プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第9話 闇の炎の予兆

バカげた昼は終わり、私は近くの体育館でフットサルを気分転換にやることにした。ちなみにのぞみとうららはそれぞれで出かけている。休日だけど練習できるかしら?

 

りん「まぁ部活仲間がいたら好都合だけどね。とりあえず入ろ」

 

ボールを出して中へ入ると、

 

 

 

???「さて、今日はフットサルやるぞ。珍しくうららちゃんのマネージャーとしての仕事が休みになったからラッキー」

 

 

 

りん「あれ?鷲尾さんじゃないですか」

 

入り口を遮るように鷲尾さんが立っていた。でもどうしているんだろう…?

 

鷲尾「あ、りんちゃんだ。こんなところで会うなんて奇遇だね」

 

りん「鷲尾さんは今から何をするんです?」

 

鷲尾「これからフットサルをやるつもりなんだよ。よかったら一緒にやらない?」

 

ニコニコしながらジャージを出す鷲尾さんは私を誘う。でも、

 

りん「丁度私もやろうと思ってて、誘うまでもないみたいですね」

 

鷲尾「そうなんだ。たまたま考えてることが同じだったみたいだね」

 

元々やろうと思ってたから私はストレートに返答した。それから私と鷲尾さんは二人で練習を始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜一時間後〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一時間後、結構疲れてきたので私達は一旦休憩を挟んだ。まさか鷲尾さんとここまで体を動かすことなんてね。

 

りん「鷲尾さん、結構体力ありますねぇ」

 

鷲尾「そうなんだけど普段はあまり派手な運動しないからさ」

 

お互いスポーツドリンクを飲みながら雑談をする。でも、これだけだと面白くないから別の話題を挙げるかな。

 

りん「そういえば私新しい友達できたんですよ」

 

鷲尾「そうなんだ。で、どんな子なの?」

 

りん「赤い髪をして黄色の髪留めをしていて関西弁で話している面白い子なんですよ」

 

私は鷲尾さんにあかねのことを説明する。ぶっちゃけ鷲尾さんはうららのマネージャーだから下な紹介はしないのが得かもしれないと思う。

 

鷲尾「とても明るい友達ができたのが嬉しいんじゃないりんごちゃん?」

 

りん「それほどでもないですって」

 

タオルで顔を拭いて気持ちをリフレッシュさせる私達。さぁ、この後はハードな練習やるか。

 

 

 

???「おい、ちょっといいか?」

 

 

 

りん「誰なのよ?」

 

すると突然赤い髪をした青年が私達の前に現れた。

 

鷲尾「君はなんなの?」

 

???「てめぇに用はねぇ。用があるのはそこの女だ」

 

りん「鷲尾さん、ちょっとそこで待っててください。私コイツと話してくるので」

 

もしかしたら厄介になりそうね。ここは場所を変えないと…!

 

???「いい面してんじゃねぇか。いいだろう…、ちょっと来いよ」

 

 

私は青年と一緒に体育館を出た。絶対に鷲尾さんを巻き込むわけにはいかない。

 

 

 

???「てめぇのことは知ってるぜ、夏木りんーーーいや、キュアルージュ」

 

りん「アンタは何なのよ…」

 

R「俺の名はR。お前らプリキュアを駆逐するために生まれた存在さ。今お前がいるからラッキーだなぁ」

 

Rと名乗る青年はとてつもない邪気を放つ。アイツは危ないわね…!

 

りん「いいわよ、私と勝負よ。私が勝ったら大人しく立ち去りなさい…!」

 

R「わかった、だが俺も本気を出す。出でよ、ネガトーン‼︎」

 

 

 

ネガトーン「ネガー!」

 

 

 

するとRは何もないところから怪物を召喚してきた。

 

りん「コワイナーでもホシイナーでもない、あれは何…?」

 

でも、ここで引き下がるわけにはいかない!

 

 

 

りん「プリキュア・メタモルフォーゼ‼︎」

 

 

 

私はキュアモを取り出し、掛け声とともに変身する。

 

 

 

ルージュ「情熱の紅い炎、キュアルージュ‼︎」

 

そして私は伝説の戦士、プリキュアへと姿を変えた。

 

R「プリキュア、ここで蹴散らしてやるからな。覚悟はできてるか‼︎」

 

当たり前よ、その言葉そっくりそのままお返ししてやるんだから‼︎


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