サリエルの日記   作:ニート天照大神

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おそらく今年最後の投稿です



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O月Z日

今日は大規模なアラガミの群れがアナグラに押し寄せてきた。

私とシユウ姐さんは分かれて対処していたが、いかんせん数が多く撃ち漏らしの支部への侵入を許してしまった。

幸いというべきか、外部居住区への被害は小さく怪我人こそいれども死者はでなかった。

しかし、支部に侵入したアラガミを倒すためリーダーさんはリンドウの神機を使ってしまったそうだ。

他人の神機の使用がどれほど危険なのかはサカキから聞かされていたためリーダーさんがどれだけ無茶なことをしたのかすぐに理解できた。

他人の神機は言ってしまえば、血液型が違う人間の血を輸血するものだ。

今回、リーダーさんはリンドウの神機との相性がよかったのかアラガミ化などの症状は現れていない。

しかし、それはかなり確立の低い事例でほとんどの場合アラガミ化や自身のオラクル細胞の暴走などが起きてしまう。

とりあえず、見舞いのついでにリーダーさんには軽く仕置きしておいた。

そういえば、リーダーさんの近くに誰かいたような気配が感じたけど、なんだったんだろう?

 

 

O月@日

昨日、リーダーさんがリンドウの神機を使用したとき感応現象と呼ばれるものが起き、そこからリンドウがまだ生きていることが判明し、継続していた捜索が本格的に実施されることになった。

早速、カノンちゃんが所属している防衛班の人たちと一緒に捜索に出掛けた。

まずは最後にリンドウが確認された場所である贖罪の街に来た。

私、カノンちゃん、ジーナさんのチーム、タツミ、ブレンダン、カレル、シュンのチームに分かれて捜索を開始した。今思うと、随分偏ったチーム分けだな。

まぁ、結果だけいえば収穫は無かった。

しかし、この周辺に出現していたアラガミ、ボルグ・カムランがズタボロの状態で死んでいるのを見つけた。

神機の攻撃ではなくアラガミ、おそらくハンニバルによる攻撃であることが分かったが、捕食された跡がないのが気になった。

 

 

O月*日

今日は新型神機使いのゴッドイーターが配属された。

名前は確かフェデリコとアネットだっけかな?

顔合わせにアラガミである私がいるのはどうかと思い、支部に立ち寄らないようにしていたらサカキに連れ込まれた。

協力者としてアラガミがいることにめちゃくちゃ驚いてたな、あの二人。

一応、極東支部の秘匿情報の存在なのにいいのかなぁと思いサカキの顔を見たら秘匿情報を教えてしまい共犯者に仕立て上げるからと返された。

なんというか、二人ともご愁傷様。

その後、二人の訓練の手伝いの相手にされた。

向こうは殺しにかかってくるのに私は殺しちゃだめなうえヴェノム禁止の縛りプレイとか、私はそこまで強くないぞ。

とりあえず、距離を保ちつつできるだけ威力を抑え光線で応戦。

コウタから聞かされたけど私の攻撃はかなりホーミング性が高いそうで、意識して動かしてみると自分の思い通りの軌道を描けることが最近になって理解した。

そんな無駄技術を使い、致命傷を避けながら攻撃しているとアネットがスタングレネードを使用し、フェデリコが私の懐に飛び込みハンマー状のバスターの斬り落としを仕掛けてきた。

これでも長く生きてるためなんなく避けることができたが、避けた先でアネットのバレットが飛んできた。

それを太目の光線で打ち消し、アネットに(手加減した)蹴りを放ちそのままの流れで近くまで移動してきたフェデリコに(もちろん手加減してる)絞め技をかけ訓練は終了した。

で、私からのアドバイスを要求されたが特に言うことは無かったと思った。

連携やらなんやらはコウタたちに聞けばいいし、第一アラガミの私にアドバイスを求められてもなんて答えれば良いのか分からなかったので、とりあえず私の同族なら現状問題なく倒せると言っておいた。

 

追記

リーダーさんによく感じる人?の気配について聞いてみたらなんか驚かれた。

レンというらしく、リンドウの神機を使ってから見えるようになったがリーダーさん以外の人間には見えないそうだ。

どうりで、アラガミのような感じも混じってるわけだ。

 

 

続く

 

 




今年の最後は実家で家族と一緒にゆっくり過ごすことになりました
みなさんよいお年を

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