すっかりGEに対する熱が冷めてしまい、ネタも思いつかない状態が長く続いてしまいました。
しかし、ゴッドイーターの新作の開発が発表されたため再び火が着きました。
おそらく更新頻度はかなり不定期なりますが、RB編を完結させるまで頑張ります!
X月C日
今日はアラガミが妙な行動を起こした。
ブラッドが任務を行っている場所に向かって移動を始めたのだ。
ブラッドに負担をかけさせないように移動中のアラガミの対処していたが、寄ってくるわ寄ってくるわ。一体どこから現れるのか軽く30体以上は倒した。
どうやらブラッドが相手していた感応種「マルドゥーク」の能力でアラガミが集まってきたようだ。
マルドゥークは周囲のアラガミを呼び寄せ統率する力を持っているとのこと、またマルドゥーク自身が活性化するとその周囲のアラガミも活性化するという厄介な力もあるんだそうだ。
周囲の味方を統率し、活性化させると聞くとブラッドの隊長ジュリウスを思い出した。確か彼の血の力も「統率」だったはずだ。
血の力と感応種、無関係とは思えない。
もし、この2つが同一なものだとしたら、ラケルはそれを利用した何かをしようとしているのか?
まぁ、今は深く考えるのはやめよう。
そういうのはサカキの仕事だ。
X月F日
少々前回から日が空いてしまったがどうでもいい。
ナナの血の力が覚醒し、事件が起きた。
ナナの血の力は「誘引」、アラガミを引き寄せる感応波を放ち、周囲のアラガミはナナのみを狙うようになるという力だ。
しかし、ナナの力は強力なうえ制御が効かなかったため無差別に周囲のアラガミを引き寄せる結果になってしまった。
ブラッドはなんとかアラガミの大群を退けアナグラに帰還したが、今度はアナグラ目指してアラガミが押し寄せてきたのだ。
動けるゴッドイーター全員と私たち「アイギス」も参加して大規模な防衛戦が2日前に行われた。
その間出ずっぱりだったせいで日記を書くことができなかった。
大体は小型か中型で対処は楽だったが、いかんせん数が多く全員の疲労の色が濃くなっていった。
しかし、そんな防衛戦の途中、ナナが血の力を利用して自ら囮となりアラガミをアナグラから遠ざけていってくれた。
おかげでアナグラは救われたが、仲間1人を犠牲にした勝利はアナグラ全体で気に入らなかったようで、すぐにナナの捜索部隊が結成された。
かくいう私もそうで、休まずナナの捜索に出掛けた。
ブラッドも同じようで、疲弊した体に鞭を打ちながらも必死にナナを探していた。
そして、今日、ついにナナを発見し、全員無事に帰還した。
副隊長さんの血の力のおかげでナナの血の力はナナの意志でコントロールが効くようになり、今回のようなことはもう起きないそうだ。
ナナの帰還を祝して私特性のおでんパンをプレゼントし、ナナはそれを実においしそうに食べてくれた。
まだ会って日は浅いが、ナナは笑っている方が似合っていると思った。
X月G日
昨日のこともあり、普段より仕事量が少なくなったアナグラは少しばかりの休日ムードが漂っていた。
なにせあの防衛戦のおかげでアナグラ周囲のアラガミはほとんど討伐できたため、手が空いてるゴッドイーターたちが多くなったのだ。
すぐにアラガミは増えるので本当につかの間の平和でしかないが、普段から激務のゴッドイーターしたら休日に等しいのだろう。
私もそんなムードにあやかって適当にアナグラ内をブラブラしていたらジュリウスと出会った。
どうやら彼もこれといってやることがなかったようで気晴らしにアナグラ内を散歩していたそうだ。
これもなにかの縁だろうとラウンジに誘い、いろいろ話をすることにした。
分かっていたが彼は完璧超人だった。
どう考えても性格が歪みそうな過去を持っていたり、血の力の研究のために実験を受けたりしているのにここまで完璧な人間になれるとかすごすぎる。
ここまでくると人の上に立つべくして生まれてきたように思えてくる。
それとは別に彼は天然だとも思った。
ノリがいいというわけでもなく、ふざけてるのでもなく、本人は大真面目に取り組んでいるのだろう。
だからといって、ロミオの趣味に付き合ったり、ナナの不思議アイテムへの意見を真面目に考えたり、ハルオミの熱弁を静聴するのはどうもズレている気がする。
こりゃギルが「ブラッドに入ってからどうしてもツッコミたくなる時がある」と愚痴っていた気持ちも分かるわ。
隊長も副隊長もシエルもナナも天然だし、ロミオは比較的にまともだけどふざけるからなぁ。
とりあえずギルには今度酒のつまみになるものでも作ってあげるか。
続く