プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

184 / 237
第161話 黒き花の息吹②

Dプリキュア「性懲りもなく私の邪魔をするか」

 

ムーンライト「理屈なんて聞きたくない、これ以上無駄な真似をするなら容赦しない」

 

Dプリキュア「猪口才なやつめ…」

 

ハニー「抵抗したらダメだから…ねっ!(ドン!)」

 

フォーチュン「もう恐れない、何があっても!(ズガ!)」

 

 

 

ゴゴゴゴ…!

 

 

 

Dプリキュア「この猛烈なエネルギーが私に力をくれる…実にいい感じだ」

 

 

 

ダークプリキュアが不吉な笑みで全身に力を蓄える。それは近づく者を消し炭にsてしまいそうな程の勢い。

 

 

 

ハニー「絶対にやめさせるんだから!はっ!(ドゴッ!)」

 

フォーチュン「一気に仕掛ける、えぇい!(バシィ!)」

 

Dプリキュア「我が闇の波動を受けるがいい…!ふん!」

 

ハニー&フォーチュン「「ぐぅ…!!」」

 

 

 

強大な力が私とハニーに襲い掛かる。気力で押されている感覚がとてつもなく伝わる。

 

 

 

ムーンライト「これじゃ近づくことができない…!」

 

ハニー「それにダメージが徐々に大きくなって―――あぁ!」

 

フォーチュン「全く進めない…うぅ!」

 

 

 

全速力で距離を詰めようとするが、全然近づける様子でもなかった。あんなものをどうやって…!

 

 

 

Dプリキュア「そろそろ終わりにしようか…」

 

ムーンライト「このままじゃ拉致が明かないわね」

 

ハニー「負けるのだけは嫌…」

 

フォーチュン「結局さっきの一緒じゃないの…!」

 

Dプリキュア「キュアフォーチュン、どうやら私の見込み違いだったな」

 

 

 

相手の気力に押し負ける私達に成す術はあるの…?

 

 

 

ブルー「そこまでだ、えい!(バッ!)」

 

Dプリキュア「何者だ」

 

ムーンライト「何か出てきたようね」

 

ハニー「神様!?」

 

フォーチュン「どうしてここに?」

 

 

 

すると背後から神様がダークプリキュアの気力を打ち消した。あれ程協力なものを簡単に壊すなんて、流石ね…。

 

 

 

ブルー「君は何者なんだ、答えてくれ」

 

Dプリキュア「どこの輩かは知らんが、私の邪魔をするつもりだな?」

 

ハニー「彼女はダークプリキュア。闇の力を持ったプリキュアなんです」

 

ブルー「ダークプリキュア…?」

 

Dプリキュア「それを知ったところで何になるのだ、所詮は私の力の通過点にしか過ぎない」

 

ムーンライト「あなたのエゴが世界を惑わせるのよ」

 

 

 

神様が真剣な表情で問いかけたが、相手は特に顔を変えることはなかった。

 

 

 

Dプリキュア「惑わせる?冗談も甚だしいな。私にはやらねばならないことがある」

 

ハニー「どういう意味よ」

 

ブルー「プリキュアである君がなぜこんな真似を」

 

Dプリキュア「お前がそれを知る必要などない。この勝負は預からせてもらう」

 

ムーンライト「待ちなさい、今度こそ逃がさないはずよ」

 

Dプリキュア「私にもやらねばならないことがあってな。お前との決着はいずれつける。それからキュアフォーチュン、お前のその瞳、本物かもしれん。残りのメンバーを連れてからまた私に挑むがいい(ビュワ)」

 

ブルー「めぐみ達全員でってことか…」

 

 

 

ダークプリキュアは私に一言言い残し、その場から去った。まだまだ謎が深まる部分が多いようだ。

 

 

 

ムーンライト「大丈夫?」

 

ハニー「えぇ、なんとかですけど」

 

フォーチュン「あの、あなたはどうですか?」

 

ムーンライト「私は平気、そろそろ元に戻らなきゃね」

 

ハニー「え…?」

 

フォーチュン「ってえぇ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファントム「どこで油を売ってた」

 

Dプリキュア「ちょっとな。なかなか面白い相手が見つかったからな」

 

ファントム「ふん、俺も少しばかりか手応えのあるやつらを探す」

 

Dプリキュア(残りは、キュアラブリーにキュアプリンセス…か)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めぐみ「もう戻らないと、早く出発しよう」

 

つぼみ「いつまでも戻ってないってことにはいきませんしね」

 

のんびり寛いだ私達はすぐさま戻ることにします。ちょっとゆっくりし過ぎたのか、それなりの時間が経過したようです。

 

 

 

???「見つけたぞ、力のある者ども」

 

 

 

つぼみ「誰ですか」

 

すると私達の目の前に黒いフードを被った謎の人物が現れたようです。

 

???「我は偉大なるネオフュージョンの欠片。よもやここにもプリキュアがいるとはな…」

 

めぐみ「アンタの目的は何なの!」

 

欠片「勿論、全てのプリキュアを倒すことだ。偉大なるネオフュージョンののために」

 

つぼみ「ネオフュージョン…?」

 

どこかで聞いたことのある言葉、私には少しわかる気がします。

 

欠片「お前達はあることがわかるが、それ以外のやつらにはそれがわからない」

 

つぼみ「あること、ですか」

 

めぐみ「もしかして…そうだ!」

 

欠片「お前にはわかるのか」

 

めぐみ「私、あの時みんなで一緒にいたことを全部覚えている。でも、突然視界が暗くなって目が覚めると―――」

 

つぼみ「それ、私も同じです。私も突然眠くなってしまって目を覚ますと―――」

 

つぼみ&めぐみ「「それです(だ)!」」

 

私とめぐみの思っていたことが偶然一致、むしろ完全といえばいいでしょう。

 

欠片「そうさ、お前達にしかわからない現象―――いや、その答えが導けるかどうかだ」

 

つぼみ「私にはしっかりわかります。なぜこのようなことが起きたか、きっとわかるはずです!」

 

めぐみ「夢じゃなかった。だけどみんなに話せばきっと理解できるはず」

 

欠片「どうせわかるまい。お前らでは永遠にな。さぁ、ここで朽ち果ててもらおうか」

 

つぼみ「どうすれば…」

 

めぐみ「見て、何かがこっちに来るよ!」

 

めぐみが指を刺すと、大慌てでシプレがやってきました。

 

シプレ「つぼみ~!大丈夫です~!?」

 

つぼみ「シプレ!?どうしてここに?」

 

シプレ「今嫌な胸騒ぎを感じたから急いでここに来たです」

 

めぐみ「えぇ!?これぬいぐるみだよね?」

 

つぼみ「ギクッ!」

 

そういえばめぐみには知られていけないことでした~…!!

 

欠片「どうする?やるのか」

 

つぼみ「もう!やりますよ、どうとでもなればいいじゃないですか!」

 

めぐみ「よくわからないけど、やっちゃっていいかな…?」

 

あとで爆死したいです、マジで。

 

 

 

シプレ「プリキュアの種、行くです~!」

 

つぼみ「プリキュア・オープンマイハート!」

 

めぐみ「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」

 

 

 

お互いに姿が変わり、プリキュアへと変身します。それぞれ力は異なりますが―――って!?

 

 

 

ブロッサム「えぇ!?めぐみもプリキュアだったんですか~!?」

 

ラブリー「それはこっちの台詞でもあるよ!?」

 

欠片「準備はいいな?」

 

ブロッサム「容赦しませんよ!」

 

ラブリー「何者の力かは知らないけど、覚悟してもらうんだから!」

 

とにかく、あの敵をどうにかしないといけませんよね!そう振り切った私は戦いに集中することにしました。


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。