マンガに関しては完全にノータッチなため今後の展開が楽しみです
H月L日
リッカちゃんに新作の神機の刀身パーツと銃身パーツのテストに付き合わされた。
刀身はチャージスピア・ブーストハンマーといい、長い柄が特徴のポール型というらしい。
銃身は既存の3種にショットガンという種類を加えたそうだ。
チャージスピアはリーチが長いショートブレードといった感じだが、チャージグライドの突進と攻撃力の上昇は部隊内の切り込み役にうってつけな性能だといえる。
槍の特性上弱点への攻撃がしやすいのも魅力的だ。
ブーストハンマーは推進機関を利用した連撃のブーストラッシュと突撃攻撃のブーストドライブの威力に脅かされた。なにせ対打性能を高めていたのになんでもないかのように吹き飛ばしたのだ。
まぁ、推進機関を利用している分扱いも難しいためこの武器を使いこなせる人はそうそういないだろう。
ショットガンはアサルトの派生らしく連射性能をそのままに手数を増やしたといった感じだった。
ヴェノムなどの状態異常系のバレットと相性がよく、散弾を使用しているため至近距離からの火力に期待できる武器だった。
このほかにも既存の武器にそれぞれ新技術を付与し、以前よりも強力に仕上がっているそうだ。
特にオラクルの消費が激しいブラストに付けられたオラクルリザーブは従来なら作製不可能とされるバレットを作製できるとのこと。
カノンちゃんあたりがとんでもないバレットが出来上がりそうな気がするけど、喰らうのは関係ないアラガミだし問題ないか。
H月M日
あの赤い雨を浴びてから妙なダルさと食欲の増加を感じることがあったが、今日はいつにもまして酷かった。
サカキに休暇を申請して前の住居があった鉄塔の森に行き、手当たりしだいに食べていると不意に食欲が収まった。
水面を鏡代わりに私の姿を見ると、スカート部分が金色に近い色に染まっている。
お尻にあった器官が小さくなっており、スカート部分を覆うような形の翅のようなローブのようなものが出来ていた。そしてその裏側は星空のような模様になっている。
私のアイデンティである頭の一つ目は消えていないが、そのまわりがベールのような形に変化していて、ドレスのような服も修道服と呼べばいいのかな?そんな感じなものに変わっていた。
また、オラクル細胞の結合がいつもより変わっていて、なんというか受け流しやすいといった感じだった。
ヴァジュラに喧嘩をふっかけて実験してみると、雷撃以外の物理攻撃が全く効かない体になっていた。噛まれてもその部分がすり抜けていった。
それからいろいろと実験してみると、今の私のオラクル細胞はある一定以上の速度の物理的接触か衝撃を受けると結合を緩めて水のようにそれらをすり抜かせ、瞬時に再結合するという訳の分からん性能な体に変化していた。
見た目は修道女みたいなのに攻撃をすり抜けるとはこれいかに。
とりあえず、そのまま帰ってみると姐さんとかからコスプレ扱いされた。なんか腹が立ったので腹パンを入れといた。
コウタからは似合ってると言われたが、なんだか複雑な気持ちになった。
H月N日
昨日状態から戻れず任務に向かうことになった。
今回は普段の任務とは別件でコウタたち現第1部隊とともにミッションをこなすことだった。
なんでも新種の大型アラガミが目撃されたのでその調査及び討伐してこいとのことだ。
現第1部隊のエリナとエミールだったかな?その二人の仲の悪さはもうちょいどうにかならんかね。
いや、エミールは別に悪くない。ただ、ウザったいだけだ。善意であれこれエリナに言ってるのだろうが、エリナはそれに必要以上に噛み付いていくから仲が悪く見えるのだ。
部隊なんだからもう少し協調性を持てと思ったが、コウタの苦労顔を見ると言っても駄目そうだと悟った。
そんなこんなで目標である狼のような大型アラガミと戦闘になった。
ヴァジュラより軽いフットワークでこちらの攻撃をかわし、篭手を付けてるような巨大な前足による攻撃と火炎など初見ではなかなか厄介なアラガミだが、歴戦のコウタの指揮といろいろ常識外の私のおかげで無傷で帰還できた。
で、このアラガミはガルムと呼称されることになった。
ミッションが終わってからもエリナとエミールの漫才は続いていた。
この二人、接点が無いように思ったがどうやら昔殉職したエリックというゴッドイーターの関係者なのだとか。
エリナはエリックの妹で彼の意志を継いでゴッドイーターになり、エミールはエリックが生きてた頃の親友でありライバルだったため彼の代わりにエリナを守ろうとしているのだとか。
どうもやってることが食い違ってる二人だが、根は素直なため次第に連携は良くなっていくだろう
そういえば、いつの間に回復系バレットが使えるようになった。
前までは攻撃系とヴェノムしか使えなかったのだが、これも昨日の変化のせいなのだろうか?
続く