プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第181話 影と憎しみ④

シプレ&コフレ&ポプリ「「「プリキュアの種、いくです~!」」」

 

つぼみ&えりか&いつき「「「プリキュア・オープンマイハート!」」」

 

 

 

めぐみ達と一度離れ離れになり、私達でファントムに立ち向かうことになりました。一斉に変身してそのまま体勢を整えます。

 

 

 

ファントム(ふむ、ここからどうくる。どうせ俺には到底追いつけないだろうがな…)

 

ブロッサム「今度は勝たせてもらいますよ!」

 

ファントム「この前の続きといこうか、かかってこい」

 

 

 

こちらを挑発するようにファントムが様子を窺います。それを気にせず、マリンとサンシャインが左右に挟み打ちにします。

 

 

 

マリン「いちいちその動作がじれったいってのっ!(ブン!)」

 

サンシャイン「今の私は本気なの、舐めないで!(ガッ!)」

 

ファントム「…そう来ると思っていた、その程度では押し通せん…!(ズバッ!)」

 

マリン「おわっ!?危ないじゃないのっ!」

 

ブロッサム「ですが、これで少し有利になれたじゃないですかね…」

 

 

 

ここで攻撃を阻止されますが、爆風のおかげで多少相手の視界を遮ることができました。あとは慎重に攻めれば状況は打破可能です。

 

 

 

ブロッサム「てやぁ!(ドガッ!)」

 

ファントム「くっ…、迂闊だったか。でも一人だけで攻めるとは浅はかな…はぁ!(ズババァ!)」

 

サンシャイン「ブロッサム!やぁっ!(ピキン!)」

 

ブロッサム「ありがとうございます、守りがなかったらダメージは大きかったです」

 

 

 

私が後ろから攻撃を仕掛けようとしますが、ファントムが気配を察知して強力な一撃を放ちます。ですがサンシャインが間一髪で守ってくれました。本当に危なったです、冷や冷やしましたよ…。

 

 

 

マリン「そうやってデカイ攻撃ばかりしたら体力持たないんじゃない?そこが甘いんだからっ!(ドゴッ!)」

 

ブロッサム「いくら力で押しても勝てるとは限りません!(ズガッ!)」

 

ファントム「世迷言を、俺が何も考えずに攻撃すると思うか?せやぁ!(ズバズバァ!)」

 

ブロッサム&マリン「「あぁあああっ!!」」

 

サンシャイン「ブロッサム、マリン!」

 

ポプリ「危機一発でしゅ~…」

 

コフレ「まだ諦めたわけじゃないです、きっと負けないずです」

 

 

 

今度はマリンと一緒に攻撃しますが、簡単に破られてしまいました。流石はプリキュアハンターと名乗るだけはありますね…!

 

 

 

ファントム「お前らの全力はこの程度か、準備運動にすらならん」

 

サンシャイン「まだ終わりじゃない、私達はまだ戦える!」

 

ブロッサム(確かに私達の力が衰えているところがあるけど、ファントムの今の一撃は尋常じゃないくらいに……)

 

 

 

ダメージを受けた私はもう一度立ち上がろうとしますが、右足の感覚がイマイチ失いつつありました。一方マリンは腕の感覚が鈍くなているようです。

 

 

 

ブロッサム「まだです!」

 

マリン「そうよ、倒れるまでやれる!」

 

ファントム「いいだろう。まずはキュアブロッサム、キュアマリン、お前らか消してやる…」

 

ブロッサム「プリキュア・ピンクフォルテ―――」

 

???「プリキュア・オープンマイハート!」

 

ブロッサム「この声は…!」

 

 

 

すると上空から聞き覚えのある声の人がやってきました。その人は…、

 

 

 

ムーンライト「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」

 

ファントム「まだいたか、プリキュアが…」

 

ブルー「僕もいるよ」

 

ブロッサム「ブルーさん…!」

 

 

 

キュアムーンライトこと月影ゆりさん、そしてブルーさんが来てくれました。きっと嫌なことに気づいたのでしょうね。

 

 

 

マリン「どうしてここに?」

 

ブルー「ついさっき妙な異変に気づいてね、この子達が知らせてくれたんだ」

 

リボン「顔を合わせるのは初めてでしたわね、私はリボンですわ」

 

ぐらさん「そして俺はぐらさんだぜ」

 

マリン「グラサンだからぐらさんね…」

 

ぐらさん「なんだよ、随分と微妙な反応は~!」

 

ムーンライト「彼と偶然会って、一緒にここに来たらこうなってたから駆けつけたの」

 

サンシャイン「助かったぁ~」

 

 

 

とりあえずはブルーさん達が来てくれたことに感謝しなくちゃですね。ですがまだこれで喜ぶのは早い気がします。

 

 

 

ファントム「おのれ地球の神め、そうまでして俺の邪魔をするか…!」

 

ブルー「君のやっていることは許されることではない、それにそこまでプリキュアに執着してはいずれ己の身を滅ぼすことになる」

 

ブロッサム「あなたのエゴは払い除けても後世に残り続けます。だってそれは人々を苦しむものだもの、憎しみを生み出すんですもの!」

 

ファントム「賢しい世界を築き上げてもいつかは憎しみを生む、俺はそんな腐った世の中の反旗を翻して俺の求める理想的な世界に変える。だからその糧として消えてもらう…!」

 

ムーンライト「みんな、全力で行くわよ。いい?」

 

マリン「いいとも!」

 

サンシャイン「勿論」

 

ブロッサム「ここであなたの信念を断ち切ります!」

 

 

 

私達は全力をぶつけるために、一気に力を開放します。その姿は全てを浄化する奇跡の力をまとうのです。

 

 

 

ファントム「その姿、まるであれと似ている」

 

ブロッサム「スーパーシルエット、これであなたに勝つ…!」


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