プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第121話 共に歩む感情

真琴「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト」

 

亜久里「そろそろ休憩していいでしょうか?」

 

あれから時が流れ、だいぶ慣れてきている。あたし達はチーム名を決めてからそれぞれで得意分野をマスターし、今となれば相当腕を磨いた方だと思う。

 

六花「じゃあ休憩のあとは私が指示するわね」

 

真琴「こうやって交代しながらやっていけるの凄く助かるわ六花」

 

ありす「あらあら、マナちゃんも張り切ってますね」

 

マナ「張り切ってるっていうか、今はこうして運動神経を今の内に整えておかないといけないし。それだけの努力はしているよ」

 

とりあえずやれるだけのことは早い段階で済ませておくのが御の字だしね、余裕を持てば大丈夫ってね。

 

六花「明日も自主トレしてその数日後にはダンスの講習会に参加する予定でいるからしっかり復習しておくのよ」

 

六花がメモ帳に目を通しながら伝える。講習会っていうのはなんでもプロやベテランのダンサーが初心者や経験者などに教える行事が近々開くらしい。一応ミユキさんにも許可を得てるから最終段階に取り掛かるのには打ってつけだ。

 

マナ「それで、その講習会ではどんなことをやるの?」

 

真琴「基本的にはダンサー達がダンスを教えたりするけど、中には振り付けのやり方とかも学べる機会があるわ。差し詰め、ダンスの真髄ってわけよ」

 

亜久里「この前見たチラシをよく確認していたらわかりますわね」

 

頷きながらこの前見たパフォーマーの条件のチラシを再度目を通す亜久里ちゃん。項目の内に披露するのは各チームによる未発表のものに限ると記されているが、まさしくそれを完成させるための手段である。

 

六花「こうやって見返せばわかるけど、油断は一切できないわ。演技力が後々に影響されるし」

 

マナ「しっかりしないと台無しだよね」

 

亜久里「ですが逆にそれを利用するチームもありそうですが…」

 

真琴「そこまで考えなくてもいいわよ。本番で上手くいけば問題ないわけだし」

 

ここからは気を引き締めてやらないとね。あとはできるだけのことをやりつくすしかないね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~夕方~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マナ「絶対成功させようねってまだ先の話かぁ…」

 

六花「気が早いわよ?とにかく明日は休日だけど早めの集合だから遅れないようにね」

 

ありす「疲れた身体を癒すのが一番です」

 

真琴「よく寝るのよ。次も忙しいから」

 

亜久里「わたくしは万全ですわ」

 

今日の練習が終わり、それぞれで解散する。前まで何の特徴のなかった部分をあそこまで補えたなんて思いもしなかったけど、残りの期間で完璧にしておく必要がある。それを踏まえてきっちり復習をするようにする。

 

 

 

その時、ふと感じたことがあった。

 

 

 

マナ(あたし達ってどうやってここまで来たんだろう…。努力?それとも喜び?)

 

 

 

それが、今後の結果に繋がってゆくものだと……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~???~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「……そろそろ生まれるね」

 

???「あぁ、新しい生命の誕生だ」

 

???「それこそが快楽ね」

 

 

 

ゴゴゴ…

 

 

 

???「私…は……、X。使うは……ヨクバール……」




次回、抜き打ちアンケートを行います。

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