F月A日
今日は鎮魂の廃寺に足を運んでみた。
吹雪いていたが、視力に優れている私からすればなんてことは無かった。
アムリタやヤドリギを探していると、ゴッドイーターの死体があった。右腕が食いちぎられなくなっていたが、そこまで欠損は酷くなかった。発信機でもある腕輪がないためこの遺体とその近くに刺さっている神機を回収しに来るのはまだ先だろうと考え、二の腕を味見してみた。
結果、二度と食べたくない。
獣臭いとはこういうのを指すのだなと思えるほど臭かった。肉は柔らかかったが、筋っぽく噛み切りにくい。噛むたびに美味しいわけでも不味いわけでもない脂がぐじゅぐじゅと溢れ口の中がねとねとしてきたため、たまらず吐き捨ててしまった。口直しに変若水を汲み取っておいて正解だった。人間を好んで食べてる奴は味オンチなんだなと思った。
神機にはさすがに手を出せなかった。スサノオは神機の味を覚えてたため、あのように進化したアラガミだ。つまり、もともと雑食なアラガミを偏食家に変えるほどの魅力があるのだ。私はスサノオのような存在になりたくないので渋々手を引いた。どうせ、私はヘタレだよ。
F月B日
私以外のサリエルはよくザイゴートを使役して情報を得ているが、私はザイゴートは使役していない。
理由としては、野良のザイゴートはもちろん言うことを聞かないし、自分の細胞からザイゴートを作り使役することは出来るが、変な進化をしてしまうからだ。
昔、ザイゴートを自分の細胞から作ったことがある。私の命令はしっかり聞くんだが、しばらく自由に捕食させてると変な進化を遂げたのだ。
卵の様な体は変わらなかったが、人間の手足のような四肢がそこから生えてきたのだ。滑らかな卵ボディーに比べてその四肢は凹凸が目立つマッチョで試しに超硬合金を殴らせたら貫通するほどの威力だった。だが、想像してほしい、あの卵ボディーからマッチョな手足が生え、無駄にダンディーに歩いている姿を。
・・・気持ち悪いだろう?
それ以来、私はザイゴートを使役しないことにした。あと、そのザイゴートはシユウ姐さんの下で元気に暮らしてる。組み手の相手をしたり、読み終えたマンガの整理、食料調達などをしてくれる便利な奴だそうだ。しかも紳士的で素敵だと姐さんは言ってたが、私は無理だ。
F月C日
ひさしぶりに火薬臭いものが食べたくなったため、愚者の空母まで足を運びクアドリカを仕留めてきた。帰り道、贖罪の街によってラノベを漁っていたら、プリティヴィ・マータの群れを見掛けた。なんでこんなところにっと思っていたら教会から戦闘音が聞こえてきた。どうやらゴッドイーターとやり合っていたようだ。群れにもゴッドイーターにも気づかれたくなかったのでこっそり教会の裏から逃げようとしたら、ディアウス・ピターが飛び出してきてビビった。こっちに興味がないのか見向きもせず去っていった。教会の中の様子も気になるが厄介事の気配がしたのでおとなしく自宅に戻ることにした。
贖罪の街はラノベとかも落ちてるから娯楽には飢えずに済むから助かるわ。今度発電能力のあるアラガミから発電方法学んでテレビとか見れるようにしようかな?
しかし、贖罪の街はそこまでアラガミが多いわけでもないのになんでピターは群れを率いてやってきたんだろうか?まるでゴッドイーターを捕食するためにやってきたように感じたが、そんなわけ無いか。
F月D日
今日は自宅でテレビを見るために発電機を作ってみることにした。
材料はヴァジュラもしくは荷電シユウ、ディアウス・ピター。
まずは発電体を取り出し捕食。次にコアを取り込み発電に耐えることが出来るオラクル細胞を生成。あとは発電と細胞を生成することしか出来ないコアを基準に調整したらアラガミ発電機の完成。
さっそくテレビとプレイヤーを繋ぐと、しっかり機能した。これで趣味がまた広まった。見たかったアニメとか結構あったし明日からアニメ探しに力を入れていこう。
お祝いにウロボロスをぬっ殺してきた。触手うまー。
追記
この発電機をシユウ姐さんにあげたらすっごい喜ばれた。
なんか、より技に磨きが掛かりそうで怖い。まぁ、あのザイゴートが相手してくれるだろうし問題ないか。
もう少し長く書きたいけど、表現力不足とネタががが