マーチ「そんな…、私の攻撃が通用しないなんて……」
L「どうやら打つ手が少なくなってきたようだね。これじゃ助けられないよ?」
ウザイナー「ウザイナー!」
ミント「あの敵もなんとかしないといけないようね…」
私の攻撃すら通用しない扉に思わず挫折してしまう。これもあいつの企てのようだ…。
ナッツ「このまま時間が過ぎると二人が危ないナッツ…。どうすればいいナッツ…」
マーチ「まだ、やれる…」
ミント「マーチ?」
L「おや?これで諦めたんじゃないの?」
マーチ「諦めてなどいない!」
ナッツ「ナッツ…?」
それでも、私は立ち上がった。何かを成し遂げるまでは断念しないと私の心がそう告げているのだから。
マーチ「私は、今日新たな発見をした。それは安らぎだっていうことを」
ミント「……」
L「安らぎ?そんなのただの戯言じゃないか」
マーチ「その意味をこまちさんから学び、そしてその感覚を体感した。ただ真っ直ぐに突き進むだけではなくて時には癒しの気持ちを高ぶることも大事だって感じた…。勿論こまちさんだけじゃない、ナッツもその気持ちを教えてくれた。お互いの気持ちこそがその先の未来に繋がってゆくから、私が学んだことが自分自身の心が強くなるんだから。それが、私にとっての安らぎ…。だから、その気持ちを理解しようとしないアンタなんかに負けたりはしない!」
ナッツ「わかるナッツ、マーチの気持ちが…」
L「どうやら口で言ってもわからない娘だね。ウザイナー、二人を葬るんだ!」
ミント「扉を開けてしまえば敵の攻撃を受けてしまう。それでも立ち向かうわ!」
全力で思いをぶつける私と闘志を燃やしながら立ち向かうミント。まだまだ終わりたくない!
マーチ「はぁああああああ!!(ドドドドドド!!)」
ウザイナー「ウザイナー!(ガァン!)」
ミント「うぅうう!でもこれくらい、てやぁあああ!(ガシャン!)」
L「そろそろ時間切れになりそうだよ?」
退屈そうに教えてくるLだが、そんなことなど気にする余地もなかった。
マーチ「この扉が壊れるまで、攻撃をやめない!(ドン!!)」
ナッツ「頑張れナッツ!」
ミント「私もマーチと同じくらい本気を出すんだから!(ドン!!)」
何度も何度も攻撃を繰り返す私達。ところが…、
マーチ「うぅ…!腕に、傷が…」
ミント「大丈夫!?」
私の両腕がそろそろボロボロになってくるようだ。だけどそんなの関係ない…!
マーチ「私はまだいける。ここで脱出しないとナッツに顔を振り向けないからね」
ミント「そうね、ナッツさんのためにもうひと踏ん張りしましょう!」
L「賢しい娘達だ…。だけどもうすぐ時間切れだよ」
マーチ「それはどうかな?ペガサスよ、私に力を!!(ピキィン!)」
ここで私はプリンセスキャンドルを出してプリンセスフォームへと変身する。
マーチ「プリキュア、プリンセスフォーム!!」
ナッツ「この姿は…」
L「プリンセスフォーム…!」
ミント「すごいわ!そんな力を持っていたなんて!」
そしてキャンドルにデコルをセットする。っていうか、こんな技をいつの間にか習得していたなんてね…。
マーチ「これで貫く!マーチインパクトナックル!!(バゴォン!!)」
すると今までびくともしなかった扉が簡単に破壊できた。
L「まさかビックリ…」
ナッツ「これで二人が解放されるナッツ!」
ミント「やったわねマーチ!」
マーチ「はい!あとはあの怪物だけです」
さぁて、最後の一仕事と行きますか…!