遅れてしまって申し訳ありません
課題やらなんやらでてんやわんやしてしまい、さらに若干スランプに陥っていました
V月K日
ふと鳥のようになりたいと思い、体を変化させてみることにした。
普段から空を飛んでいるが、どちらかといえば浮いているという状態なのでそれとは違う形を目指した。
まず全体の骨格を担当している細胞を鳥のような骨格に変化させ、それと同時に腕部を翼状に、尻の器官を尾翼状に変化させる。
あとは加速に耐えられるように頭部を変化させたら完成。
なんか鳥というより戦闘機に近い見た目となったが、まぁ問題ない。
さっそく飛んでみたが、いつも以上に空中での姿勢制御が難しくなってしまい危うく地面に激突してしまうところだった。
そこで鳥に近い飛び方をするシユウ姐さんに指導してもらうことにした。
翼と尾翼の細かな制御や風の捕まえ方などを教わり、何度も練習を繰り返したことで、それなりに飛べるようになった。
普段の飛び方にはない独特の爽快感があり、スピードを出すのが楽しかった。
あとはこの状態での戦闘方法を考えてみることにした。
私が普段使っているビームだけでは高速戦闘に不向きであると感じたからだ。
シユウ姐さんとついでにハンちゃんとともに考えた結果、3つの案がでた。
案1はガトリング2門、急降下しつつの一斉掃射で蹴散らすというもの。
しかし、火力が不安定なのと決定力がないため不採用になった。
案2はグレネードランチャー、敵が集中している地点に攻撃し大打撃を与えるというもの。
これはなかなか良かったが、私は爆発物を生成できないためあえなく断念。
クアドリカをもっと捕食してれば良かった。
案3は翼と脚部の武器化、高速移動しながらすれ違い様に鋭い一撃を入れるというもの。
これはこれでいい案だった。近接戦闘は得意ではないが、シユウ姐さんとハンちゃんに付き合ってもらえばそれなりの形にはなるだろう。
これを機に近接戦闘も視野に入れた戦い方を確立させよう。
*
V月Z日
なんやかんやで極東支部のごたごたから1年が経った。
第1部隊の面々はクレイドルとしての仕事をこなしつつ従来のアラガミ討伐に勤しんでいる。
サテライトの建設は順調に進んでいる。
人手不足は否めないが、タツミ達防衛班と優秀な技術者たちのおかげで工期はかなり短く済んでいる。
現在はすでに完成したサテライト拠点への住人の移動や対アラガミ装甲の強化が図られている。
私らの方はそれなりにやることが増えた。
シユウ姐さんと私はサテライト拠点の防衛や救援活動をこなしている。
ウロくんはいつもの森でゆっくり過ごしているが最近はその周りがかなり変化した。
ウロくんを中心とした土地が食物を育てるのに非常に適した肥沃な土地となったため、大規模な農場へと変貌した。
従来の配給物資と平行してここで取れた食物が極東全体に行き渡らせることが可能となり、食料問題はある程度緩和することができた。
ハンちゃんは戦いが苦手なため、ウロくんとともに農場でいろいろしている。
焼畑農場を作ったり、畑を耕したり、食物の収穫したりとまじめに働いており、そのまじめで健気な性格が一部の人たちから人気が出ている。
グボたんは相変わらず煉獄の地下街でのんびり過ごしているが、最近はマグマに耐える素材で作った容器にマグマごとグボたんを連れて行くことが増えた。
グボたんの砲撃は観測込みで約3キロ先まで届くため牽制や拠点防衛に役立ってもらっている。
環境の変化が心配したが、本人は気にしていないようなので問題はなさそうだ。
あと、私たちの集まりに名前がつけられた。
「極東支部所属外部緊急救助部隊:アイギス」という名前だ。
それにしてもなんやかんやで1年経ったのか。
時が経つのは早いものだ。
W月A日
今日はハンちゃんと一緒にエイジス島跡地にやってきた。
どうもノヴァの影響が残っているのか強力なアラガミが住み着くようになってしまったため、希少なアラガミ素材の確保のために定期的に狩りに出掛けるようになってしまった。
本日の相手はスサノオとツクヨミとアマテラスの3体。
軟らかいスサノオを私のビーム+姐さん指導の近接攻撃で速攻で沈め、ツクヨミとアマテラスの足止めをしてもらっていたハンちゃんに合流した。
あとはハンちゃんにアシストしてもらいつつツクヨミとアマテラスを倒した。
ここまでは良かったんだが、この3体が倒れるとどこに潜んでいたのか大量のヤクシャとヤクシャ・ラージャが現れ、大乱闘になった。
まぁ、全部雑魚だったのでさくっと倒し、一部は美味しく頂いて、アナグラに戻った。
アナグラに戻ると、コウタたちもちょうど戻ってきたみたいだった。
少し世間話をしているとリンドウから新人教育を手伝ってほしいと言われた。
断る理由がないのでとりあえず手伝うことにした。
新人は2人で一人はロングとアサルトの第2世代神機、もう一人はブラストの旧型神機だった。
で、模擬戦をこなしてみて分かったが、2人とも連携がなっていない。
第2世代は前に出すぎてしまいいらない被弾が多く、ブラストは状況確認が不十分のため誤射や回避が間に合っていないと問題ばかりだ。
しかも、性格の相性も最悪でまともな一撃を与えられずに負けたことを味方のせいにする始末だ。
とりあえず、一発殴ってから自分の行動の問題点を解決するように言った。
あれで第2部隊の現役隊員なんだから、第2部隊の隊長も苦労が絶えないだろうなぁ。
続く
課題がきつくてたまらないですが、失踪はしません
RB編を完結させるまで失踪してたまるもんか