まだ完結までの流れは決めてませんが、これからも頑張って書いていきます
9ぺージ目
P月M日
今日から早速歌を作ることにした
テーマは決まっているので後は歌の題材となるものが必要だ。
そこでアナグラの職員・ゴッドイーター、近所の奥さんから恋愛談を聴くことにした。
しかし、ここでひとつ問題が起きた。
私自身が恋愛や恋心についてあまり理解できていないのだ。
素晴らしい体験談も理解できなければ意味が無い。
どうすればいいかサカキに相談したところデートしてみるといいと言われた。
デートがどんなものなのか分からないのでアリサに聴いてみると自分にとって大切な人と食事をしたり、買い物を楽しむことと答えられた。
早速自分にとって大切な存在を思い浮かべると何故かコウタだったので、デートしてほしいとお願いしてみた。
何故か顔を真っ赤にして慌てられ、理由を問われた。
素直に話すと少し残念そうな顔になったが喜んで引き受けてくれた。
コウタと一緒に店を回っていると気に入った小物があったので買おうとしたらコウタが代金を払ってくれた。
デートではよくあることだそうだ。
一通り見て回り食事をしようとアナグラに戻ろうとしたらコウタから「ウチで食べていかないか」と誘われた。
コウタの家族とは面識があり、妹のノゾミちゃんには懐かれている。
ここのところ捜索やら救助やらで忙しくて構ってあげられなかったのでお邪魔することにした。
コウタのお母さんは急に来た私を歓迎してくれて食事が出来るまでコウタと一緒にノゾミちゃんと遊んだ。
コウタの家族と食べた食事はとてもおいしく温かかった。
コウタにお礼を言い、歌の作製がはかどった。
P月O日
コウタの協力もあって歌は順調に出来上がっているがまた問題が起きた。
楽器がないことに気づき、姐さんと共に旧市街地で探したがどれも壊れたものばかりで使い物にならなかった。
しかし、ここで妙案が浮かんだ。
壊れているなら直せばいいじゃない。
そこで便利なサカキに相談し、アラガミ素材から楽器を修復することになった。
早速サカキに指定された素材を回収しに出掛けるとハンニバルと出会った。
だが、このハンニバルはかなり臆病な性格なようで私を見つけると建物の影に隠れて様子を窺ってきた。
気になったので話しかけてみると、驚いたがその後嬉しそうにこちらに近づいてきた。
どうやら言葉を話せるようで、話を聞くとこの子もウロくんのように最近自我が芽生えたそうだ。
しかし、どうにもこの子は臆病な性格のためオウガテイルのような小型アラガミは大丈夫でも私のような中型種以上は怖くて駄目なのだそうだ。
このまま野放しにするのも気が引けるので、アナグラに誘ってみることにした。
ちなみに依頼された素材のほとんどはリーダーさんから譲り受けた。なんでも狩りすぎて余ってるそうだ。
で、サカキに連絡を入れて例のハンニバルを外部居住区まで連れていった。
居住区の人たちは私たちの影響か連れてきたハンニバルに動じないどころか気軽に声を掛けるほど神経が太くなっていた。まぁ、アラガミに対する恐怖心がなくなったわけではないようなので大丈夫だろう、たぶん。
サカキとの契約を交わしはれて極東支部の仲間入りしたハンニバルはとても嬉しそうだった。
どうでもいいが、このハンニバルのハンちゃん(命名:私)の声は女の子のような声で通常種よりも二回り小さいのに加え臆病な性格も相まって割りと可愛がられている。
P月P日
結婚式まであとわずかになったが、未だに歌が完成しない。
歌詞の方は問題ないのだが、曲の方がどうにも納得いくようなものが出来ない。
しょうがないのでグボたんの様子を見るついでに地下街まで出掛けることにした。
相変わらず地下街は非常に暑かった。
グボたんは変わらず悠々とマグマを泳いでいた。
その後、落ちている素材を集めたりしているとセクメトが襲い掛かってきたので美味しくいただいた。
気晴らしにはなったが、曲の参考となるようなことはなく行き詰ってしまった。
ターミナルに記録されている過去のアーカイブを調べても参考になるものはなかった。
仕方なく自宅に戻ろうとした途中、不意に昔読んだ小説の内容を思い出した。
それを元に曲を作っていくと歌詞とマッチしており私自身納得のいくものになっていった。
この辺で日記をやめておこう。
せっかく素晴らしいインスピレーションが沸いたのだ。徹夜してでも曲を完成させよう。
ああ、結婚式が楽しみだ。
続く
だんだんラブコメくさくなってきたなぁ
そういや、サリエルさんだけ固有名詞がないや
サリエルさんの名前でこんなのがいいと思うのがありましたら、感想と一緒に書いてくれると嬉しいです
自分のネーミングセンスは割りとひどいのでw