漂う雲行きのよくない空間。目の前には恐ろしい脅威が佇んでいます。こんな相手にどう対抗するか、そこが重要となりうるはずです。
ひゅぅぅぅ……
冷たい風と空気。まるで寒気を感じさせます。そんな中、迷わずに行動を開始しようとします。
ジャリィ…
マリン「はぁあああっ!(ドガァ!)」
ヨクバール「ギョイ!(ガシッ)」
マリン「しまった…っ!?」
ブロッサム「マリン、後ろから来ます!」
ビィィ…!
迫りくる一撃を私が間一髪で耐えます。この隙にマリンが回り込んで足払いをします。
ブロッサム「早速嫌な予感がするみたいですね…」
マリン「気にせずに、一気に決めるだけ。でしょ?」
ゴゴゴ…
ブロッサム「次が来ます!」
マリン「躱して反撃するのみ!」
X「…ふふっ。あなた達にこれが避けられる?」
ヨクバール「ヨク…バールッ!(ドバァァァ!)」
巨大な砲撃を全力で避けようとするが、太さが尋常ではありませんでした。
ブロッサム「うっ…!ああああ!」
マリン「ブロッサム!この…っ!!」
ヨクバール「ヨクバールッ!(ブォオオ!)」
マリン「ぐ…っ!」
到底防ぎきる程の威力じゃありません。あの敵からは強烈な邪気を感じるあまり、私達が食い止めるぐらいの勢いがあるのでしょうか。
ブロッサム「まだです!プリキュア・ピンクフォルテウェイブ!!(バシュゥゥ!!)」
X「無駄…。やって」
ヨクバール「ギョイ!(クォォォ!)」
ブロッサム「そんな!これでもダメなの…」
マリン「まだまだぁ~!プリキュア・ブルーフォルテウェイブ!(シュバァァァ!!)」
今度はマリンが正面から一撃を放ちます。先程の私の攻撃が吸収されてしまい、驚きを見せてしまうことに。マリンならばやれるはずですよ、きっと…!
X「そのまま吸収して、跳ね返してあげて」
ヨクバール「ヨクバール!!(ゴゴゴ…!ドバァァァ!!)」
ブロッサム「なんてこと…」
マリン「私のでも無理なの…?」
ズガァァァ!!
やはり戦っていない相手と戦うのは無謀だったのでしょうか?でも、ここで諦めるわけには……!
X「どうして…?どうしてあなたがここに…?」
ブロッサム「…あれ?ダメージを受けていない」
マリン「何がどうなったのさ」
なんと今ので私達は見事に致命的な状態になるのを免れたようです。だとすればあれは…?
X「あなたはこの世界に来るべきではなかった。そうでしょ、レジーナ」
レジーナ「だって、ここにもプリキュアがいるって聞いたなら見過ごすわけにはいかないでしょう?ならばあたしにもそれを熟す義務があるの。違う?」
マリン「誰あの娘」
ブロッサム「さぁ…」
どうやら、またよからぬ事態を招くこととなるでしょう。