プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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ご迷惑をおかけして申し訳ございませんがあらかじめご了承ください。


第125話 覚悟という名のケジメ

欠片「…来るか、プリキュア」

 

ピーチ「ピンクのハートは愛ある印、もぎたてフレッシュ、キュアピーチ!」

 

 

 

ヒュゥゥゥ…!

 

 

 

欠片「……それでこそ戦う意味があるというものか。我に力が宿るぞ…」

 

ピーチ「どんな手を使おうとも、シフォンのところへは行かせない…!」

 

欠片「…一人で何ができるのだ?」

 

 

 

現状、今は私一人だ。それでもやらなければならないことがあった。シフォンを狙うやつらに好き勝手はさせない…!

 

 

 

ピーチ「てやぁあああ!(ガッ!)」

 

欠片「…ちっぽけな感情を出しては我を倒せないぞ(ゴシュ!)」

 

ピーチ「私でも、やれるだけのことはあるんだからぁ!(バギャ!)」

 

 

 

一瞬の隙を与えずにひたすら攻撃を咬ます私。たかが相手は強そうな相手ではない。ここで負けるような真似なんて真っ平のごめんだ。

 

 

 

欠片「…猪口才な子娘が…!これならどうだ…(グォアァァァ!)」

 

ピーチ「これは、衝撃波―――あぁああああ!!」

 

欠片「…我をただの通過点だと思わないことだな。それとも、今ので怖気づいたか?」

 

ピーチ「私はまだ戦える…!勝負はこれからなんだから…」

 

 

 

予想打にしない一撃を受けてダメージを喰らってしまったが、こんなの大したことじゃない。

 

 

 

ピーチ「はっ!えい!ふん!(ガッ、ズガッ!)」

 

欠片「…威勢はまだまだいいようだ…(ガシッ!ズゴォ!)」

 

ピーチ「このまま一気に!キュアスティック・ピーチロッド!(シュパァァ)」

 

欠片「…いいぞ。ここでお前の力を見せてみるがいい…」

 

 

 

どうやら決定的な隙ができた。今がチャンスだ。

 

 

 

ピーチ「貫けぇえええ!(ブシュゥゥゥ!!)」

 

 

 

ビシャァァァ…!!

 

 

 

???「あなたには私の大事な召使をやらせない……」

 

ピーチ「…誰なの?」

 

欠片「…これは、姫巫女様…」

 

ピーチ「姫巫女…?」

 

 

 

突然現れたのは少し幼くて黒いフードをまとった少女だった。まさか、あいつと関わりが…?

 

 

 

???「我が名はX…。偉大なるネオフュージョン様の力によって生まれた存在である」

 

ピーチ「アルファベット一文字…。まさか」

 

X「私はR様、H様、そしてLお兄様の手でこの世界に君臨することができた。そして、私こそが時期―――いや、これを話したところであなたには理解できるはずがない」

 

ピーチ「一体何の話?」

 

欠片「…お前如きが姫巫女様に語りかけるなど愚の骨頂だ」

 

 

 

Xという少女はネオフュージョンの欠片に近づき、あるものを取り出した。どうやら球体みたいなものらしいけど、あれはどんな……。

 

 

 

欠片「…姫巫女様、何卒我にお力を…」

 

X「…わかったわ。お兄様から託されたネオフュージョン様の生命細胞の一部、無駄遣いしないように……ん」

 

ピーチ「何それ、生命細胞の一部…?」

 

 

 

その直後、ネオフュージョンの欠片はその細胞で劇的に進化を遂げたのだった…。

 

 

 

欠片「…おぉ、力が漲ってくるぞ…!」

 

X「さぁ、今こそその力をもってプリキュアを殲滅しなさい…(ブュワ…)」

 

ピーチ「あ、待って!あなたに聞きたいことが…」

 

欠片「…もう無駄なことだ。所詮お前に話す舌などないからな」

 

 

 

こんなことになって、本当に勝てるの?一気に劣勢して軍配が上がらなくなった。

 

 

 

ピーチ「ここで倒れたりなんかしない!何があっても!」

 

欠片「…この威力を試してやろう…(ギュオォォォ…!)」

 

ピーチ「…!?」

 

 

 

ダイヤモンド「プリキュア・ダイヤモンドシャワー!(ヒュゥゥゥ!)」

 

ソード「プリキュア・スパークルソード!(シュバババ!)」

 

 

 

あ、あれは……?

 

 

 

欠片「…まだいたのか」

 

ダイヤモンド「英知の光、キュアダイヤモンド!」

 

ロゼッタ「ひだまりポカポカ、キュアロゼッタ!」

 

ソード「勇気の刃、キュアソード!」

 

エース「愛の切り札、キュアエース!」

 

ピーチ「ハラショー……」

 

 

 

まさかの展開が繰り広げようとしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~駅付近~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美希「ラブ遅いわね…」

 

祈里「寝坊でもしたのかしら?」

 

美希「せつなも一緒らしいけど、大丈夫ね」

 

祈里「だといけれど」

 

 

 

ゴォォォ……!

 

 

 

美希「何が起きたの…?」

 

祈里「きっと向こう側からだわ」

 

 

 

欠片「…あそこに侵入者確認、直ちに報告をす……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~中央部~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パッション「真っ赤なハートは幸せの証、熟れたてフレッシュ、キュアパッション!」

 

ハート「みなぎる愛、キュアハート!」

 

 

 

ざわざわ……

 

 

 

ハート「愛を無くした悲しい欠片さん、このキュアハートがあなたのドキドキ、取り戻してみせる!」

 

パッション「どこから仕掛けてくるかはわからないけど、やれるだけのことはするわよ」

 

ハート「勿論さ!」

 

 

 

鈍い空気の中、あたしは勇気を振り絞りつつ前進した。それには迷いの文字などない。

 

 

 

欠片「……プリキュアを見つけた。直ちに排除する」

 

パッション「そうはさせないわ、てやぁ!(ドゴッ!)」

 

欠片「…俗人風情が、これならどうだ(コォォォ…!!)」

 

ハート「くっ…!はぁあああ!(ガシャァ!)」

 

欠片「…そのような攻撃など通用しない」

 

パッション「硬さはあるってことね…」

 

 

 

そう簡単には相手を仰け反らせることはできない。感触はとても固い、鋼鉄のボディみたいな頑丈さだ。

 

 

 

ハート(あの装甲…、もしかしたら圧力をかけて追いやれるかも……)

 

 

 

ここであたしはふとあることに気がつく。やれるかはわからないが、ここは賭けに出るしかない…!

 

 

 

ハート「たぁ!(グギャ!)てぇえええい!!(ドドドドドド!!)」

 

欠片「…押し出すつもりだろうが、そうはさせん(ギュォォォ…!)」

 

ハート「うっ…!これは、目くらまし…!?」

 

パッション「眩しくて、見えない…!」

 

欠片「……グロリアス・デウス…!(シュバァァァッ!!)」

 

 

 

その瞬間、視界が一瞬真っ白になりつつ膨大な波動が放出された。

 

 

 

パッション「危ないっ!」

 

ハート「こんなの、今すぐ掻き消す!ハート・ダイナマイト!!(ドシャァァァ!)」

 

 

 

だがしかし、こっちにも対策はあるんだから。ここで一気に―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハート「……動けない」

 

 

 

あたしは何も動けず、直撃を受けてしまった。


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