エース「まさか、そのようなことがあったとは。劣悪ですわ…」
ロゼッタ「よくも苦しめてくれましたね、許しませんよ」
ハート「まぁやれるだけやるさ。とにかく、力を貸して」
来てみたらあんな出来事があったなんて、これは見過ごすわけにはいかない。パッションは事前に私達に状況を伝えてくれたから急ぎで来た甲斐があった。さて…、
ピーチ「私達の仲間を傷つけた報いを受けてもらうよ!」
ベリー「珍しくリーダーっぽい発言したわねぇ~」
パイン「ホント、素直ね」
欠片「…我が同胞の無念を無駄にはしない。かかって来るがいい」
妙な威圧感が漂う中、私達は一斉に飛びかかった。その間に掻い潜りつつ連続で攻撃を与える。
パッション「ここで立ち止まるわけにはいかないの!(ドガガァ!)」
ソード「必死で耐えたマナがどれだけ苦しかったのか、あなたにはわからないわ!(ガギャァ!)」
ロゼッタ「このようなことは言語道断です!(ゴッ!)」
エース「悲しい力はここで断ち切りますわ!(ズドドド!)」
欠片「…哀れみさえ感じさせる。実に愚かなことだ…(シュバッ!)」
ハート「せぇい!(ガキィ!!)」
ソード「ハート!」
エース「間一髪ですね…」
ギリギリで防御することはできたものの、すぐに相手の反撃が待っていた。
欠片「…さぁ、次なる懺悔の用意をしてやる(ブチ…!)」
ダイヤモンド「何あれ!?気持ち悪い…」
パイン「足が複数あるみたいだけど」
パッション「そう、ね」
ピーチ「っていうか、あのシルエットは…」
今度は巨大な魔物を召喚してきた。その姿はまるいで海に生息する赤い生き物だった。
ハート「それより、美味しそう」
ソード「焼いて食べるのもいいかもね」
エース「更にこれを茹でたら最高ですわね」
ロゼッタ「はい、なんて立派なタコ―――」
ベリー「いやぁああああ~~~~っ!!(ブルブルブルブル)」
ピーチ「思いっきり怖がってるしっ!?」
ダイヤモンド「もしかして…タコ嫌い……?」
そう、あの生命体を一番怖がる人物がいたのだった。それはもう私達の目の前に。
パイン「よしよし、怖がらなくてもいいのよ。ねっ?(スリスリ)」
ベリー「あああああれは食べれるよね、食べたらどってことないはずよね―――えwfhfhふぁcんvんすおbsbじゃじゃぴjghbんxpp「@;、l:kぱjfjjjjjbんspdjbv@pjbだvvdq2vvm、sd@おkgs~~~っっっ!!!」
近寄るタコの形した魔物が徐々に近づいてくる。ごめん美希たん…。今は慰めてあげられないみたいだよ……。
ダイヤモンド「それより早くどうにかしないと!」
ハート「ヴオ゛イ゛ズイ゛ダたィ、アネ゛デパミ゛!!(じゅる)」
ダイヤモンド「ってか食べる気満々でしょ!?」
パッション「早く、どうにかしましょうか…」
ピーチ「それにあのタコはマズそうだよ!」
ロゼッタ「あらあら、食べれないなら残念ですね。それではあの腐ったタコもどきをクシャポイしましょう♪」
ソード「頼むからもう少し真剣になってよね…」
パイン「でもやっつけたところで被害がなくなるというのはそう簡単になさそうだけど…」
欠片「…飯事はここまでか?ならば行け、プリキュアを飲み込め」
余裕を見せてる暇なんてなかったぁ~!!早くどうにかしなければ危ないし!
ダイヤモンド「そういうやつは凍らせてあげるわ!プリキュア・ダイヤモンドシャワー!(ヒョォォォ!)」
ロゼッタ「まきつかれるくらいなら、これをあげますわ!ロゼッタバルーン!(ポン、ポン)」
ソード「ふと思ったけど、タコのどこが嫌なのかしら?そんなことより、ソードハリケーン!(シュバババァ!)」
ハート「ダゴ!ダゴ!あたしの食料っ!!ここは正気を戻して、プリキュア・ハートシュート!(ビシュン!)」
ハート達が全方位で技を炸裂させろ。ロゼッタがおびき寄せ担当で残りの三人で畳み掛けるという戦法。なかなか連携が整ってるね。
ピーチ「ベリーが動けないなら、私達だけでもやらなきゃ!」
パイン「早く終わらせましょう!」
パッション「ここで引き下がるわけにはいかないもの!」
さぁて、そろそろこの戦いも大詰めと迎えたいところだけど。果たしてやいかに。
~~???~~
L「そこにいたんだね。隠れてないで出てきてよ。君はキュアハートに会いたいんでしょ?」
???「マナ…、今すぐでも会いたいなぁ~」