プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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前回の話のめぐみ視点です。


第177.5話 秘密のお泊り会③(延長戦)

めぐみ(私、どうやって説明できるのか…)

 

ひめが戻って私一人だけになったけど、さっきよりは冷静になれた。でも完全には至っていなかった。

 

ブルー「めぐみ、入るよ」

 

めぐみ「ブルー…?」

 

ブルー「今帰ってきたところだよ。それとひめから聞いたけど、随分と落ち込んでいるようだね」

 

就寝時間ギリギリでブルーが帰ってきて、私のいる部屋へ入り込んだ。そして私の顔をじっと見つめつつ頭を撫でてくれた。

 

めぐみ「ごめん、とても言い出せなくて…」

 

ブルー「事情は聞いたよ。ここは潔く謝るべきじゃないかな」

 

めぐみ「わかってるよ。でも……凄く胸が苦しくて」

 

ブルー「気にしなくていいよ。今自分が伝えたいことをそのまま言えばいいと思う」

 

私の目から垂れる涙をブルーがそっと指で拭き取る。もしこのまま私とゆうゆうでお互いに食い違いがあった場合は間違いなく親友関係の修復が厳しくなるところだった、それだけは断言できるとブルーは悟った。

 

めぐみ「ねぇブルー」

 

ブルー「何か言いたいことはあるの?」

 

めぐみ「えっと、あのね―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみ「ん…んっ……ん」

 

ブルー「めぐみは頑張り屋さんだね、すっかり必死になってるし」

 

誰もいないリビングで二人っきりになってキスをしている。ブルーから伝わる温もりが私の心を虜にする。

 

めぐみ「だって…モヤモヤを消したいんだもん…」

 

ブルー「うん、僕も君の悲しい顔なんて見たくもない。だから嫌なことは忘れよう」

 

めぐみ「ブルー…んんっ…!」

 

キスするだけで絶項に達っしてしまいそう。それだけ感じてしまう程の勢いだ。

 

ブルー「めぐみのところ、濡れてる」

 

めぐみ「やっ…気持ちいい……!」

 

ブルー「まだ気持ちよくさせないよ。なる時は一緒にね」

 

機敏に動くブルーの指に一瞬身体が麻痺する。背筋をなぞるように動かされつつ、それから私のところをスッと撫でた。

 

めぐみ「今度は…ブルーを気持ちよくさせるね…」

 

ブルー「いいよ、めぐみのペースでいいから」

 

めぐみ(ブルーのここ、さりげなく温もりが感じる…。本当は誠司としたいけど、今は…)

 

ブルーのところを少し見つめて、それをそのまま咥えた。その瞬間、熱さが頭の中まで到達してきた。

 

めぐみ「ちゅ…んっ……んん」

 

ブルー「案外上手だね」

 

めぐみ「こういうのを知るのも、大人の女性になるための一歩かなって…」

 

ブルー「そ、そうなんだ…。ちょっとビックリしちゃったよ」

 

今さりげなくドン引きされた気がするけど…。

 

めぐみ「じゃあ、続きするね…」

 

ブルー「ゆっくりでいいよ」

 

気を抜いてしまったが、そのまま続きをすることに。少しずつブルーのものを刺激させていき、自分のところを自分で弄り始める。

 

めぐみ「…気持ちいい?」

 

私が聞くとブルーは静かに頷く。余程いいと思っているのかな。

 

ブルー「何事も懸命なめぐみ、僕は嫌いじゃないよ」

 

めぐみ「そう…?あ、そろそろ…」

 

ブルー「最後は一緒に、ね?」

 

めぐみ「…うん」

 

ブルーがそう言うと、私は立ち上がってブルーの方に振り向く。

 

めぐみ「うぅ……」

 

この時、私の頭の中に何かが過ぎった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの時私は幼馴染であるゆうゆうにかっとなってしまった。本当はこんなことを言いたくなかったけど、流石に唖然するレベルだ。でもゆうゆうの気持ちって何だったんだろう?

 

めぐみ『ちょっと誠司を独り占めしてない?』

 

ゆうこ『人聞きの悪い話っぽいねそれ』

 

めぐみ『悪くない、もしかして私に何か隠してない…?』

 

ゆうこ『……隠し事なんかしていない』

 

めぐみ『嘘つかないで』

 

さっきのゆうゆうの表情、とても冷静だった。疑われても動じない程の精神、けれど…。

 

ゆうこ『私はいつでも正直、友達に嘘なんか言わない。それが私の本心』

 

めぐみ『その態度がムカつくのっ!』

 

思わず本気になってしまう。彼女にとっては心の傷を負う羽目になりそうな感じで、自分も虚しさを感じる。

 

ゆうこ『めぐみちゃんが意識していることは、私も一緒。だから、私もめぐみちゃんと同じ気持ちなのよ…!』

 

そう、ゆうゆうも私と気持ちは同じだった。彼女が表現する言葉を素直に受け入れるべきか、それとも…幼馴染だからこその心なのか。この状況を今私なりに整理するとこうなる。

 

 

 

私と誠司は元々くっつくべきこと

 

 

しかし私はブルーに好意を抱く

 

 

それを発覚した誠司は虚しく思う

 

 

でも誠司に対する想いはゆうゆうにもあった

 

 

 

これらの過程は既に実現していること、もはや必然的な展開ということになる。このまま何も解決できないままでは嫌に決まっている。なんとしてもゆうゆうにしっかり気持ちを伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみ「ねぇ、改めて言うけどさ…」

 

ブルー「どうしたの?」

 

めぐみ「ごめんねブルー、ここに呼び出して…」

 

ブルー「いいよ、今は君が困ってる顔なんて見たくない」

 

今更ながらブルーに謝る。よく考えれば今いる場所は案外物音が響く、だから誰かが来たら結構問題になることは間違いないため故に気をつけなきゃいけない。

 

めぐみ「私…どうすれば…あぁっ…!」

 

ブルー「だから今は、めぐみの悲しみを僕が受け止めるよ…」

 

徐々に私の身体が震え上がる。その直後、私はブルにキスを要求する。

 

めぐみ「ブルー……!キス、して…」

 

静かにキスを繰り返していく中、ブルーにも限界が訪れた。

 

ブルー「君が望むなら…。もう限界だ…」

 

めぐみ「きて、私の不安をブルーのでかき消して…!」

 

ブルー「今度は自分の力で切り開くんだよ。迷っても前に進むんだ…」

 

自分の力で切り開く、つまりどんなことでも自分でやり遂げなきゃならないこと。だから私がこの後のことに直面しなきゃいけないということだ。

 

めぐみ「ブルー…!」

 

ブルー「めぐみ…」

 

そして絶項に達したブルーのものは私の元へ吐き出された。

 

めぐみ「あぁああっ!!」

 

全身が痙攣しそうになるくらいの勢い。でもブルーの愛だからこそ平気だったりする。

 

ブルー「これで気持ちは落ち着けた?」

 

めぐみ「ありがとうブルー…」

 

ブルー「めぐみならできるよ、でも血迷ったらダメだよ?」

 

めぐみ(このままじゃダメなんだ。私、ちゃんとやらないと…!)

 

思い返したことをどう謝罪へと繋ぐかを、私は必死で考えることにした。それと同時に、すっかり眠りについてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみ「…ん?もう朝…?」

 

気がつくと、既に自分がいた部屋へと寝ていた。きっとブルーが運んでくれたのだろう。

 

めぐみ「まだ朝方か…。ちょっと散歩でも行くかな…」

 

私は目を覚ましたついでにちょっとだけ散歩に出かけることにする。

 

めぐみ「…つぼみ?」

 

つぼみ「おはようございます、めぐみも起きてたんですね」

 

めぐみ「つぼみも起きてたんだね」

 

外に出ると、誰よりも早く起床していたつぼみがいた。これは偶然なのかな?

 

つぼみ「よかったら私と一緒に散歩でもしませんか?」

 

めぐみ「丁度私も行くところだったんだよ。奇遇じゃん」

 

つぼみ「まだ冷えてますし、風邪引かないようにしましょ」

 

めぐみ「うん」

 

私とつぼみで早朝の散歩へと出かけ始めた。この間にゆうゆうに正直に気持ちを言わないといけない、あとちゃんと謝らないとね。

 


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