氷雪の魔王と愉快な帝具使い達の話   作:椿リンカ

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社員1「サブタイトルが最低じゃないッスかあああ!!」
社員2「最低どころか嫌な予感しかしない」
社員3「そういえばこれ、年齢操作もありましたよね」
社員4「え、じゃあこれロリコンが集結するアルか?ロリよりもティーンエイジャーのほうがいいアルよ!例えば朕とか!」
ロッドバルト「まぁ、露子さん受難ってことで・・・あと社員4さんはいい加減にしなさい」


渡る世間はロリコンばかり

 

帝都に到着すると、私が知っているよりも賑やかそうに人々が行きかっていた

帝都での圧政は聞かなかったが、どうやら今回は平和な世界・・・らしい

実際はどうかわからない。100万回繰り返して、ずっと同じような世界だったから・・・

 

「・・・」

 

きょろきょろと見渡していると、そのまま馬車は宮殿へと入っていく

どうしようか・・・大臣に利用されるのだろうか

いざとなれば凍らせてしまえばいいのか、でも、そんなことするのは・・・じゃあドレイン(強)なら逃げれるかもだし。

ただ、逃げるだけだと、帝都の人たちも故郷の人たちが危ない・・・それは嫌だけど、でも、もう殺すのは・・・

 

「着いたぞ」

「あ、あの、はい」

「このまま大臣と会うことになっている」

「あの、でも、服とかこれでいいんですか?」

「皇帝陛下との謁見でもないし、大丈夫だ」

「は、はぁ・・・」

 

迎えに来た軍人3人が私を案内し、宮殿の中を歩く

 

懐かしいな。何十回何百回とここを最期の場所にしたから嫌でも思い出す。

セリューちゃんのコロに食べられたり、エスデス様に拷問されたり、そういえばワイルドハントのみなさんの玩具になって死んだこともあるなぁ。

スタイリッシュさんに改造されかけて死んだのも記憶に新しい

逆に、ここで全員殺してリセットしたこともある。

 

嫌な記憶

でも、まだこの世界は大丈夫なのかもしれない

 

前方のほうから、女性を伴った男性が歩いてくる

あの姿は・・・チョウリ大臣とスピアさん!?

まて、スピアさんの見た目が原作の時間軸と同じ・・・?

 

「これはチョウリ大臣とスピア様!ご苦労様です!」

「そんなにかしこまらなくても良い」

「そうですよ」

 

この世界は今までの軸とは違い、年齢操作もされて・・・とそこまで考えたところで私の思考は途切れた。

 

なぜかって?

 

スピアさんが私の足もとまで綺麗に滑り込んでスカートの中を覗いてきたのだ。

 

「ッッ・・・!!?」

「あ、すみません。つい女児を見かけるとパンツの色を確認したくて・・・」

「えっ、あ、ぱ、ぱんつって・・・」

「白と水色の縞模様なんてベタですが、とてもかわいらしいと思いますよ」

「口に出さないでくださいうわあああああ!!!!」

 

スピアさんがどうやら状態異常のようです。

 

「こらこらスピアダメじゃないか」

「すみません父上」

 

あぁ、良かった。チョウリさんはまともなようだ

 

「まずは履いている靴下をもらうことから始めないと」

 

前言撤回、おかしかった

 

「あ、あのこちらの少女はオネスト大臣の客人なのですよ」

「すみませんが時間もおしているので・・・」

「申し訳ありませんが・・・」

 

軍人トリオは顔を青ざめつつも先に進もうとチョウリさんとスピアさんに進言する。

この様子からみるに普段からこれなのか・・・

 

 

 

 

廊下を進むと、大臣が暮らしているフロアへとやってきた。

オネスト大臣は居住区と執務室を含め、宮殿の一画を与えられているのだ。これは今までの世界と変わらないようだけど・・・

 

そのまま扉を開けると、オネスト大臣が執務室の机に座って待っていた。

軍人トリオは扉の前に待機し、私は少しずつ前へと進む。オネスト大臣は椅子から立ち上がって私の前までやってきた。

 

「待っていましたよ、露子さん」

「は、はじめ、まして・・・です。オネスト大臣様」

「あなたが来るのを一日千秋の思いで待っていました」

「は、はぁ・・・」

 

ここからどんな難問をふっかけるのだろうか。

暴力で解決はしたくないが、でも・・・

 

オネスト大臣はその場で跪き、私の左手を掴んだ。

 

薬指に嵌められる、私の右目と同じ深紅の宝石が彩られた指輪

 

 

「私と結婚してください」

 

 

・・・ん?

 

 

「私の後妻になってください」

「あ、あの・・・」

「欲しいものならなんでも与えますよ」

「いえ、あの・・・」

「もしかして自分の能力目当てだと疑ってますか?いえいえ、そんなものではありませんよ」

「えっと・・・」

「その証拠に今からでもベッドにいって私と共に」

 

 

そのあとに続く言葉を聞く前に天井から誰かが大臣を押しつぶした

 

 

「それ以上はやめんかああああ!」

 

 

思わず驚いて尻餅をついてしまう。

すぐに誰が落ちてきたのか確認すると・・・大柄な男がそこにいた。

・・・シュテンさん、かな。少し若いみたいだけど、おそらくそうだ

 

「何をするんですか!あなたは部下でしょう!」

「大臣、さすがに10歳児の少女に手を出すのは倫理に反します」

「愛があれば関係ありません!」

「知り合ったばっかりだろうがああああ!!!」

 

そのまま綺麗に大臣の腹部にパンチをぶち込むシュテンさん

ごもっともなツッコミをありがとうございます。

 

あぁ、うん、今もちょっと状況についていけないが・・・貞操の危機だったのだろうか。いや、その、まぁ・・・凍らせたりできるけどさ・・・

 

そもそも貞操の危機なんてワイルドハントに面白半分に玩具にされた時ぐらいだったからなぁ・・・どっちかと言えばグロメインで、エロメインじゃなかったけど・・・

 

まさか自分の凡人クオリティでこうなるなんて思ってなかったよ

 

「大丈夫か少女よ」

「はい・・・」

「怪我が無くて良かった」

「そ、うですね・・・ありがとうございます」

「気にすることは無い」

 

ここの世界のシュテンさんはまともなのだろうか?

魂の救済とかそういうことを言わないあたりはまぁ・・・

この様子だと多少おかしいところもあるが、大丈夫な感じなのかもしれない

 

 

「少女は慈しむものであって触れてはならぬからな。イエスロリノータッチだ」

 

 

・・・この世界は大丈夫じゃないのかもしれない




社員1「キャラ崩壊ってレベルじゃ無かった」
社員2「これはひどい」
社員3「そんなこんなで次回は日常回?」
社員4「やっぱ転生者とか敵とかいたほうがいいアルよ・・・」
ロッドバルト「それはともかく、次回をお楽しみに!」

社員1「そういや俺らって名前付けるのかな?」
社員2「本当、名前を付けてほしいぜ・・・」
社員3「単純に外国語の1・2・3・4で付けられそうですよね」
社員4「それは絶対に嫌アル」

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