ジコチューに漫画の世界へと連れられている私とピースは準備を万端にしています。ここからは気を引き締めて行くしかないようですね…!
~~ジコチューの漫画の世界~~
レモネード「…?ついたのでしょうか…?」
ピース「多分そうだね…」
気が付くと、そこには少し大きな孤島に辿り着いたようです。なんだか無人島って感じがしますね。
H『無事に辿り着いたかしら?それじゃ定刻通り、お宝探しの始まりよ。ルールは簡単。この島のどこかにある脱出するための鍵と五色の水晶玉がある。それらを見つけることができたらあなた達の勝ちよ。但しそれができなかったらあなた達の負け。そして二度と元の世界に戻れなくなるってけ』
余裕を見せるようにルール説明するHに私とピースは首を傾げてしまいます。ルールはなんとなくわかるんですが…、
レモネード「ちなみに質問しておきたいんですけど、水晶玉がないと鍵を手に入れられないってことですか?」
試にそう質問してみます。ただ単純ってわけでもないのはよくわかると思うんですよね。
H『察しがいいわね。その通りよ、五色の水晶玉がないとこの島から脱出するための鍵は手に入らない。それに水晶玉を入手するにも厳しい困難があると思うわ。多分一筋縄ではいかない相手だと思うかしらね。まぁせいぜい頑張ることね』
ピース「それに地図とかはないの?」
H『地図なんて存在するわけないでしょ?あなた達の知恵と勇気でどうにかしなさい。それじゃあゲーム開始よ、制限時間は日没の午後六時半まで。それまでにクリアするのよ』
そう言い残すと、Hとの通信はすぐに途絶えてしまいました…。あの娘は一体何者なんでしょうかね…?
レモネード「待っていても時間の問題ですし、早く行きましょう!」
ピース「ええ!私も血が滾るよ♡(キラキラ)」
ピースが異常に目を輝かせているようですね。よし、私も負けないようにしないと!
~~孤島の森林付近~~
まず目指したのはこの島の近くの森林付近。多分ここにありそうだと私は思いますけど…、
ピース「レモネード、私にいい考えがあるよ」
レモネード「なんですか?」
ピースが何かを取り出したようです。これって…、
レモネード「これダウンジング棒ですね。これで探すというわけですね」
ピース「昔ママからそういう話を聞いた覚えがあってね…(テヘヘ)」
咄嗟に取り出したのはダウンジング棒でした。これなら宝物を見つけられるってわけですね!
ピース「じゃあ、コホン…。レモネード君、私についていきたまえ!」
レモネード「はい、キュアピース隊長!」
準備を整えましたので、早速水晶探しを開始しま~す!
レモネード「楽しい楽しいた~ん~け~ん♪」
ピース「な~にがで~るの~かウキウキだ~♪」
歌を歌いながら水晶玉を探す私達。まぁすぐに見つかりますよ、簡単です!
ピース「レモネード君、何かを察知したようだ!(キュイイイン!)」
レモネード「はい、なんでしょうか!」
第六感を発動したピースが何かを捉えたようです。早くも一つ目の水晶玉発見ですか!?
ピース「ごめん、ただの空の缶詰だった…」
レモネード「そんなぁ…。見つかった予感がしましたのに…」
どうやら水晶玉ではなく、完食済みの缶詰だったようです。やっぱりそう簡単にはみつかりませんね。
ピース「済まない…。次こそはちゃんと見つけてみせる!」
レモネード「ピース隊長かっこいいです!」
でもまだ引き下がるわけにはいきません!次行ってみましょう!!
~~数分後~~
ピース「ダメだ…、これも違う」
レモネード「まだまだですよ!次行きましょう!」
~~数分後~~
ピース「うぅ…」
レモネード「あわわ…」
~~一時間後~~
ピース「うわぁあああああん!!やっぱり私だけじゃ無理だよぉおおおお!!(シクシク)」
水晶玉を探すこと一時間後、ピースはついに自暴自棄に陥ってしまいました…。
レモネード「やっぱりその棒では見つけられないみたいですね…」
ピース「うぅ…これじゃあ時間の無駄だよぉ…」
レモネード「泣かないでください。まだ時間はありますし」
ピース「そうだね。私もう泣かないからね!」
元気を取り戻したピースは早速立ち直りました。どうやら悔しかったみたいですね。となると私はピースをサポートしながら頑張るだけです!
レモネード「今度こそ見つけますよ!」
ピース「OK!全力で探すだけだから!」
ダッシュしてすぐさまに探索する私達。すると、
レモネード「きゃあ!(ドン)」
ピース「大丈夫!?」
何かに躓いてしまいました。一体何に躓いたんですか…?
レモネード「これって石版じゃないですか」
ピース「本当だ、でもどうしてここに…」
私が躓いた物の正体は謎の石版のようです。やっぱり何か関係あるみたいです。
レモネード「何か書いてあります」
ピース「どれどれ…」
内容が気になりますね…。これは謎間違いなしですね。
赤色の水晶玉を手に入れたいのであればここから先の数メートル離れた遺跡に入るがいい
レモネード「数メートル離れた遺跡?」
ピース「あそこじゃないかな?」
ピースが指刺した方角に振り向くと、そこには木に覆われた遺跡が聳え立っていた。
レモネード「どうやらあそこにあるみたいですね。行きましょう!」
ピース「わかったわ!」
よし、早速潜入捜査の開始ですよ!!
H「さぁ、第一の試練の開始よ……」