つぼみ「一体どこから…」
えりか「美味しかったわ~。また今度行きたいわ~」
つぼみ「って頑なに関心してる場合ですか~!?」
えりか「了解、さっさと行こうか」
私の感が的中したようです…。どうやらどこかで怪しいことが起きる模様。私とえりかが気配を辿るように慎重に行動します。
つぼみ(おそらくは東の方から来るはず…。なぜこれほどの気配を感じれたのでしょう)
身体中から来るプレッシャーに耐えつつ、少しずつ探していきます。そこには意外な光景を目の当たりになることになります。
ひゅう……
不気味な煙が徐々に漂ってきているようです。とても危ない感じです。
えりか「ちょっとつぼみ、あれ…」
つぼみ「うっ…!なんかこげ臭いですね…けほ」
えりか「こんなところで喫煙なんて冗談じゃないわよ…げほ、げほっ」
つぼみ「多分喫煙じゃないと思いますけどね」
更に近づいて様子を窺うと、予期せぬ出来事が起きてしまうのです。
えりか「うぅ―――あおIIOHGFHIOougyIPHIPHUIOGuoghilnhip…」
つぼみ「え、えりかっ!?」
えりか「コ…コウシンヲ―――IOAIOJIPHSUOHWOJCK+SZMKOMI…」
突然えりかが意味不明な言葉を唱え始めたようです。何かに操られたかのように。
つぼみ「ど、どうしましょ~!?えりか!しっかりしてください!(ブン、ブン)」
えりか「シュジンカクサマへ…ジュシン、カンリョウ。セツダン―――ふぁ!?わ、私一体何を…?」
つぼみ「目を覚ましたんですね、よかったぁ~!(ぎゅ)」
えりか「つぼみ!?なぜ突然抱きつくのよぉ!?」
正気を取り戻したえりかに、私は思わず咽び泣きました。も~、心配させないでほしいですよ…。
つぼみ「っ?あれを見てください」
えりか「ほえ?誰かいるわさ―――」
つぼみ&えりか「「っ!?」」
この時、異常な殺気を感じとりました。目の前に脅威となる者が現れることを。
???「ターゲットを発見。主君様、直ちに排除を致す」
???「その必要はないわ…。あなたは戻っていいから、あとは任せて」
えりか「あれは…?」
目の前にいたのは謎の黒い物体と一人の少女。どうやらあれが元凶だと思われます。
つぼみ「この事態はあなた達の仕業ですか?」
???「よくここがわかったね。私はX、プリキュアを消滅させるのが使命」
えりか「まさかのまさか」
ゴゴゴ…!
X「キュアブロッサム、キュアマリン。ここがあなた達の死に場所となるの…。魔法入りました。大いなる闇をまといしいでよ、ヨクバール…!(ゴォオオ…!)」
ヨクバール「ヨクバール!!」
つぼみ「何か出ましたよ!?」
えりか「やべぇ~っしゅ!」
Xと名乗る私達と同じくらいの少女が怪物を召喚してきました。あのどす黒いオーラがその証拠となります。
X「さぁ、あの二人を始末してちょうだい」
ヨクバール「ギョイ!」
つぼみ「えりか、行きましょう―――ってこんな時にシプレいないですよぉ~!」
えりか「あのバカコフレはどこで油売ってんのよぉ~!」
シプレ&コフレ「「ただいま来たです~!」」
つぼみ「シプレ!」
えりか「コフレ!」
なんと、起死回生のタイミングでシプレとコフレが駆けつけたみたいです。これでやっと…!
シプレ「怪しい気配を感じたからもしかしたらと思ってです」
コフレ「心配かけてごめんなさいです」
つぼみ「いいです、とにかくあれを止めるのが最優先ですから。ね、えりか?」
えりか「その通りだわさ!あれをどうにかしなきゃ解決できんのじゃ!」
仕切り直していざ戦闘態勢に入ります。
シプレ&コフレ「「プリキュアの種、行くです~!」」
シプレとコフレから放たれるココロの種を手にして、
つぼみ&えりか「「プリキュア・オープンマイハート!」」
その力で全身に凄まじいエナジーを宿します。その姿こそが、私達に光を照らすのです。
ブロッサム「大地に咲く一輪の花!キュアブロッサム!」
マリン「海風に揺れる一輪の花!キュアマリン!」
ブロッサム&マリン「「ハートキャッチプリキュア!」」
そう。私達は世界を守る伝説の戦士、プリキュアなんです。
X「ここで始末してあげる…」
さぁ、どこからでもかかってきてください…!私達が止めてみせます!