天国には理想郷がありまして   作:空飛ぶ鶏゜

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キツネを包む

 巻き上がる爆炎。むせるような油の匂いと共に黒煙が辺り一面を覆い尽くす。

 抱えていた荷物を地面に下ろせば、憮然とした態度でこちらを睨みつける。

 

「テメー、何を考えてやがる」

「口には出せないような卑猥な事とかとか……。それより土方さん、人生は選択の連続だっていうけれど、マヨラーと化ケ物どっちが遮蔽物として有効だと思います?」

 

 もう一機。煙る空の合間に見えた。センターに搭載された銃器が真正面を捉えていた。

 地に落ちたヘリは炎を上げている。荒野のど真ん中。木も岩も、遮るものは何もない。

 ゆっくりと、銃弾が吐き出される。

 (つんざ)くような音と共に、土煙が上がる。霞む視界。

 それが収まると――両の手を広げた黒い背中が見えた。

 

「正解は、真選組の参謀様でした」

「――!?」

 

 土方さんの目が見開かれる。

 鴨ちゃんもまた、自身の体を見て、まるで信じられないかのように呆然と立ち尽くす。

 ()()()()()()()()に、くっきりと境目を残して、銃弾が地面に跡を残す。

 次弾が装填される。

 帳尻合わせの為に必要な命を一つ加算する。

 

「止めろ!!!」

 

 振りかぶった刀に、私の狙いが何なのかを悟った土方さんが静止をかける。それを振り切り、投げ打つ。絶望に染まった操縦者の顔をしっかりと目に焼き付けた。

 コントロールを失ったヘリは斜めにバランスを崩し、そのまま落ちていった。

 

「答え合わせの時間としよーか」

 

 立ち尽くす大人二人を前に、へらりと笑う。

 

 

 

 

 近藤さん、土方さん、鴨ちゃん。神楽ちゃん、新八君、ミツバさん……そして、ボロボロになった体を引きずって、鬼兵隊の車に乗って追いかけてきた銀さん。

 横転した列車の前に並び立ち、様々な思いを乗せ、視線を向けていた。

 

「やぁー、そんなに熱心に見つめられたら照れちゃうなぁ」

 

 へらへら笑う私と対照的に皆、黙りこくっていた。

 視線から逃れるように見上げると、暗い夜空に糸のように細い月が浮かんでいた。

 耳が痛いほどの沈黙。こじ開けるように、溜息をつき、話を繋ぐ。

 

「鴨ちゃんの狙いは近藤さんを囮にした鬼兵隊の殲滅。――今回の作戦は、秘密裏に独断で行われたもの。誰も何も知らなかった。上手く乗せられた隊士等も誰も。近藤さんが大根なのは分かっていたし、土方さんに反対されるのは目に見えていたから。越権行為ではあったけれど、その効果は著しく、鬼兵隊の戦力を削ぐ事に見事成功。そして……獅子身中の虫ともいうべき、裏切り者の炙り出しにも成功した」

「その裏切り者っていうのは……」

「私」

 

 当惑した近藤さんの言葉にきっぱりと答える。

 しんと静まり返る沈黙が重く、動かない世界にどうしたものかと言葉を継ぎ足す。

 

「んーっと、それなりの犠牲はあったものの作戦は成功に終わったので、結果オーライって事で。乗せられちゃった隊士達は、まあ抜き打ち検査みたいなモンだから、罰として屯所を十周ぐらい……」

「ざけんなよ」

「えーっと、成果が足りなかったとか? 土方さんは知らないかもだけど、それなりの数の鬼兵隊は打ち取れたと思うよ? 犠牲者ゼロで最大限の成果。流石、真選組の参謀様が立てた作戦」

 

 戦場に残してきた死体の山を思い出す。ざっと一個中隊はいたんじゃないかと思う。

 

「ふざけてんじゃねーぞ」

 

 怒りが押し込められていた。

 静かにその言葉を受け止める私に、土方さんは続ける。

 

「下手な嘘に付き合ってる暇はねェんだよ。テメーの目的はなんだ」

「鬼兵隊と手を組んで国家転覆とか?」

「斬るぞ」

 

 土方さんの手が刀に向かう。

 

「それで気が済むのなら?」

 

 大きく手を広げ受け入れる体勢を取る。

 今にも抜かんとばかりの刀は怖くなかった。それが脅しであるとか、そんな事実関係なしに、今更死ぬのが怖いなんて……。ただ、神楽ちゃんや、新八君には悪いなと思った。

 

「二人共もう止めるんだ」

 

 そんな土方さんを押し留めたのは近藤さんだった。刀を握る肩に手を置き、引く。だらりと離れた。

 後ろに退(さが)った土方さんに代わり、澄んだ瞳が見つめる。この目が苦手だ。真っ直ぐで、誤魔化しも嘘も……なにもつけなくなる気がする。

 

「キリちゃん……裏切り者は斬らなきゃならない……例えそれが誰であろうが」

「……だからどうぞって言ってるじゃないですか」

 

 近藤さんの言葉に、余裕を取り繕えなくなり、苛立つ。

 

「キリちゃん君だけじゃない……先生……伊東もだ」

 

 局長の顔で近藤さんが見つめていた。 

 視線を逸らすことなんて出来うるはずもなく、切り離した心で何が足りなかったのか薄らぼんやり考える。

 並べた嘘の数か――命の数か……。

 

「だから正直に答えてほしい。キリちゃん……君はどうしたかったんだい?」

「…………」

 

 どうしたかったのか? 決まっている。斬らないで欲しいのだ。

 確かにこの人は、太陽だと思った。真芯を溶かしてしまいそうな、温かな熱を含んだ言葉に、喉元まで出かかった言葉を飲み込む。

 ――甘えだ。

 彼等が斬るべきだと判断するのなら、そうあるべきなのだ。

 

「伊東」

 

 土方さんがそう一言声をかける。

 隣立つ銀縁メガネの奥は覚悟を決めたようだった。武士らしく、凜と、物悲しく、しかし、どこか満足そうに。

 

「腹ぐらい切らせて貰えるのだろうな?」

「精々、派手にかっさばけ」

 

 連れ立って、静かに背を向けて、()()()しまう。

 

「待って!」

 

 肩越しに向けられる視線に狼狽え、後退る。

 諦めるのは得意だった。諦める為の努力には慣れていた。

 

「……えっとほらさ、連れて行くなら私も一緒じゃないと。手錠とか嵌めてみる?」

 

 それなのに……時間を引き延ばす事もできないような御託を並べて、何をしているんだろうか。

 立ち止まり、土方さんが振り向く。

 

「テメーなんざ捕まえても税金の無駄だ。どこの馬の骨とも分からねぇ……そんな奴捕まえた所で扱いに困るだけだ。いらねぇよ」

 

 足りない。何もかもが足りない。手札は全て切り終え、空っぽの手にどうしたら良いかわからなくなる。

 フラッシュバックする死体の山。絶望に彩られたヘリの操縦者の顔。何も……意味がなかった彼等の死。一人の命を救うために百を捨てた。それでも救えなかった……。間違いだったと心が告げる。

 それを認める事ができずに、

 

「首が! 事態の収拾をつけるための首が必要だっていうなら……私の首だって!」

「行くぞ」

 

 届かない。言葉すらも。

 

「待ってってば!!」

 

 駄々を捏ねる子供に戻ったようだった。足掻き、喚き散らす。

 諦めきれない子供だった。

 

「しつけーぞ。お子様の遊び場じゃねーんだよ、戦場(ここ)は」

 

 見下すように、土方さんはそんな子供を見つめる。

 

「……違う!」

 

 反発する。大人になりきれない、子供なのかもしれない、でも――軽い気持ちでいじくり回した訳じゃない。ちゃんと覚悟はあった。信念もあった。

 遊びなんてそんな気持ちでそうした訳じゃない!

 

「どこが違うっていうんだ。何がしたかったのか説明もできず、周りぶん回して、耳障りのいい嘘八百並べたてて、それを信じろってか? お人形遊びしてんじゃねーよ」

「そんな事……」

 

 違うと言えなかった。そうだろうか? そうなのだろうか? 都合の良い未来を信じて、都合の良いように捏ね回した。

 最後まで言い切れなかった私を追い詰めるように、土方さんは続ける。

 

「違うってんのなら、口にだしてちゃんと言え。何のためにお前が事を起こしたのかはっきりと。逃げてんじゃねーよ」

「護りたかった。救いたかった。そういえばいい? それで満足?」

 

 するっと溢れた。自尊心が言葉をコーティングする。棘のように身を包み、最後の一線、縁ぎりぎりにしがみつく。だが、そんなもの――。

 

「満足? するかよ。生ぬるすぎて、ヘソで茶が湧かァ。満足させたきゃ、泣いて喚いて、這いつくばって、(ひざまづ)け! 護りたいなんて世迷い事口にすんだったら、みっともなく這いずりまわって最後まで手を尽くせ!!」

 

 容赦なくぶつけられる言葉に、剥ぎ取られる。取り繕って大人ぶって、それでいて大人になりきれない甘えを木っ端微塵に打ち砕かれる。

 そして、土方さんの正しさを知る。

 分かっていなかった、覚悟したつもりだった。そんなもの、おべんちゃらも良いところだ。

 全てを投げ打って頭を下げ、許しをこうべきなのだ。そうすべきなのだ。だって……殺したのだから。

 真っ赤な柔らかい臓腑を、むき出しにして、自ら削り取らねばならない苦痛。アイデンティティともいえる部分を、そうして切り取って売りに出さねばならないのだ。その為に、殺したのだから。

 

「……お願い……鴨ちゃんを斬らないで」

 

 歯を食いしばり、頭を下げ、地面を見つめる。

 ふっと抜ける息の音。

 

「伊東、テメーはもっかい平からやり直しだ。近藤さん囮にするなんざ許されねーよ。本来なら切腹モンだが……手柄に免じて降格って所が妥当だろ、なぁ近藤さん」

「そうだなトシ」

 

 そんな頭上に、棒読みの台詞が降ってくる。大人に始末をつけられた。そして、私の『為』の茶番なのだとそこで気づく。無理矢理ギブスを嵌められて正しい位置に骨を戻されたような気持ち悪さ。

 全てをボロボロに剥ぎ取られ、どういう顔をしたら良いか分からない私の頭にぽんと手が乗せられる。

 

「けーるぞ」

 

 頭を上げると、銀さんは相変わらず死んだ目で、何事もなかったかのような顔をしていた。新八君と神楽ちゃんはどこか怒った顔をしていた。

 世界は再び回りだす。

 ぞろぞろと動く面々。そんな中、近藤さんがこちらを向く。

 

「総悟とザキは?」

「屯所で寝てる、皆も」

「そうか……」

 

 肩の力を抜き、近藤さんはそこでようやく弛緩し、笑う。

 

「待ってくれ! 確かに僕は……見間違える筈は!」

「きっと狐につままれたんだよ」

 

 そして、いつもの自分を幾つか取り戻し、かぶりを振る鴨ちゃんを、私も笑う。

 少し向こうで三人がこちらを振り返り待っていた。

 

「銀さん! 私……先、帰ってるね!」

 

 けれど、完全には戻れない私はそう言うしかなかった。

 混ざれない、そう思ってしまったのだ。そして跳ぶ。

 

 

 

 

「胸糞悪ィ……」

 

 土方はそう言うと、つい先程までキリが存在していた場所に舌打ちし、がごんと、転がっていた列車の破片を蹴った。それでも鬱憤は晴れないのか、苦々しげに、胸ポケットを漁ると、取り出した煙草に火をつける。ふわりと煙が広がった。 

 それを痛ましげな表情で、近藤が見つめていた。

 

「助けられたんだろうな……僕は」

 

 狐につままれたと言ったキリの言葉を胸の内で反芻して、伊東はひとりごちる。

 本当に欲しかった物――器を満たす理解者などではなく、共に酒を酌み交わす仲間を、気づけなかった大切なものを、自ら失う寸前で拾われた。まるで本当に狐に化かされたようだと思った。

 出会いは偶然だった。元がつくが参謀としての威信にかけて、あれは演技なんかではなかったと伊東は断言する。あれが演技などであれば、もっと器用に立ち回ることもできたであろうと。

 ドミノ倒しの様にパタパタと偶然と思惑が重なり、命を拾った。

 

「あそこまでいけばもう、病気だろ。万事屋ァ……気をつけろよ。するっと抜けてくぞありゃぁ」

 

 立ち去ろうとした銀時へ、土方は空に煙を吐き告げる。

 

「分かってるよ」

 

 十分に知っていると断言する口調で、苛立たしげに銀時はそう答えた。

 見上げる二人を連れて、銀時は帰路にたつ。

 真選組もまた。

 

 

 

 

 のっぺりとした海を見ながら、私は足を投げ出す。

 埠頭に月が浮かんでいた。

 ふわりと、光を作る。一つ、二つ、三つ。

 灯籠流しの時期なんて知らないけれど、それが死者を見送る為のものだという事ぐらいは知っているので、一つづつ海に落としていった。

 十を超え、一本の糸のように連なる光を見ながら思い出す。

 一直線を示す心電図、病室に眠る私、ヘリの操縦者の絶望に染まった顔、殺した鬼兵隊の面々。

 連想ゲームに失敗する。違う、最初にヘリの操縦者が順序としては正しい。誤魔化そうとしただけ。

 不思議と人を殺した自分を恐ろしいとも、許せないとも思わなかった。確信犯だからだろうか。あんなに殺したのに。時間が立てば自分の恐ろしさに震えがくるのか。

 そこでようやっと自分が殺したものの事など何も考えていないことに気付いた。ゆっくりリアルに考えようとしてそれすら失敗する。殺した人達に愛する人がいただとか、残してきたものがあるだとか、こんな卑怯な手段で殺されたのだからさぞや無念だろうとか……どれもリアリティに欠け、悲しむ為にそう考えようとしている事そのものが馬鹿らしくなる。

 キラキラと連なる光はとても綺麗で、葬儀の作法なんて知らないけれど、幽霊が本当に存在するこの世界で何かの慰めになればいいと思った。

 どのぐらいそうしていただろうか。月が沈む程度の時間。

 鎮魂歌を知らない私は、ありったけの歌を歌う。

 

「それなんつー歌?」

 

 背後に立つ気配。

 

「現状ディストラクション。知ってる?」

「知らねーなぁ」 

 

 どうでも良かったのか、興味を放り投げた銀さんはそう答えると、背中を合わせ、どんっと体重をかけ、座る。

 前のめりになった体。体重をかけ返し、起こす。

 

「ここにいるって、よく分かったね」

「銀さんは何でも知ってんだよ」

「そっか……そりゃ凄いや」

 

 もたれかかってくる背中に、銀さんの体温を感じた。生きている人間の温度。

 振り返る事なく、朝日に紛れ見えなくなった光を追う。

 

「私が勝手にした事だから」

「そうだな」

 

 無意味なやり取り。きっとそう言ったところで背負ってしまうのだろうこの人は。

 

――残酷な命の計算。

 

 それを叱りもせず、問い詰めもせず、止めれなかった事に対する詫びも入れず、一緒に背負ってくれるつもりなのだ。

 二人で背負えば悲しみは半分と良く言うけれど、私はそう思わない。私の悲しみや苦しみは私のものだし、銀さんのものは銀さんのものだから、結果的に言えば単に二倍になるだけ……。合理的な私の脳味噌はそれを無駄だと切って捨てる。

 けれど銀さんは穏やかに波打つ海の様で、余りにも美しすぎるから、心が惹かれ、同調し、凪いでいく。

 朝日がすっかり辺りを照らし、眩しい光に目を細める――。

 

「お前、伊東に惚れてたのか」

 

 あまりにもゆっくりとした真面目な声でそう言うものだから、思わず吹いてしまった。

 

「銀さんが読み誤ることなんてあるんだね」

「お前、人のことなんだと思ってんの」

「銀さんは私のことなんて全部するっとお見通しだ! とか思ってた」

「何でもかんでも分かってたまるか」

「さっきと言ってることが違う」

「人間ってのはズりィ生き物なんだよ」

「そうでしたねー」

 

 ケラケラと笑う私に、銀さんが後頭部に軽く、ゴチンと頭をぶつけてくる。

 銀さんがあまりにも私の事を分かってくれるから、本当はいつも言葉が足りてなかったのかもしれない。意識していつもの自分より長く言葉を紡ぐ。

 

「鴨ちゃんはもう一人の私なんだ。そうなっていたかもしれない私。鏡に恋愛できるほどナルシストじゃないよ。でも、鏡の中の自分を可哀想だって思う程度にはエゴイストなんだ。まあ……結局は鴨ちゃんを好きって事なのかも知れない」

「なんだ当たってんじゃねェかよ」

「そーかも」

 

 打算から始まった腐れ縁は、醜いエゴイズムで終わったのだろう。失った絆に胸が少し痛む。

 

「ねェ銀さん。鬼兵隊の事も嫌いじゃなかったって言ったら怒る?」

 

 ポロリと漏らした本音。

 

「何股かけるつもりだ、おめーは」

「仕方ないよ、愛は世界を救うんだから」

 

 怒りはしなかったけど呆れられた。

 銀さんのその懐の深さが羨ましい。

 私の物差しはそれが間違っていると示すのだから。

 

「ちょっとこっちきて」

「あ?」

 

 体を回し、銀さんの襟首を捕まえて、引き寄せる。

 

「アニマルヒーリング!」

「いっつぇええ!」

 

 嫉妬に駆られた八つ当たりで、わざと傷口をえぐる角度で抱きつく。

 

「それに、愛があれば怪我なんて治っちゃうんですよ」

 

 唐突にぱっと離して立ち上がる。

 

「お前の治療は痛ぇよ、くそっ。迎えにきた銀さんをもっと労りやがれ。だいたい、この場合どっちが動物なんだってんだ」

「銀さんに決まってんじゃん、男は皆狼なんでしょ」

 

 やっぱり見透かされていた私は、それに軽口で応える。

 傷口を確認する銀さんを置いて先に立つ。

 銀さんが来てくれる前に色々自分の中で決着は付いた。

 でも、誰かからの愛を欲してたのかもしれない。失ったものの代わりに。

 それをくれた銀さんにお返しをする。愛はそうやって世界を救うのだと思う。

 

「ねぇ……銀さん私いくね」

「……どこに」

 

 震えた声に銀さんが幽霊以外に怖がるものなんてあるのかと今更ながら新しい一面を知る。

 ある意味幽霊なんだけどと思った所で笑いがこみ上げる。

 

「……大丈夫、必ず戻るよ」

 

 叫び声を聞いた気がした。


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