この話には遊戯王成分が大量に含まれています。
というか9割9分遊戯王です。
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それでも大丈夫な方は、折れないハートを持ってかっとビングしスリップストリームで私に付いて来てください。
この世界には娯楽が少ない。
アラガミの出現により、人類は飽食の時代から生き残るためにオラクル細胞の研究や新たな拠点の設計、食物の品種改良に力を入れてきたため、大衆娯楽は廃れていった。
しかし、神機の開発、それを操るゴッドイーターの登場によって人類はアラガミに対する対抗手段を手に入れることでほんの少しゆとりができた。
そのため、現在は音楽だけでなくゲーム機やファッションなど復興されていったが、これらを楽しめるのは限られた人だけであった。
だが・・・
「カードゲーム・・・みたいだな。おもしろそうだし、持って帰ろうっと」
それも彼女があるカードを持ち帰るまでの話だ。
「ふむふむ、モンスターの召喚は1ターンに1度だけ。でも、特殊召喚は何度でも出来る。ということは、有利に事を進めるなら特殊召喚が多く出来るといいのか。それと魔法、罠も重要だな。姐さんに教えて一度やってみるか」
「何やってんだ、サラ?」
「ん?・・・コウタか。さっき旧市街地に食材の確保に行ったら、偶然昔のカードゲームを見つけてね。今ルールを確認してたところ」
「へー、遊戯王っていうんだ。イラストもかっこいいのもあるなぁ」
「・・・よし、一通りのルールは把握できた。あとは姐さんにも教えて実践しよう」
「なら、俺にも教えてくれないか。ちょっとカードを見たけど、すっげーおもしろそう」
「いいよ。まずは・・・」
そしてそれから1週間が経った。
激戦区である極東支部には他の支部よりも多くの予算が割り振られている。その予算をどうにかやり繰りして余らせて作ったラウンジでは二人の男女が激しい戦いを繰り広げていた。
「俺は『超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー』でダイレクトアタック!」
「手札からバトルフェーダーの効果を発動!ダイレクトアタックを受けたときこのカードを特殊召喚できる。守備表示で召喚!さらにバトルフェイズを強制的に終了させる」
「防がれたか。でも、ここからの逆転は難しいんじゃない?ターンエンド」
「エンドフェイズに
コウタ
手札:0枚
魔法・罠ゾーン:なし
モンスター:3枚
超次元ロボ ギャラクシー・デストロイヤー:攻撃力5000
超弩級砲塔列車グスタフ・マックス:攻撃力3000 ORU:0
超巨大空中宮殿ガンガリディア:攻撃力3400 ORU:0
サラ
LP:2000
手札:3枚
魔法・罠ゾーン:なし
モンスター:2枚
バトルフェーダー:守備力0
No.39 希望皇ホープ:攻撃力2500 ORU:1
「私のターン、ドロー!・・・来た!」
「私は『
「レベル4のモンスターが3体・・・!」
「私は3体のバニシング・レイニアスでオーバーレイ!3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」
「雌伏の隼よ。逆境の中で研ぎ澄まされし爪を上げ、反逆の翼、翻せ!ランク4『
RR-ライズ・ファルコン:攻撃力100 ORU:3
「3体のモンスターを使って攻撃力100?一体どんな効果なんだ」
「ライズ・ファルコンの効果発動!1ターンに1度、相手の特殊召喚されたモンスター1体の攻撃力をライズ・ファルコンに加える!私はギャラクシー・デストロイヤーの攻撃力を加える!」
RR-ライズ・ファルコン:攻撃力100→5100 ORU:3→2
「攻撃力5100だって!?でも、俺のライフは削りきれない!」
「果たしてそうかな?」
「何!?」
「バトルだ!ライズ・ファルコンでギャラクシー・デストロイヤーを攻撃!」
「え?それだと100しかライフが減らないんだけど・・・」
「いや、ミスはしていない。私はホープの効果を発動!ライズ・ファルコンの攻撃を無効にする!」
「あ、なんか嫌な予感が・・・」
「速攻魔法『ダブル・アップ・チャンス』を発動!攻撃を無効されたモンスターの攻撃力を2倍にしてもう一度バトルを行える!」
「やっぱりー!?」
RR-ライズ・ファルコン:攻撃力5100→10200
「そして、ライズ・ファルコンは特殊召喚されたモンスターに1度ずつ攻撃ができる!行け、ライズ・ファルコン!すべての敵を切り裂け!ブレイズクロー・レボリューション!」
コウタ
LP:4200→-15000
「負けたぁ!ていうか、オーバーキルにも程があんだろ!」
「いやぁ、なかなか出せないライズ・ファルコンを出せたからつい調子乗っちゃった」
コウタとサリエルのサラがやっていたゲームはサラが1週間前に見つけた遊戯王というカードゲームだ。
コウタにルールを教え、いろいろなデッキを組み、対戦していくうちにアナグラ全体に広まっていった。
そして、榊支部長が新たな収入源にしようと画策し、外部居住区の人たちにも売り出した。
子供でもお手軽に買える安さと多種多様なカードによる戦略、なにより娯楽が少ないこのご時勢、流行りだすのにそう時間は掛からなかった。
ゴッドイーターたちも手間が掛からない遊びということでミッションの合間の息抜きにやるものが増えた。
強いカードは高値で売買いされ、アナグラ内ではカレルが高価なカードを売って金を稼いでいるほどだ。
また、アナグラ主催の大会が定期的に行われるようになり、極東全体が少しばかり雰囲気が明るくなった。
「コウタは相変わらずロマン溢れるデッキを使うね。グスタフ・マックスじゃなくてギャラクシー・デストロイヤーが中心のデッキって」
「こういう攻撃力の高いのをドーンと出せたらかっこいいじゃん!それにロボだし!」
「でも、プレイに無駄が多すぎます。もう少し堅実な戦い方はできないんですか」
「お前のクリフォートは堅実というより作業だろ」
「そういうソーマのサイバーも怖ぇよ!隙あらばサイバネティック・フュージョン・サポートとパワーボンドのコンボで攻撃力10000超えのキメラテック・オーバー・ドラゴンが出てくるんだぞ!」
「ヴェーラーを持っていない方が悪い」
遊戯王
それは荒ぶる神に捕食される世界をひと時の間忘れ、心から楽しむ遊び
その遊びを楽しみながら荒ぶる神々を喰らう者たちを人はゴッドイーターと呼ぶ!
※なんか違うし、続かない
勢いに任せた結果がこれである
一応弁解させていただくと遊戯王の最新パックの看板モンスター『クリアウィング・シンクロ・ドラゴン』が当たり嬉しさのあまり書いてしまったんです。
あと遊戯王の書いてみようかなと思っていたのでその練習も兼ねてです。
レイジバーストのストーリーはクリアしました。
ヴァリアントサイズのラウンドファングがウロボロス種殺しすぎるw
スキルインストールでブラッドアーツの覚醒をデメリット無しで上げられるのでとりあえず良く使うショートとサイズのブラッドアーツを全て習得しました。
カリギュラさんがたくさん犠牲になったよ