プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第117話 理想の形

せつな「こんなに私達の気を使わなくてもいいのに」

 

ありす「いえいえ、これも何かの縁です。こうやって過ごすのも今の内だと思います」

 

セバスチャン「お嬢様はみなさんと会えてとても嬉しいご様子です」

 

美希(それは当然かもね)

 

祈里(美希ちゃん、上手いことを言えたわね)

 

六花「ありすの家は何でも素晴らしいわよ。かれこれ色々なものも備えてるし」

 

ラブ「超豪華な設備もあるよね!?」

 

美希「いちいち騒がないの。本当にお調子者なんだから、ラブは」

 

そんなこんなで一休みの時間を入れることができた。一応みんなも一安心できている様子だった。そこで私はある提案を思いつき、みんなに話そうとする。

 

ラブ「ねぇねぇ、折角ダンスを必死で覚えたいなら何かテーマを決めた方がいいと思うよ」

 

マナ「テーマ?」

 

六花「そうね、まだそこまで決めてなかったわね。まだ基本の動きやステップの踏み方しか教わってなかったはずね」

 

真琴「それらしいことに進んではいるけど、まだ定まるには至らないわ」

 

美希「今度開かれるアマチュアダンスパフォーマーに参加するんでしょ?それならもっとミユキさんにどうしたらいいかを聞いてみるといいわ」

 

祈里「それに自分達の個性を生かした動きや華やかな雰囲気を見いだすことも大事なの。やり方は様々だけど、どうするかはみんなの頑張り次第ね」

 

私達も最初は上手くいかなかったことだってごまんとあった。こうやって苦労を積み重ねた結果が爽快だったのがこれまた清々しい。そんな気持ちが湧いてきたのは何かしらの偶然ではなく、必然なのかもしれない。今のでなんとなくはイメージついたかな?

 

マナ「そうだね、まだしっかりしたアイデンティティがなっかね。早速後日それを整理しようよ」

 

真琴「その日はハードスケジュールのらしいわ。どうなるかはわかないはずよ?」

 

せつな「ハードスケジュール?」

 

六花「私達の練習でそんな日が設けられているけど、内容は厳しいかもしれないし」

 

亜久里「わたくしもまだまだ始めたばかりでどうなるかわかりませんわ…」

 

ありす「でしたらその日まで考えておきましょう」

 

ようやく定まってきたみたいかも。さて、もうちょっとフォローを入れとこうかな。

 

ラブ「あとさ、出場するならチーム名決めた方がいいじゃない?」

 

真琴「そういえばそれもまだだったわね」

 

祈里「名付け方はミユキさんに聞けばいいわ」

 

ありす「はい、どうやら話が盛り上がってきましたね」

 

六花「どんな感じになるかワクワクするようね。アイディアも今の内に考えなくちゃ」

 

美希「ただし、気持ちを込めて考えことを忘れちゃダメだからね?」

 

美希たんがニコニコしながら紅茶を啜る。ぶっちゃけ、お楽しみはこれからってことかな?

 

ありす「みなさん、盛り上がってる中突然ですが飴でもいかがですか?」

 

せつな「何かしら?」

 

ありす「先日大阪で取り寄せた禁断のスイーツですが―――」

 

ラブ「いただくよ~!(パク)」

 

ありす「あ、まだ説明が―――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、私は二日酔いを患う羽目となった……。


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