氷雪の魔王と愉快な帝具使い達の話   作:椿リンカ

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社員4「やっとアカメ視点アルな」
ロッドバルト「そう、やっとです」
社員3「ですよね・・・」
社員2「とりあえず、アカメ視点ってことか」
社員3「キャラ崩れしそうですよね」
社員1「でもガキの頃は結構感情表現豊かじゃんよ」
ロッドバルト「まー、所詮は二次創作。しかもギャグ時空ですからね。」
社員4「”こまけぇこたぁいいんだよ精神”アルよ」


少女アカメの日常

私はアカメ

帝都から少し離れた村で生まれ育った

妹のクロメと助け合いながら生きてきたが、両親に帝国に売られてしまった

 

家が貧乏で、あまりごはんも食べられなかったから、仕方ないかもしれない

・・・もともと、あいつらは好きじゃなかったからかまわない

 

薄暗い部屋の中で、私やクロメと同じく売られた子供たちがひしめき合っていた

クロメが怖がっていたから手を握っていたが、私も少しだけ怖かったのを今でも思い出す

 

クロメと共に帝国に売られた後、宮殿で働いている大人から説明された

どうやら、ナイフ一本を持って樹海を切り抜けてこいということらしい

 

クロメを守るため、2人で共に樹海を進んでいた

・・・途中まで、危険種に襲われていたところであいつにあった

 

危険種を操ることのできる、露子という人間に

 

私よりも少し上の年齢みたいだが、なぜだかもっと大人に見えた

なぜかはわからないが、少しだけ安心できる相手だ

 

 

 

露子のおかげで、私とクロメ、他の子たちも帝国でちゃんと生活できるようになった。

 

「なぁ、私のところに来ないか?」

「俺のとこに来いよ。鍛えてやるぜ」

「・・・私のところに来るか?」

 

私とクロメは2人の将軍と大臣の息子に部下にならないかと誘われた

 

一人目は私よりも少し上の少女であり、最年少将軍のエスデス

二人目はオネスト大臣の息子であるシュラ

三人目は帝国最強と名高いブドー大将軍

 

名前ぐらいは聞いたことのあるような、あの村で生きていたらまず会えない人間たちだ

人見知りしがちなクロメはシュラやブドー大将軍が怖いと私の後ろに隠れていた

 

「・・・おねえちゃん」

「・・・・・・私は、露子がいい」

 

『!』

 

「あの時、露子がいなかったら、クロメと離れ離れになったかもしれない」

「・・・」

「それに、帝国の大人は信用できない」

「・・・」

「クロメはどうする?」

「・・・わたしも、おねえちゃんと一緒がいい」

 

「・・・やれやれ、警戒されてしまったな。お前たちの顔が怖いからだ」

「おい誰が怖いだドS女」

「・・・」

 

 

 

そういった経緯があって、私とクロメは露子の付き人になった。

 

だが、帝国の大人たちはどうしても私とクロメが戦えるように特訓したいらしい

なぜかよくわからない

・・・特にエスデス将軍とシュラはやけに私やクロメを部下にしたいと露子に言っているのを何度か見たことがある。

 

クロメが寝たのを確認して、まだ起きている露子に話しかけた。

 

「露子・・・」

「・・・アカメちゃん、寝れないの?」

「その・・・エスデス将軍やシュラ・・・様とか、その、私やクロメを鍛えたいって言ってるんだよな?」

「あぁ、まぁ、そうだね」

「・・・」

「アカメちゃんとクロメちゃんは、どうしたい?戦うのが嫌なら、私がちゃんと断るから」

「・・・露子は強いんだよな」

「えっ?あ、まぁ・・・そうだね、うん・・・」

 

少し表情が曇ったが、何かあるのだろうか?

 

「私も・・・強くなりたい」

「・・・アカメちゃん」

「強くなったら、私やクロメみたいな子供も助けられるだろう?」

「・・・そう、だね」

 

なんでそんな悲しそうな顔をするのだろうか

不思議に思って、直接聞いてみると「なんでもないよ」と答えられてしまった。

 

 

 

 

強くなりたい

 

そう思って露子の付き人をしながら、暇があればエスデス将軍とシュラ、ブドー大将軍に鍛えてもらった。

 

「おいおい、まだ動きが甘いぜ」

「・・・シュラがそうやって挑発するから焦るだけだ、エスデス将軍はそんなことしない」

「お前、エスデスには将軍って付けてるのになんで俺には”様”を付けないんだよ」

「・・・忘れていた。コンゴトモヨロシク、シュラサマ」

「・・・このクソガキ・・・」

 

エスデス将軍やブドー大将軍はすごいと思うが、シュラはいつも違う女の人連れていたりするし、クロメや露子にちょっかいをかけるからそんなに好きじゃない。

・・・ついでに私にもちょっかいをかける。

からかっているのだろうが、年上だからってあんまりだ

 

「おねえちゃん、お昼ご飯作ったよ!」

「アカメちゃんもシュラさんも、お昼どうぞ」

 

クロメと露子がお昼ご飯を持ってくれたらしい

・・・もう少し大きくなったらクロメも訓練に参加すると言っていたが、あぁして露子と一緒にいるほうがいいんじゃないだろうか

 

 

「抜け駆けはいけませんなぁ」

「ロリの手料理が無条件で食べれるとは」

「あ!それおねえちゃんにあげる卵焼き!」

「いいだろ別に」

「あ、あの、まだたくさんあるから・・・」

「・・・」

 

・・・いつのまにか大臣とその護衛が混ざっていた。

いつ来たのか分からなかった・・・護衛はともかく、大臣も気配を消すような特訓でもしてるのだろうか?

 

それにしても肉が今日も美味いな

この生姜焼きなんて香ばしくてたまらないし、ウィンナーも美味しい

ハンバーグなんかチーズ入りにしているぐらいに細かいし・・・美味しい肉は好きだ

 

「アカメちゃん、肉だけじゃなくて野菜もね」

「・・・わかってる」

「お姉ちゃん、これね、わたしがつくったんだよ!」

「美味しいぞ、クロメ」

 

「露子さんは本当に良い後妻になれますねぇ、いますぐにでも私のために毎朝味噌汁を作って・・・」

「大臣はなんで呼んでいないのに当たり前のようにご飯を食べてるんですか?」

「えっ・・・」

「・・・親父、大丈夫か?」

「ちょっと傷つきましたよ・・・」

 

「ロリの握った握り飯・・・っ!プライスレス・・・!」

「美味しかった?」

「もちろん!!」(満面の笑み)

「シュテンさん、そういう笑顔もできるんですね・・・」

「うっわ気持ち悪ィ」

 

「・・・」

 

・・・賑やかな食卓は、初めてだな

 

「どうしたの、アカメちゃん」

「・・・なんでもない」

 

 

 




社員1「あっ、やっとボーナスステージっぽい・・・」
社員2「なんつーか、今までが変態過ぎたんだよ」
社員3「ですよね・・・あぁ、平和ですね」
社員4「ちなみに次回はなにアルか?」
ロッドバルト「大臣がいよいよ露子さんに夜這いを仕掛けます」

1・2・3・4『・・・』

ロッドバルト「嘘です」

社員1「よ、よかった・・・びびった」

ロッドバルト「半分冗談です」

社員2「・・・えっ?」

ロッドバルト「まぁ、また気分次第で変更しますからね」

社員3「・・・しないよな?」
社員4「それやったら危ないアル」

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