PXZ2をプレイしてたら予想以上にハマってました
せがた三四朗はずるい
U月E日
フライアが極東支部にやってきた。
無人神機兵の実験のために激戦区である極東でデータを集めるそうだ。
ブラッドの人たちもやってきたので、挨拶しにいったら、リーダーさんと随分似た雰囲気の人がいた。アリサが言ってたのはこの人だろう。
ちょっと臆病なところがあるが、副隊長という立場もあり芯のある人だった。
ジュリウス、シエル、ナナ、ギル、ロミオ、みんな良い人そうだ。
ただ、ジュリウスから昔会ったことがあるような気がした。
いや、似た存在を知ってる気がするといった感じかな。
とにかくジュリウスには気をかけておこう。
それと、ラケル博士とも出会った。
あの日と変わらない人形のような笑みを浮かべて話しかけてきた。
内容は他愛の無い世間話程度だったが、警戒を解く気になれなかった。
別れ際「また会いましょう」と言われたが、二度と会いたくない。
でも、ブラッドと極東支部の部隊が共同戦線張ってる以上また会うことになるんだろうな。
U月H日
ラウンジでくつろいでいたらまたハルオミに絡まれた。
この前のことを頼むんなら去勢してやろうかと思ったがどうも雰囲気が違った。
なんでもブラッドにいるギルについて相談したいとのこと。
ギルはハルオミがいた支部のゴッドイーターだそうだ。
フラッキング・ギルという事件でその名前は目にしたことがあるが、どうみても彼の行動は正しい。
それがなぜこれほど非難されなきゃならないんだ。
アラガミ化したゴッドイーターを倒すにはそのゴッドイーターが使っていた神機でしか不可能と言われている。
査問会も適切な判断と結論付けたのだ。
本当に理解できない。
ハルオミの相談は、そんなギルが未だにケイトを自分の手で殺めてしまったことを悔いてるので協力してくれというものだった。
ハルオミが極東まで来たのは、その事件のアラガミである赤いカリギュラを追ってきたからだそうだ。
そのカリギュラを探すのを手伝ってくれ、というのが相談の内容だ。
私は協力することにした。ギルのため、というよりハルオミのためだが。
ハルオミも踏ん切りがついてないんだろう。
ギルの行動は正しいと分かっているが、どうしても受け入れられない。
だからこそ、仇敵を倒すことで決着を着けたいんのだろう。
セクハラするわナンパするわで面倒な男だが、ハルオミも『仲間』なのだ。
協力しないなんて選択肢はない。
U月J日
今日はブラッドとともに任務に出た。
メンバーは私、副隊長さん、ナナ、ロミオだ。
副隊長さんは少し粗が目立つが、充分強かった。
ナナとロミオは振りが大きかったり、タイミングが悪かったりとまだまだな部分があるが素質はある。
対象のアラガミを倒し、一段落つけるとナナからおでんパンなるものを渡された。
奇妙なものだと思ったが、食べてみると結構いける。
汁っぽいと思ったが、そんな感じはなかった。
おでんの味はすこし薄めだが、パンとの間のからしとパン自体に薄味がついているため物足りなさはない。
串はよく見ると乾麺でポキポキとした食感を加えてくれる。それがよいアクセントとなり、つい一気に平らげてしまった。
おでんパン恐るべし。
私はお礼としてアナグラに戻り、ラウンジのキッチンを借りて料理を振舞った。
メニューはトウモロコシのパン、大根サラダ、ミネストローネ、南瓜プリンで、ちょっと洋風にしてみた。
野菜ばっかりで不安だったが、おいしいと言ってもらえた。
ムツミちゃんといっしょに料理してるおかげで大分レパートリーが増えてきた。
今度、コウタにも作ってあげよう。
続く