社員2「・・・誰が出るのかもうわかったぜ」
ロッドバルト「物わかりがいいですね~」
社員3「どういうことなんですかね・・・」
社員4「まさかとは思うアルが・・・」
ロッドバルト「アカメが斬る!の中で一番のドMさんです」
「露子さんは今日も可愛らしいですね、いい加減後妻としての教育を受けてもよろしいのでは?少なくともこんな不審者を連れ込むのはやめて頂きたいですね。視界が汚染されます。」
「何言ってんだよ、露子は俺とラブラブな結婚式をあげるんだよ。てめぇみたいな髭達磨なんかの後妻になるわけねぇだろ」
「口が悪い低俗な道化(ピエロ)ですねぇ・・・露子さんは私の後妻として13歳までには第一子をもうけて、最終的には3人ほど子供を・・・」
「最低なのはてめぇだ。露子は今のままだから女神なんだよ。せめて10年はじっくりと愛でてから子供は一人って決めてんだよ」
「ハッ、分かってませんなぁ。早めに手籠めにするからこそ、私が夫であると刻み込めるでしょう?私だけがこの世で唯一の相手だと思わせないといけないのですよ」
「ゲス野郎が・・・女神ってのは崇めて愛でて焦らしまくってから俺がいいと選ぶようにするのが醍醐味なんだよ!てめぇから刻み込むなんてただのエゴだ!選んでもらえるように努力して愛でる!愛する!ぺろぺろする!これがジャスティスだ!」
爽やかな朝のはずなのに何故こんな気持ち悪い会話を聞かなければいけないのだろうか。
ナジェンダは心の中で涙しながら、スサノオと共にアカメやクロメ、露子の護衛のために警護していた。
ちなみにアカメはゴミを見るような目でオネスト大臣とチャンプを見ていた。
まぁ、その視線にオネスト大臣はなんとも思ってないようだし、チャンプは多少興奮しているようで更に気持ち悪いわけだが。
ちなみに当の本人(露子)は会話を聞いてないようにしながら、メズと共に朝食を食べている。
数か月前に宮殿にやってきた露子に興味を持って、2週間ほど前から皇拳寺で修行していたメズがさぼって遊びにくるようになった。まぁ、その前からちょくちょく宮殿に忍び込んではゴズキに叱られていたらしいがな・・・
「ねぇねぇ、露子ってモテてるね。すごいなぁ」
「・・・あぁいうおじさんたちに、メズちゃんはモテたいの?」
「ううん、全然。ちっとも嬉しくないし羨ましくもないよ!むしろ露子すごい可哀相!」
「満面の笑顔で言わないでほしかったな・・・」
・・・まぁ、仲が良さそうで良かった。ともかく、少し離れた場所にいるロリコン2人はそろそろシュテンにでもしばかれ・・・
「大臣もそこの道化も何を言っている。YESロリ!NOタッチ!ロリは目で見て愛でるもの!開き切っていない蕾は視姦しながら愛して育てるものだ!実際に手を出せばそれはロリが傷つくこととなる・・・ただ!脳内でロリといちゃいちゃするのはかまわん!だからお前たちも私のように脳内だけで堪能するが良い!」
「何を言ってるんですか、私は別に他はいいんです。露子さんにだけ欲情しているだけです」
「俺だってよ、天使は天使!愛でるものだぜ!?・・・だが、露子だけはあれだな、女神だ!俺は運命を感じたんだ!だからいくら手を出してもきっと許してくれるはずだ!」
・・・ダメだロリコンが増えただけだ
「ナジェンダ、大丈夫か?」
スサノオが私を心配してくれているようで、少し視線をずらすとクロメやアカメも私の疲弊している様子を心配しているようだ。
「あ、あぁ・・・平気だ」
「ナジェンダお姉ちゃん、疲れてる?」
「大丈夫だぞ、クロメ。これぐらいなんともない」
「・・・ナジェンダ将軍、あいつらはゴミだな」
「・・・同意はしておこう」
ここのところアカメがやけに毒舌になったような気がする。元上司として少し複雑だが、まぁロリコン相手に毒舌ならかまわないか。
そんな賑やかな朝食の場で、研ぎ澄まされた殺気を感じて私とスサノオは天井を見上げた。それはシュテンやメズ、露子も同じようで殺気の持ち主が天井にいることを突き止める。
「そこにいるのは誰だ」
私が天井に向かって言うと、女の笑い声が聞こえる。
「さぁ、楽しませて頂戴・・・あの時のような“激しい痛み”<かいらく>を!」
そして天井から・・・ループしていた軸で羅刹四鬼を担っていたスズカが露子に向って襲い掛かってきた。
「ッ!」
スズカの蹴りを躱し、露子は“スズカに抱き着いた”
何をするかと思ったが、数瞬後にスズカは恍惚の表情を浮かべながらその場で崩れ落ちる。露子がそのまま下敷きになる形となったので、スサノオが抱き起しにいった。
あれは・・・エネルギードレインか
常時発動型とは聞いたが・・・やはり強力だな。ループしていた軸ではあのエスデスに対してもある程度まで有効だったと聞く(といっても、エスデスのスタミナ量が常人を遥かに超えていたためか、ドレインされながらも露子を半殺しにしたというのも小耳に挟んだが)
「・・・スズカー、何してるの。修行は?」
メズは倒れているスズカに声をかける。襲ってきたこと自体は驚かないのか・・・
「だ、だって魔王がいるって聞いたんですもの・・・あぁっ、この力が抜ける感じもたまんないわぁ」
「魔王?」
「そういえばメズは知らないんだったわね・・・ねぇ、露子、今度は氷で串刺しにしてちょうだいよ、ほらあの手足を標本みたいに・・・」
その言葉で露子も私も表情が凍る。
「あ、の、まさか・・・」
「ちょっとスズカと話をつけてくる」
驚く露子をよそにスズカを適当に担ぐ。オネスト大臣は何か文句を言うかと思いきや、黙っているようだ。
・・・記憶保持者、なのだろうか
いやその前に、スズカにも話をつけないといけない
ロッドバルト「実は続きます」
社員1「おいまじかよ、さっさとやれって」
ロッドバルト「あまり長すぎては面倒でしょう?ただでさえ読みにくいのに」
社員2「っていうか冒頭のロリコン談義が邪魔だろ!?」
社員3「あぁいう会話をされると、ボーナスステージという名の難易度ルナティックだと思いますよ」
社員4「朕もあれはいらないアル。イケメンならともかく」