プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第107話 君の知らない表情

数日後、私達はミユキさんと一緒に遠くの街でショッピングをすることになった。ぶっちゃけ、ミユキさん自身も忙しかったらしい。

 

祈里「この服なんかどうかな?」

 

ラブ「とってもオシャレだよ~!(ピョン、ピョン)」

 

美希「飛び跳ねるのやめなさいよ…」

 

今は私と美希たんとブッキーの三人であちこちを巡っている。ミユキさんとせつなはエントランスホールのベンチで休憩中なんだとか。

 

タルト「そういえば最近妙な怪物が出なくてせいせいするで」

 

祈里「まぁね。このまま何もなければ御の字ね」

 

美希「こうやって時が過ぎればまた変な奴らが襲ってくる可能性だってあるわ」

 

ラブ「とにかく今は難しいことは忘れようよ。その時になったらでいいから」

 

美希「そうね、今は気楽に楽しみましょうか」

 

あれから怪しい影はなく、どうにか平凡な日常を過ごせている私達。ここのところ結構疲労が続いてダルかったらかね。でも今はまともな休みらしい一日が取れてホッとしたのでしばらくは平和なので思う存分元気に動ける状態だ。

 

ラブ「えーっと、集合時刻まであと僅か…」

 

美希「そろそろいい時間だから早く戻ろうか」

 

祈里「その次はみんなで食事の時間ね」

 

私は時間を確認して集合時間までの残り時間を見ていた。丁度いいタイミングのため、そろそろ戻ることにした。さて、みんなでどこかに食べに行きたいな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~一方その頃~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マナ「どはぁ~!?集合時間まで間に合わな~い!」

 

六花「目的を忘れてのんびりするからこうなるのよ!少しは自覚しなさいよ!」

 

ありす「まぁまぁ、時にはそういうこともありますわ」

 

真琴「ありすは甘やかしすぎよ、これじゃダンスで優勝なんて夢のまた夢よ」

 

亜久里「事情はきっちり聞きましたので私もダンスに貢献しますわ」

 

あの時の騒動から数日後、あたし達は順調に練習に励んでいた。亜久里ちゃんもすっかり練習に参加するようになってからチームワークも整ってきている。

 

六花「この前利用した場所なら大丈夫ね」

 

真琴「クローバータウンストリートはダンスの練習する人達には打ってつけの場所だしね。今日もあそこで練習しようよ」

 

六花とまこぴーがスケジュール表を確認しながら今日の練習場所を決めていた。ここら辺の管理はしっかりしているから頼りになるかも。一方亜久里ちゃんは合同で練習するのは初めてだ。ここ数日間は個人で行っていたからみんなで合わせるのは心待ちにしていたに違いはない。ここからはあたし達がどのような感じでポジションを取っているかを一緒に整理しながら始める。

 

ありす「まずはここまでやったことをもう一度整理してみましょうか」

 

目的地であるクローバータウンストリートへ移動しながらここまでやったことを振り返ってみた。

 

 

 

基本な立ち位置についてだが、まずは中心に集まるような形となる。

 

 

 

大ざっぱに図で表すとこんな感じ(○はあたし、▵は六花、□はありす、▲はまこぴーで表す。そこにどこのポジションに亜久里ちゃんが入るかを決めてく)。

 

 

 

 

 

 

 

                正面

 

                 ▵

                ▲ □

                 ○

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始まった辺りで一斉にポジションをチェンジしていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                正面

 

                 ○

 

              ▵     ▲

 

                 □

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある程度のポジション変えを行い、そのまま踊る。そこから次のステップへ踏むところから勝負。その際はこのような立ち位置となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                正面

 

               ○  ▲

             ▵      □

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでがあたし達が今やっているパートとなる。その他の具体的な動きはミユキさんから直接アドバイスをもらう予定だ。そこに亜久里ちゃんがやるところを練習しながら組み入れることにする。

 

真琴「私のイメージだとあまり端側にいないようにポジションしたいと思ってるんだけど。どうかしら」

 

六花「多分目立たないよりはいいと思うわ」

 

亜久里「もっと華麗にアピールできる立ち位置にならやれる感じですわ」

 

その答えは単純明快だ。最もまこぴーが指定した位置なら亜久里ちゃんも大いにアピールが可能だ。

 

マナ「あとは、スムーズに動けばどうにかなるかもね…」

 

歪だが、あたしも自分で整理したアピールを生かさなきゃいけない。ここはみんなに負けないくらいの勢いを見せつけなくちゃね。そんなこんなで目的地のクローバータウンストリートへと到着しつつあった。


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