プリキュアオールスターズ大戦   作:クワトロン大帝

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第98話 不思議な出会い

マナ「えっと、これでいいかな?個人の振り付けとかを決める方法は」

 

ありす「このようにやれば問題ありません。きっと上手くいくはずですわ」

 

次に個人でのポジションや振り付けなどを予め整理していた。いざとなればしくじらなようにしないとならない。

 

六花「ましてや初心者だけじゃなく経験のあるチームも参加するから細かい部分にも気にしなきゃね」

 

六花が裏紙にどんな動きをするかを指定させる。これはまこぴーから聞いたアドバイスを参考にしているらしい。ボールペンでそれぞれの位置を書いて矢印で進む方角までを書き出す。序盤までは万全に対策を練っているからここからどう繋げていくかが重要となる。

 

ありす「でもこれだけポジションを決めるとなれば相当時間かかりますわ」

 

マナ「そこなんだけど、あたしと六花の動きはだいたいわかってきたけどね。あとは上手く動きが咬み合うかどうかだね」

 

ポジションを確認しながら次に移る行動を積み立てる。もしも失敗してしまった時にはまこぴーが苛めないように対策を練るらしい。

 

六花「ここまでは順調ね。万が一の時はお互い助け合いしなくちゃ切り抜けないわ」

 

ありす「書き出したことを参考にして自主トレするってわけですね」

 

六花「平たく言えばそうなるわ。私だったらこういうことは必死になるタイプだから責任持って成し遂げるわ(もふ、もふ)」

 

悩むようにありすが用意してくれたマーマレードを頬張りながら答える六花。いくら頭がよくてもあそこまで悩めばまた話も変わる。

 

マナ「それで、ミユキさんにも相談した方が策かもしれないよね(もふ、もふ)」

 

ありす「マナちゃんの言う通りです。真琴さんも判断できない場合には相談するのもいい手だと思います(もふ、もふ)」

 

ついでにあたしとありすもマーマレードを頬張りながら考えていた。このマーマレード、味的には外国産のようだ。

 

マナ「いかにも、狙いどころは一瞬ってわけだね」

 

六花「ええ。つけいる隙は終盤だと判断できるわね」

 

ありす「なかなか頭が冴えわたりませんわ……」

 

紅茶を啜りながらそのまま脳裏を過ぎり始めた。どこかで成功する出口が見つかるはず……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~その頃~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真琴「これからしばらく休憩かぁ…。そういえばマナ達上手く考えが纏まってるのかしら?」

 

ダビィ「心配なの?」

 

真琴「なんだか、そう思ってるのかもしれない。私が自主トレの指揮をとるからそれまでの間に整ってればいいんだけど」

 

ダビィ「多分大丈夫よ。焦らないでいけばきっと乗り越えられるはずだから」

 

真琴「ダビィ…。そうよね、私が心配したって何も始まらないよね。マナ達だって落ちぶれてはいないはず。私も頑張らないと先を越されそうだし」

 

ダビィ「それでよし、流石は真琴ね。その意気込みを忘れちゃダメよ」

 

真琴「やってみるよ。マナ達が補えきれない部分は私がカバーするわ」

 

ダビィ「期待してるわね」

 

真琴「何事にもチャレンジしてみるよ」

 

ダビィ「それが一番よ」

 

真琴(マナ達、上手く考えが出てきたのかな……?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~そして今~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マナ「今日はここまでにしよう。明日から自主トレだから、まこぴーも来れるみたいだからね」

 

六花「それに、もう帰る時間だしこの辺でお開きにしましょう」

 

ありす「わかりました。他のことはまた明日にしましょうね」

 

日の入りに差し掛かったので、そろそろ家に帰ることにした。ありすも負けずといわんばかりに努力するみたいだ。六花はこの後六花のお母さんと一緒に買い物に行くみたいなので近くのスーパー辺りで別れた。どうやら待ち合わせしていたらしい。

 

マナ「疲れた~。シャルルも疲れてない?」

 

シャルル「大丈夫シャル。ゆっくり寝たら元気シャル」

 

あたしは少し暇なので、またまたジョーさんのところへ行くことにした。まぁあまり迷惑かけないようにしないとね…。

 

マナ「こんばんわ、マナで~す」

 

ジョー「やぁいらっしゃい。アイちゃんを引き取りに来たんだね」

 

ちなみにさっきジョーさんのところでアイちゃんを預けていたのでその引き取りに来るために立ち寄った。

 

ジョー「アイちゃん気持ちよさそうに寝てるよ」

 

マナ「それじゃあたしは帰りますね」

 

ジョー「あ、ちょっといいかい?」

 

マナ「はい?」

 

ここで帰ろうとするとジョーさんに引き留められる。一体何が言いたいのかな?

 

ジョー「実は昨日、君のことが気になって会ってみたいって言ってた女の子がいてね。今度ここに来るといいよ」

 

マナ「あたしに会いたい人?」

 

ちょっとだけ首を傾げてしまう…。どんな理由だろうか。

 

ジョー「まぁそういうことだから、気をつけて帰るんだよ」

 

マナ「は、はぁ……。えっと、その娘の名前は?」

 

ジョー「確か、東…せつなちゃんだっけ?」

 

 

 

空はすっかり暗くなってきた……。

 

 

 

あたしは夜の帰り道をこっそり歩いてる。どこの住宅街も灯りと照らしていた。道はただ暗いまま。唯一の灯りは電信柱についていた灯りだけ。

 

マナ「あ…。誰かが灯りの前に立っている…?」

 

 

 

マナ「女の子……?」




えりひめアワー(ミニ)

えりか「今日は短いので簡単に済ませるっしゅ!」

ひめ「しばらくこのコーナーやれてなくて申し訳ありません」

えりか「でももう少しで再開するので待っててね」

ひめ「ぬる~いコーナーもまたやるのでお楽しみ!」



えりか&ひめ「「それでは、今後ともよろしくっしゅ!」」

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