プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第122話 確かめてみる?

今日は個人的な用事でダンス大会が開かれる会場へ下見することにした。どうやら今日来れたのは私とせつなだけだった。

 

せつな「ここが会場みたいね。私達が見てあげるだけね」

 

ラブ「今回のメインはなんてたって―――」

 

せつな「マナ達の晴れ舞台だからね」

 

一応私達の場合は出場するわけでなく、マナ達のチームを応援する役目がある。ここぞと言わんばかりに勘違いしてしまいそうだけど、そういうこととなっている。

 

ラブ「っていうか、ここまでがあっという間だったね」

 

せつな「何が?」

 

ラブ「なんていうかさ、マナ達ってダンスを覚えたいって言ってたでしょ?そろそろ大会が開催される頃だし、もう順調じゃないかなって思っただけだよ」

 

せつな「言われてみればそうかもね。私達が直接指摘してるわけじゃないけど影で応援するだけのことをしたまでだと実感するわ」

 

せつなが頷きながら答えると、私は思わず心が揺さぶってしまう。一言で表すと、共感したような感じかな?

 

ラブ「へぇ~。せつなにはそう感じたんだ。私とはまた違った考え方だね」

 

せつな「今までラブの色んな表情を見てきたんだもの。気持ちは同じでまた異なる言い方にはなるわよ」

 

ひたすら自分の思ったことを告げるせつなに私は関心するように安堵する。私達にはまだまだ理解していないところもあるけど、友達を大切にしている気持ちがあればわかってもらえる可能性だってあり得なくもない。それこそ、何かをひたすら頑張る仲間を見守ってあげたいという考えだって出てくるはず。

 

ラブ「マナ達にも、今のを教えてあげたいな」

 

せつな「もう時期もあまりないし、早い内に伝えておかないとね」

 

辺りを見回しつつ、早々と会場内に入っていく。ちなみにこの会場は大きな市民ホールが舞台となっているため、人が入ってくると相当の人数となる。

 

せつな「ラブ、ステージに誰かいるわよ?」

 

するとせつながステージ側へと指をさした。確かに、誰かがいるけど…。ってあれは―――

 

 

 

マナ「あ、せつなだ。お~い!」

 

六花「こんなことろまで来るとはね」

 

亜久里「偶然ですわね」

 

 

 

なんとステージ側にいたのはマナ達だった。こんなことろで会えるなんて…。

 

ラブ「三人だけ?」

 

六花「ありすとまこぴーは今日だけ不在なの。私達だけでここに下見しに来たのよ」

 

亜久里「勿論、あれから上達しました」

 

せつな「少しだけ見せてもいいかしら?」

 

六花「本当は本番までのお楽しみにしておこうかと思ったけど、ちょっとだけならいいわよ」

 

ラブ「本当に!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~披露中~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラブ「おぉ~!こりゃ凄い!(ぐるぐる)」

 

六花「あなたが回ってどうするのよ…」

 

亜久里「興奮していらっしゃるようですわ」

 

せつな「なんていうか、結構上手になったわね」

 

マナ「えへへ、なんだか照れくさいなぁ。これでも結構練習したんだ」

 

ラブ「うひょ~―――うぐ…!」

 

六花「ほら、言わんこっちゃない…」

 

全部は言えないけど、とても上手だった。やっぱり上手くいってるもんだねぇ。

 

六花「二人とも、少し休もっか?」

 

亜久里「そうですわ。わたくし、少し喉の渇きを癒したいですわ」

 

せつな「マナ、ちょっといいかしら?」

 

マナ「別にいいけど?それより…」

 

せつな「ラブならすぐに立ち直れるから大丈夫よ」

 

ラブ「それ褒め言葉……?」

 

せつな「冗談よ。ラブはあとで伝えてほしいことがあるの」

 

ラブ「どんなこと?」

 

せつな「それはあとで教える」

 

そう言い残し、せつなはマナを連れてホール内をあとにした。一体せつなは私に何を言わせてほしいんだろう?


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