プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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オリジナル技を入れてみました。


第11話 絶体絶命の炎達

ルージュ「これじゃ何も動けない…!」

 

R「そうだろ?そんなんじゃ何もできねぇよなぁ?」

 

ネガトーンに足を凍らさせた私は全く身動きが取れない。このままだと完全に氷漬けにされてしまう…。

 

 

 

ネガトーン「ネガ―!」

 

 

 

R「そうだネガトーン。あのままキュアルージュを凍結させて粉々にするんだ…」

 

 

 

余裕を見せるRはネガトーンに次ぎの指示を下そうとする。どうにかあいつを止めないと…!

 

 

 

サニー「ちょっと待ちぃやぁ!(ドゴォオオオン!!)」

 

 

 

R「その声、キュアサニーか…」

 

すると後ろから壁が突き破られた音が鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鷲尾「あぁ、りんちゃん大丈夫かな…。それとさっきの赤い髪の女の子もどうなのかなぁ…」

 

ディレクター「鷲尾さん、どうしたんですか!?」

 

鷲尾「今体育館に避難していない子が二人も…!」

 

ディレクター「大変です!すぐに警察へ連絡しないと!」

 

鷲尾「あと既に消防隊も駆け付けてくれてるからね、心配はないよ。はぁ、大丈夫だろうか、二人とも……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サニー「りんはどこや!」

 

R「りんってキュアルージュのことか?」

 

サニー「ってそうやったんかい!」

 

ルージュ「ごめん、私は大丈夫だから…」

 

ルージュと合流したサニーは深呼吸しながら体制を整える。どうやら踏ん張り過ぎたようだ。

 

サニー「てかあの怪物はなんやねん!?」

 

R「そうか、スマイルプリキュアはアカンベェだったか。こいつはネガトーン。幸せのメロディが高ぶってたから暴れさせてるんだよ」

 

ルージュ「気をつけて、あいつは氷漬けにしてくるから」

 

サニー「んなのうちには関係あらへん。この熱血炎で焼き尽くしてやるで」

 

自信満々に特攻するサニーに、ネガトーンも攻撃を開始する。

 

 

 

ネガトーン「ネガー!!(ボォオオオオオ!!)」

 

 

 

サニー「なんや、ふぶきやないか。こんなのうちには通用せんで」

 

 

 

R「ふん、それはどうだかなぁ…」

 

 

 

不気味に感じず、サニーは特攻を続ける。そして相手の懐に入り、

 

 

 

サニー「プリキュア・サニーファイアー!(ボォオオオン!)」

 

 

 

ネガトーン「ネガ!(ビュゥゥゥ…)」

 

 

 

サニー「嘘やろ!?うちの攻撃が吸収されてもうた!」

 

サニーの一撃がネガトーンによって吸収されてしまった。この有り様のあまり、思わず戦いてしまう。

 

ルージュ「気をつけて、そいつには炎は通用しないよ。さっき私も試したけど無理だった」

 

R「無駄だ。お前の炎も無意味だからな。そして吸収した炎はネガトーンのエネルギーとなり、冷却性能を上げるからな」

 

ましてやネガトーンが益々パワーアップしてしまう。これでは太刀打ちできないかもれない…。

 

ルージュ「く…、私の足が自由に動けたら…」

 

サニー「それやったらすぐに溶かしたるで!」

 

今のルージュの言葉に閃いたのか、サニーはルージュの足元に炎をまき散らした。

 

 

 

ルージュ「うそでしょ…」

 

 

 

サニー「全く溶けへんで…」

 

 

 

R「だから無駄だってさっきから言ってるだろうが阿呆ども。ちなみにその氷は簡単には溶けることはないのさ」

 

 

 

ネガトーン「ネガ!!(ボォオオオ!)」

 

 

 

サニー「しまった、うわぁああ!!」

 

 

 

気を取られたのか、サニーはネガトーンの攻撃を喰らってしまった。

 

サニー「うそやろ!?うちの下半身が凍結状態やで!」

 

R「無様だなぁ、赤きプリキュア共は…。そこで凍え死ぬがいいさ、ハッハッハァ!!」

 

ルージュ(私もどんどん氷漬けにされてゆく…。このままでは全滅かも)

 

サニー(くそっ!こんなんやと身動きも取れへん…!でも、ここで諦めたら終わりや…。なんとか反撃のチャンスを…!)

 

もう絶体絶命の危機が訪れているルージュとサニー。しかし、まだ逆転の一筋が残っていた。

 

サニー「こうなったら、これを使うしかないやろ!!(バッ!)」

 

R「あ?まだ悪足掻きするのか」

 

 

 

サニー「ペガサスよ、うちに力を!!(バァアアア…!!)」

 

 

 

プリンセスキャンドルを取り出し、サニーは白くて輝くペガサスのような姿へと変化した。

 

 

 

サニー「プリキュア・プリンセスフォーム!!」

 

 

 

R「ほぉ、これがプリンセスフォームか。キュアエンジェルやスーパーシルエットやクレッシェンドモードやイノセントフォームに匹敵する力か…。面白れぇじゃねぇか、ネガトーン!このまま氷漬けにしちまえや!!」

 

ネガトーン「ネガー!!(ボォオオオ!!)」

 

 

 

サニー「サニーバーニングシールド!!」

 

 

 

プリンセスフォームの姿になったサニーはキャンドルに力を溜め込んで巨大な炎の盾を作り出した。

 

ルージュ「なんて威力なの!?」

 

ネガトーン「ネガー!!(ドォオオオオン!!)」

 

R「なんだと!?ネガトーンの冷気を掻き消しちまったのか!」

 

あまりの熱さに氷漬けされた回りの物が溶けてゆく。どうやらネガトーンのせいで体育館全体が氷点下の寒さになっていたようだ。

 

サニー「あ~寒かったなぁ。けど、もうへっちゃらや!それにしてもなんだか見慣れない技を覚えてしもうたな」

 

ルージュ「流石よサニー!おかげで私も自由になれたし。そっちも動けるようになったでしょ?」

 

サニー「当たり前や。さて、そろそろあの怪物を浄化させるで」

 

R「ちっ、もう冷却機能は作動しねぇのか。ネガトーン、さっさと潰してしまえ!」

 

ネガトーン「ネガー!!」

 

さっきのサニーの技で冷却機能が失ったネガトーンはやけくそ状態で攻撃する。しかし、

 

 

 

ルージュ「これで決めるわよ、プリキュア・ファイアーストライク!!(ドォオオン!!)」

 

サニー「プリキュア・サニーファイアー・バーニング!!(ドォオオン!!)」

 

 

 

二人は既に怒りの頂点に達していた。そしてこのまま止めと一撃をお見舞いした。

 

 

 

ネガトーン「ネガー…(シュゥゥゥゥ…)」

 

 

 

R「くそ、幸福のメロディを取り損ねたか。こいつはLに報告しねぇとな…!」


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