プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第187話 集まれ、愛よ④

ラブリー「まだこれで終わりじゃないと思う、まだ…」

 

 

 

ブロッサム達のところへ戻ってきた私達は少し落ち着つくように深呼吸する。が、安心するのは早い。

 

 

 

アンラブリー「そろそろ決着をつけようじゃない。どちらがプリキュアとしての素養があるかね」

 

ラブリー「もうやめようよ。こんなことを」

 

ブロッサム「あなたもこの戦いが無意味だと気がつかないんですか」

 

Dプリキュア「私は私の意思で戦ってるだけだ。指図される筋合いはない」

 

ブルー「ファントムは既に戦力を損失済みだ。君は悲しくないのかい?」

 

 

 

私達を警戒するように再び刃を向けるダークプリキュアとアンラブリー達。何をどうするのかは勿論決まっている、相手全員を無力化させるだけだ。

 

 

 

ブロッサム&ラブリー「「…?」」

 

マリン「どうしたの?」

 

ムーンライト「見て、ハートキャッチミラージュが光ってるわ」

 

フォーチュン「シャイニングメイクドレッサーも」

 

ブルー「一体何が起きているんだ…」

 

 

 

すると突然それぞれの持っているアイテムが同時に光り出した。え?何がどうなって…?

 

 

 

アンラブリー「あの忌々しい光、心が歪む感覚…!」

 

リボン「奇跡ですわ~!」

 

プリンセス「どういうこと?」

 

ブルー「おそらくはみんなの強い絆が応えてくれたんだ、僕でも信じられないことだ」

 

マリン「なんてご都合主義っ!?」

 

サンシャイン「だけど、諦めない心と、」

 

ハニー「最後まで貫く闘志と、」

 

ムーンライト「仲間を想う意思と、」

 

フォーチュン「かけがえのないものを手にして、」

 

ブルー「世界を愛に満ちていく者が強いんだ」

 

 

 

様々なことを経て得た奇跡、どんな時でもそうだった。そう、これは間違いなく本物だ。

 

 

 

Dプリキュア「そんな小細工すぐに消してしまえ」

 

アンラブリー「倒す倒す倒す。行くよ」

 

ブルー「みんな、この勝負に終止符を打つんだ!」

 

ブロッサム「はい!私達の明るい未来のために!」

 

ラブリー「そして、世界に愛を広げるために!」

 

 

 

この一撃に、全てをぶつける…っ!!

 

 

 

ブロッサム一同「「「プリキュア・ハートキャッチオーケストラ!(パァァァ…!)」」」

 

アンラブリー「こっちにも合体技があるの」

 

ブルー「気をつけるんだ!」

 

ブロッサム「大丈夫ですよブルーさん、必ず成功させてみせます」

 

 

 

まずはブロッサム達が技を放つ。その直後にアンラブリー達も一斉に放たれた。

 

 

 

アンラブリー一同「「「プリキュア・ディーププリフィケーション!(ゴゴゴ…!)」」」

 

ブロッサム「今です!」

 

ラブリー「わかった!みんな!」

 

プリンセス「あいよ!」

 

ハニー「ええ!」

 

フォーチュン「いつでもいいわよ!」

 

リボン「集まれ、愛の光!」

 

ぐらさん「高まれ、イノセントな思い!」

 

ラブリー「輝け!」

 

ラブリー一同「「「シャイニングメイクドレッサー!」」」

 

 

 

ブロッサム達が出した一撃が私達を守り、その間に私達も最大技で応戦する。相手も相当協力だが、こちらも負けてはいられない。

 

 

 

ラブリー一同「「「プリキュア・イノセントプリフィケーション!(ビュン、ビュン!)」」」

 

 

 

このチャンスを、無駄にはしない…!!

 

 

 

一同「「「いっけぇええええっ!!」」」

 

アンラブリー「私達が負けるわけが―――えぇ!?」

 

ブルー「そのような力では、一生勝てはしない。例え力で押しても」

 

アンラブリー「折角ここまで来たのに…ご主人様ぁ…!」

 

ラブリー「そんな憎しみのために使う力は…ラブじゃないっ!!」

 

アンラブリー「あぁああああああっ!!」

 

 

 

絶大なるパワーの前に、アンラブリー達は一斉に浄化されていく。その勢いを見つめていたダークプリキュアも思わず戦慄する。

 

 

 

Dプリキュア(これが愛に溢れた力か…)

 

ブルー「これで君達の負けだ」

 

Dプリキュア「あぁ。そうだな、もうここには用はない。帰るぞ(ビュワ)」

 

ファントム「…おのれ、プリキュアぁ!(ビュワ)」

 

ブロッサム「…ファントム」

 

ラブリー「これで、終わったんだね…」

 

プリンセス「どうやら、誠司も無事だね」

 

ラブリー「うん」

 

 

 

こうして熾烈な戦いは幕を下ろした。しばらくは脅威が来ることはないだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後、私にはまだやらねばならないことがあったのだった…。


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