突然私の前に現れたのはRと名乗る男だった。そしてあいつはネガトーンという怪物を召喚した。コワイナーでもホシイナーでもない、あれは一体なんなの…?
R「それじゃ、軽く捻りつぶしてやるか。やれ、ネガトーン」
ネガトーン「ネガー!!」
ルージュ「来るようね。ここで倒す!」
ネガトーンはRの指示で攻撃を開始する。それに対して私は先制攻撃を仕掛ける。
ルージュ「プリキュア・ファイアーストライク!(ドォオオン!!)」
R「守りの体制に入れ」
ネガトーン「ネガー!!」
ビュゥゥ……
ルージュ「攻撃が吸収された…?」
守りの体制に入ったネガトーンは私の攻撃を無効化した。なんてしぶといやつなの…!
R「残念だが、お前の炎の攻撃など俺のネガトーンには通用しねぇ。なんせ、冷却装置に幸せのメロディーが潜んでいたからなぁ」
笑いながら私を蔑むR。幸せのメロディー?何のことなの?
R「お前の炎を吸収することにより、徐々に不幸のメロディーが溜まるからな。そうだなぁ、他に炎を使うプリキュアはキュアサニー辺りだろうけどな?」
ルージュ「不幸のメロディーって一体何の話なのよ…?」
R「それはお前が知るのに早すぎるんだよ。その答えはいずれプリキュア全員揃った時にわかるだろうさ」
私にとって理解できないことを言い続けるRは、ネガトーンに次ぎの指示を下す。
ネガトーン「ネガー!!(ボォオオオ!!)」
R「吸収した炎を冷気に変換する。そしてお前を氷漬けにするのさ!」
ルージュ「そんなことはさせない!アンタが何者なのかは知らないけどね!」
私は全力で反撃を開始する。それでもネガトーンは余裕の状態だった。
R「あまり攻撃をすると、ネガトーンがお前の力も吸収しちまうぞ?」
ビキビキビキ…!
ルージュ「何これ、足が凍っていく…!?」
すると突然私の足が凍りついてしまう。これじゃ何も動けない…!
R「残念だったな。このまま時間が過ぎるほどお前の身体は凍りつく。やがてネガトーンによってお前は粉々だ、ハッハァアア!!」
ルージュ「でも、私はこの程度で諦めるわけにはいかないからね…。絶対に抜け出してみせる!」
舐めるのもいい加減にしなさい。純情乙女の炎の一撃をお見舞いしてあげるんだから……!
あかね「?みんなどうしたん?」
なおとれいかと別れたうちは近くの体育館へ向かおうとすると、突然利用者のみんなが慌てて逃げてる。どなしたんや…?
鷲尾「そこの君、早く逃げた方がいいよ!」
あかね「今どういう状況やねん!?」
すると眼鏡をかけた若いお兄さんがうちにしがみつきながら慌てている。なんかいきなりくっついてきて気色悪いなぁ…。
鷲尾「体育館が氷漬けにされそうだよ。あぁ、りんちゃん大丈夫かな…?」
あかね「りん?アンタ、りんと知り合いちゃうん?」
鷲尾「そうだよ、さっき一緒にフットサルやってたけど…。突然赤い髪をした青年がちょっと来いって言ってたけど」
赤い髪の青年?なんだか怪しそうやな…!
あかね「わかった、ならうちがりんを呼び止めるで」
鷲尾「無茶だよ!?中はすっごく寒いし…」
あかね「うちなら大丈夫や、信じとき」
お兄さんの言葉を鵜呑みにせず、うちは真っ先に体育館の中へ入った。けどまぁ本当はみんなと同じく逃げた方が身のためやけどな…。
あかね「まさかこんな酷い状態やったとはな」
入ると体育館全体氷漬け状態や。これは何かありそうやな…!
あかね「こんな時にキャンディがいないなんてな。しゃあない、うちがなんとかするしかなさそうやで…!」
勇気を振り絞ってうちはスマイルパクトを手に取ると、
あかね「(レディ?)プリキュア・スマイルチャージ!!(ゴー!ゴーゴーレッツゴーサニー!)」
掛け声とともに光に包まれる。そして燃え盛る熱血の戦士へと変身するんやで!
サニー「太陽サンサン、熱血パワー!キュアサニー!!」
その戦士は、伝説の戦士プリキュアなんやで!よっしゃ!うちがりんを連れ戻したるでぇ!!