思わぬめぐり合いでひとまず落ち着くことができた私は状況を整理し、再び調査へと乗り込むことに。
ラブ「とりあえずカオルちゃんが帰ってくるまではやり過ごしするわけにもいかないだろうし…。まずはやれることをやるしかないかも」
迂闊だが、まずは自分で確かめなきゃいけない。もう一度謎を解明するために動き出そうとした時、
せつな「ラブ、そういえばさっきドーナツ食べたいって言ってたわよね?」
ラブ「そうだけど、どうしたの?」
ここでせつなが上手いタイミングで私を引き留めてきた。多分さのようなことを言った気はするけど、すっかり忘れてた。
せつな「実は……」
苦笑いするように横をチラ見するせつな。そこで目にしたのは……、
マナ「よいしょ……っと。六花、ありす、これでいいかな?」
六花「さっきこんだけ仕入れたのによく持って行けれたわね……」
ありす「いえいえ、折角の気持ちですのでおすそ分けでもしたいですわ」
ラブ「あぁ~!?あれはカオルちゃんの店のドーナツ!?」
向こうで大量に担いでいるドーナツの箱がびっしり詰まっていた。まさか…。
美希「凄い量ね…」
せつな「そうね、あれはあり得ないわ…」
マナ「遠慮しないで食べていいよ」
恐らく、原因はあれなんじゃ……。
ラブ「もしかして、ドーナツを大量買いしてるのって」
ありす「はい、私が全部買い取らせていただきました」
美希「ビンゴねラブ。これで問題は解決されたわ」
ラブ「そうだねぇ~―――って全然よくな~い!!」
そうだった!喜んでいる場合じゃない、私の生命よりも大事なドーナツを容赦なく買い占めるなんて!
カオルちゃん「たっだいま~―――って、これはどういう状況なんだ?」
ラブ「カオルちゃ~んっ!」
美希「話せば長くなるけど……」
~~事情を説明中~~
カオルちゃん「なぁんだ、そういうことだったのか。でも、Ⅾ-夏をたくさん買ってくれるってことはとても嬉しいことなんだよ。だけど、流石に他の人のことも少しくらい考えてほしいんだがねぇ、ははは」
せつな「私達と同じくらいの女の子っていう話は?」
カオルちゃん「そうさ、この娘達のことだよ。かなり元気一杯で羨ましいよ」
事情を話すと、カオルちゃんが喜ぶように笑っていた。とりあえずこの噂は一応わかったってことでいいかな?
祈里「みんな~、どうしたっていうの?」
ラブ「ブッキー丁度よかった。これこれこういうことがあったわけで」
祈里「もぉ~、ヒヤヒヤさせないでよね。でもラブちゃんが安心してくれてよかったわ」
昼寝から復帰したブッキーが駆けつけてきてなんとか無事に解決できた。だけど、どうしてあんなに買おうとしたんだろう?
せつな「マナ、なぜたくさん買ったりしたの?」
マナ「あたしじゃなくてありすなんだけどねぇ…(あはは)」
真琴「探したわよ、こんなところで油売ってたら恥ずかしいわよ?」
亜久里「全く、折角の女子の魅力が台無しですわ」
六花「まこぴーも亜久里ちゃんも来たみたいね」
祈里「なんか、私達と似てる気がするね」
そんなこんなで人数が増えてきたわけなので、ちょっと色々と整理しないとね。
~~色々と整理中~~
ラブ「改めてよろしくね、こんなに友達できるなんて幸せゲットしちゃった」
美希「はいはい、おあとがよろしいようで」
祈里「あなた達も幼い頃からのお友達同士だったわけね。私達と一緒だわ」
みんなで改めて自己紹介し場を整え終える。それから本題へと移ろうとしたいんだけど、和みモードへと移る。
マナ「似た者同士でキュンキュンだね」
六花「はいはい、以下同文」
ありす「幸せっていい言葉ですね。私も嬉しくなりますわ」
真琴「本当に仲がいいのね、これこそ最高の生き甲斐だと思うわ」
さっきのことは後程窺うとしてより取り見取りなムードへと変化した。さてと、問題はここからだよね。