プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第17話 弾けるピカリン・レモネードピース③

スタッフ「黄瀬やよいさんによる講演会はまだまだ続きます。それでは執筆ショーを行いたいと思います」

 

やよい「はい、今から行うのは私が日常的から漫画を描いているシーンを再現したいと思います。あまり期待できないかもしれませんがよかったら最後まで見てください」

 

 

 

次は執筆ショーだ。あまり失敗しないようにやらないとね。

 

 

 

うらら「やよいさんにとってのメインの時間が…」

 

シロップ「さて、どんなもんか」

 

 

 

プレッシャーをかけずに、机に座る私。机にはカメラが設置されていて、後ろの大きなモニターに映る使用となっている。

 

やよい「今回描くのは夢に向かって頑張る少女をイメージしたイラストを描きます」

 

私は鉛筆と万年筆、それから消しゴムや原稿用紙などを用意して準備を終える。ちなみに執筆最中の雑談は許可されているから少しは気が楽になるかも。

 

 

 

それから執筆が開始され、周りの人達が真剣に見てる中、私は集中して描いている。

 

 

 

うらら「ふぉ~…、真剣になってる~」

 

シロップ「必死になって頑張ってるな」

 

 

 

スタッフ「黄瀬さんはいつ頃から絵を描くようになったんですか?」

 

やよい「私が小さい頃からです。絵を描いてると自分の想像力が高まるって思いました。ただ、あまり他人からには恥ずかしくて見せられませんけどね…」

 

ちょっと照れくさい質問をしてくれるスタッフに少し落ち着く私。でもそれが事実なのかもしれない…。

 

 

スタッフ「それでは、いつか実現したい願いとはどのようなことですか?」

 

 

やよい「私としては誰もが必死になって頑張る姿を絵に浮かべるという卓越した知能を身につけておきたいと信じています。いつかは自分だけのイマジネーションが実現するのではないかとそう願っていますので。でもそれだけでは満足しきれないかもしれないですが、自分達で努力すればその結果はうまく表現できるのではないかと私は思っています」

 

スタッフ「素晴らしい願いですね。ところで黄瀬さんは漫画以外に大切だと思っているのは何ですか?」

 

やよい「漫画の他に大切にしているのは、私の友達や家族です。それはかけがえのない、私にとっての大切な仲間達ですから…」

 

描きながらマイクに向かってみんなに伝える。いままで苦労していたことが後から結果として残ってくれるらしいからね。

 

うらら「やよいさんって、結構頑張り屋さんですねぇ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観客「はぁ…、俺ももっと前に出てやよいちゃんのトークを聞きたいぜ…」

 

 

 

ギュウウウ…

 

 

 

観客「でも、欲張りなんかできねぇな…」

 

 

 

???「欲張ればいいじゃない?」

 

 

 

観客「誰なんだ?」

 

 

 

???「私はあなたの望みを叶えようとするものよ(パチン)」

 

 

 

観客「何をする―――うわぁああ(ギュイイイン!!)」

 

 

 

???「さぁ、あなたの心の闇を解き放ちなさい…!(ボン!ボン!!ボン!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~数分後~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イラスト完成まで大詰めになった頃の時間になった。私は程よく仕上げに入る。

 

スタッフ「さぁ、いよいよ完成間近ですね」

 

やよい「はい。ここからが仕上げです」

 

スタッフ「みなさん、イラスト完成までもう少し(ドォオオン!!)ってなんですか!?」

 

すると突然会場外から爆発音が鳴り響いた。一体何が起きたの…?

 

 

 

スタッフ「大変です!会場外から謎の物体が接近している模様です!」

 

 

 

主催者「このままでは危険だ、いますぐお客さん達を非難させろ!!」

 

 

 

スタッフ達も慌てて避難を誘導させる。でも…、

 

 

 

やよい「私のイラストを滅茶苦茶にさせるわけにはいかない…!」

 

 

 

よく考えると、被害を負うと私が描いたイラストはぐちゃぐちゃになってしまう。それだけは許せない……!

 

 

 

うらら「シロップ、早く安全なところへ避難して!」

 

シロップ「わかった、俺はみんなを非難させてから安全な場所へ隠れる。無理するなよ…」

 

 

 

???「やっぱりいたわね。春日野うららと黄瀬やよい―――いや、キュアレモネードとキュアピース」

 

 

 

やよい「誰なの!?」

 

うらら「あなたは何ですか!?」

 

怪しげにやってきたのは髪の長いスレンダーな女性、しかもいかにも不気味な感じがする…。

 

???「私はH。あなた達プリキュアを消滅させるために生まれた存在」

 

やよい「ってうららちゃんもしかして…」

 

うらら「やよいさんも…」

 

お互いに何かを確認し合う私とうららちゃん。ひょっとして…、

 

 

 

H「お喋りはおしまいよ、さぁやるのよジコチュー!」

 

 

 

ジコチュー「漫画最高だぁ!!」

 

 

 

H「ここの人間達のジャネジーを溜めて、更なる力を手に入れるわ!」

 

 

 

やよい「アカンベェじゃない…。あれは何?」

 

うらら「ホシイナーでもありませんね…」

 

 

 

全く見慣れない敵に思わず動揺してしまう。けど、そんなの関係ない!

 

 

 

やよい「もしかしたらと思うけど、行くようららちゃん!」

 

うらら「はい、そのもしかしたらですね!」

 

 

 

そしてお互いに何かを取り出すと、

 

 

 

うらら「プリキュア・メタモルフォーゼ!」

 

 

 

やよい「(レディ?)プリキュア・スマイルチャージ!(ゴー!ゴーゴーレッツゴーピース!)」

 

 

 

黄色い光に包まれてどんどん姿を変えてゆく。

 

 

 

レモネード「弾けるレモンの香り、キュアレモネード!」

 

 

 

ピース「ピカピカピカリン、じゃんけんぽん♪(チョキ)キュアピース!」

 

 

 

私達は姿を変えて、伝説の戦士プリキュアへと変身を遂げた。

 

 

 

H「流石、黄色のプリキュアはあざといわね」

 

 

 

レモネード ピース「「あざとい??」」

 

 

 

どうして私達はあざといの?


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