めぐみ「なぜそうまでして自分のやりたいことに拘るの」
ひめ「不気味にも程があるのよね、本当に」
緊迫した空気の中、私とひめが警戒する。同時に相手も戦闘態勢に入ろうとしていた。
R「さて、俺も手を打っておくとすっか。今日は、これだ(パチン)」
するとさっきまで静かだった風の音が急激に強くなって、周りに飛んでいた小鳥達が次々と倒れていく。
R「今日俺が出すのは、デザトリアン。この鳥共のこころの花を奪わせてもらった。さぁ、思う存分暴れろ!」
ゴゴゴゴ…!!
ひめ「何が起きるの!?」
めぐみ「ここは危険だね、誠司は下がってて」
誠司「…無茶するなよ?」
めぐみ「大丈夫!私達ならなんとかなるから」
恐れる物なんかいくらでもある。だけど…!
バギャアアアッ!!
R「おうこれはいいじゃねぇか。ついでにスナッキー共も出してやるか」
めぐみ「あんな敵、見たことないよ」
ひめ「まるでサイアークみたいね」
R「早く始めようぜ?面白れぇ戦いってやつよなぁ!」
めぐみ「ひめ!」
ひめ「うん!」
私とひめの意思を一つにし、今立ち上がる…!
プリチェンミラー『かわルンルン』
めぐみ&ひめ「「プリキュア・くるりんミラーチェンジ!」」
プリカードをプリチェンミラーにセットし、お互いに変身する。それぞれ姿を変えつつ、徐々に変化していく。その姿は、どんな悪に打ち勝つ戦士だった。
ラブリー「世界に広がるビッグな愛、キュアラブリー!」
プリンセス「天空に舞う青き風、キュアプリンセス!」
私達は伝説の戦士、世界に幸せを与えたいと願う奇跡の存在。
ラブリー&プリンセス「「ハピネス注入幸せチャージ、ハピネスチャージプリキュア!」」
R(ふん、やはりな。戦いが如何に甘くないかってことを教えてやる)
~~同時刻、某所~~
L「どうやら彼はまた暴れたいかもね。僕にはこの世界でやることなんてあまりなさそうだけどさ」
X「お兄様、本当にそれでいいの?」
L「大丈夫さ、気にすることでもないよ。この世界のどこかにまだプリキュアがいるかもしれないし、まだまだ詮索する必要があるよ」
X「ところでレジーナはあのままにしておいても―――」
L「好きにやらせておきて。どうせ君も仲間を新しく引き連れたんでしょ?」
X「ダークプリキュアにファントム。面白い人選なの」
L「ほう、本来なら敵対しそうな二人を連れるなんてねぇ。実に興味深いよ」
X「あとは彼らの思うままに動かせばいいのね?」
L「勿論さ、僕らの影武者として仕立て上げたらいいじゃないかな?」
X(影武者、ね…)
~~とある花畑~~
いおな「そろそろ行きましょうか」
ゆうこ「うん、午後の一仕事でもするとしますか~」