザイナーが残っているよ、そいつを倒さないと君達の勝ちじゃないからね」
なんとか扉を破壊できた。でもまだあの怪物が残っていた。油断はあってはならない。
ミント「やぁあああ!(ドン!)」
ウザイナー「ウザイナー!(バシュ!)」
L「とっておきの一撃を見せてあげるよ、やっちゃって!」
マーチ「そんなの、やらせない!(ガッ!)」
ウザイナー「ウザイナー!(ボボボボ!!)」
お互いが打撃攻撃をお見舞いするが、怪物に相殺されてしまう。だが…!
ミント「強行突破よ、エメラルドフルーレ!」
マーチ「気合と根性でカバーだ!プリンセスキャンドル!」
力尽きない限り、私達は絶対何度でも立ち向かってみせる!
ナッツ「二人の強い思いが伝わってくるナッツ」
L「これが、予測のできないシンクロだっていうのか…!?」
ミント「はぁああああ!(ガキィイイン!!)」
ウザイナー「ウザイナー!!(ドゴォオン!!)」
ナッツ「やったナッツ!」
ミント「今よマーチ!」
ミントの一撃で完全に動けなくなった怪物。あとは私が!
マーチ「折角の癒しの一日をぶち壊そうとするなんて、絶対に許さない!プリキュア・マーチシュートインパクト!!(バァアアン!!)」
L「く!ウザイナーが…!!」
私の一撃が、怪物を浄化した。これでナッツが開放される。
L「今回は君達の勝ちだよ、約束通り妖精君は返すよ。だが次はこうはいかないよ(バッ)」
ミント「あ!逃げられた…」
Lと名乗る男はそう言い残し、姿を消した。果たしてあいつは何者なんだろうか…。
ナッツ「助かったナッツ」
ミント「よかった、ナッツさんが無事で…(ホッ)」
マーチ「もう大丈夫だよ。怪我はない?」
私達はすぐにナッツの元へ向かったが、どうやら無事だったみたい。
ピンポンパンポン…
アナウンス『まもなく、閉館時間です。お忘れ物がございませんようお支度ください』
ここでアナウンスが鳴り響いたので速やかに場所を移動する。
~~数分後~~
なお「本当によかった。無傷だったもん」
ナッツ「済まなかったな。こんな俺を庇ってくれて」
こまち「謝る必要はないわ。むしろ私達の方が大丈夫よ」
遊園地を後にして、さっきの公園に戻ってきた私達。もうすっかり夜だ。
ナッツ「とりあえず、お前達の言葉は間違いじゃなかったようだ」
こまち「どういうこと?」
ナッツ「自分が大切にしていることを胸に刻み込んでいるから、俺も決心できたのかもしれない。特になおの言葉に気づかせられたんだ」
頷くように安堵するナッツに、私は思わず涙を溢した。
なお「なんだか嬉しい…。結局私が励まされていたみたいかも。ナッツには私の気持ちが伝わっていたんだね」
こまち「嬉しくて涙が止まらないみたいね」
ナッツ「そうだ。なお、最後に連れて行きたいところがあるんだ。少しいいか?」
なお「え?」
嬉し涙を溢す私にそっと撫でてくれるナッツはある頼みをした。連れて行きたいところってどこかな?
こまち「じゃあ私はここで待ってるわ。なおさん、伝えたいことをはっきり言うのよ」
なお「私がナッツに伝えたいこと…?」
ナッツ「こまち、あまり長居はしない。すぐに終わる」
ナッツがそう言い残すと、私の手を握ってとある場所へと移動した。でも、ナッツに私の思いは通じるんだろうか……。