突如、謎の存在であるHと名乗る少女が私達に勝負を挑んできた。しかもジコチューという知らない敵が現れてまさに未知の展開かも。
H「あなた達にはちょっとばかり仕置きが必要みたいね。ジコチュー、やってしまいなさい!」
ジコチュー「漫画を読みたいぞー!」
レモネード「漫画を大切にしない気持ちを感じますね。ピース、どうします?」
様子を窺うように体制を整えるレモネードは何か作戦を要求してきた。でも私はそこまでの頭脳が早く働かないと思うんだけど…。
ピース「どうしよう、まだわからないよ…」
H「あら、何を血迷っているのかしら?仕方ないわ、あなた達には漫画の世界に入ってもらうわ(パチン)」
ヒュウウウ…!!
レモネード ピース「「わぁああああ‼︎」
すると迷っている隙に私達はジコチューに吸い込まれてしまい、辺りが真っ暗になってしまった。
レモネード「ピース、大丈夫ですか?起きてくださいよ…!」
ピース「……ここはどこなの?」
気がつくと、なんだかアメコミ風な景色が空一十に広がっていた。これはこれで新鮮だけど少し不気味に感じる。
H「ようこそ、ゲームの世界へ。今から楽しいゲームの時間よ」
ピース「どういうこと?」
嘲笑うかのように私達を見下ろすH。何をするんだろう…?
H「さぁ、始めるわよ。今からあなた達はお宝探しをやってもらうわよ」
レモネード「え?どうしてですか?」
H「あなた達のあざとさを確かめるためよ。もちろん、簡単とは言わせない」
ピース「よくわからないかも…」
あの人の言っていることが何一つ理解できない……。やっぱりこの勝負やめにしたい、でもそれだと観客の人達が危ない。ここは戦うしか方法はない。
ピース「いいわよ。その挑戦受けてあげる」
レモネード「ピース、やっぱり受けるんですね」
ピース「ええ、私だっていつまでも弱虫じゃない。それに探検なんて楽しそうだしね」
H「いい度胸ね。わかったわ。ジコチュー、やりなさい」
Hと名乗る少女はジコチューに指示を下す。そして、
ジコチュー「お宝探しへいってらっしゃい‼︎」
ジコチューは自分の身体を本のように開いて私達をゲームの世界へ引き寄せた。さて、これが吉と出るか凶と出るかの瀬戸際だね……。
レモネード(お宝探しなんて楽しそうですね、ワクワクしてきました!)
ピース(でも油断はできないよ。向こうも何を仕掛けてくるかわからない。だから一緒に力を合わせよう)
レモネード(はい、私も頑張りますよ!)
そして準備を整えて、お宝探しの場へ向かうことにした。よし、私達の意地をここで見せてあげるんだからっ‼︎