気ままに書くよりプレッシャーがあって意欲がわくけど、正直つらいw
まぁ、それでもがんばって書きますけどね
番外編 置き忘れた日記の行方
「へぇー、この工場後にこんな場所があったのか」
「本当ですね。偵察班の方々でも把握できていない場所があったなんて」
「無駄口を叩くな。いつ敵が襲ってくるかもわからねぇんだぞ」
「ソーマの言う通りよ。二人とも気を引き締めて」
鉄塔の森、その奥にサリエルがかつて隠れ家にしていた場所があった。
周囲は完全に水没しており湖のようになっている。その水中にはかなりの数のグボロ・グボロが泳いでいたため、これまで誰も調査することが出来なかった工場跡。
しかし、連日の雨宮リンドウの捜索のためにこの付近に住み着いていたグボロ・グボロのほとんどが一掃されたため、この度ついに立ち入ることが出来たのだ。
まぁ、そこには目当ての雨宮リンドウではなくサリエルが住み着いていたので無駄足だったのだが。
さて、そんな工場跡に訪れているのはフェンリル極東支部の精鋭部隊である第1部隊の面々である。
アサルトの旧型神機使いの藤木コウタ、バスターの旧型神機使いのソーマ・シックザール、アサルトとロングの新型神機使いのアリサ・イリーニチナ・アミエーラ、そして現第1部隊隊長のブラストとショートの新型神機使い日向ナオ。
なぜ、雨宮リンドウの捜索の中心となっている部隊がサリエル1体の討伐に駆り出されたのかというと、ペイラー・榊博士のせいである。
事の発端は偵察班がこの工場跡でサリエルと遭遇したことから始まる。本来アラガミに見つからずに行動しなければならない偵察班がアラガミと正面から出会ってしまった場合、あっさりやられてしまう。討伐部隊に与えられる神機と比べ、偵察班の神機は目立たないように小型のアラガミのコアを使用した護身用の神機なため、アラガミを倒せないのだ。
しかし、出くわしたサリエルは偵察班の姿を捉えるや否や、どこかに逃げていったのだ。このことから、普通のアラガミではないと感じ研究者としての性からかそのコアを回収するように榊博士が命令され、今に至る。
「にしても、すっげー生活観がある場所だな。ベッドもあるし、テレビだって置いてある。さっき調べた部屋なんて旧市街に落ちてるアニメのディスクがあったぜ」
「確かについ最近まで誰かがここで生活していたような痕跡ですね。でも、サリエルがここを拠点にしていたと報告がありましたし・・・」
「案外そのサリエルがここで生活していたとか!」
「馬鹿ですか。アラガミにそんなことできるわけないでしょう」
「二人ともー。漫才もいいけど、ここがアラガミの巣だってこと忘れないでねー。」
「ガキの遠足じゃねーんだ。もっと周囲を警戒しろ」
「へーい」
「分かりました」
さて、そんなこんなで工場跡をくまなく探索するもサリエルは発見できなかった。
「うーん、これだけ探しても見つからないとなるとどこかに移動した?」
「にしては行動が早すぎる。俺たちが報告を受けてここに来るまで3日も経ってないぞ」
「そもそもそのサリエルはなぜ移動したのでしょうか?この付近は資材も豊富で餌場にはちょうど良いはずなのに」
「もしかして・・・俺たちに恐れをなして逃げた!」
「どん引きです。あなたの頭は随分と幼稚なんですね」
「んなっ、失礼な奴だな!」
実際コウタの考えは当たっている。お目当てのサリエルはかなり小心者で、特にゴッドイーターには決して遭遇しないよう細心の注意を払っている。発見された以上ゴッドイーターがここに来るのを理解したサリエルはさっさと違う住居を探しに出て行ったのだ。
これ以上収穫がないと判断したナオは撤退を指示し、この場所から離脱しようとしたとき、ふと一冊の本が眼に入る。
「これは・・・日記?」
「本当だ。それも最近に書かれたものみたいですね」
「タイトルもあるな。『サリエルの日記』・・・ってこれ!?」
「サリエルが書いた日記ってことですか!?」
「こりゃ帰ったら榊のおっさんにいろいろ聞かれそうだ」
「なんと!?ヴァジュラの後ろ足っておいしいんだ!」
「リーダー!そこじゃない!ツッコムとこはそこじゃない!」
この後、持ち帰った日記を榊博士に見せたところ、コアの回収から本体の捕獲に変更となり一同面倒なことになったという顔だったそうだ。
ちなみにナオは日記にアラガミのおいしさに惹かれ、アラガミ素材を口にしようとしたところをリッカに止められたとかなんとか。
うーん、コウタとアリサの口調が分からない。
ソーマは好きなキャラだけあって書きやすいけど、どうもこの二人の口調は掴みにくいんですよねぇ
さて、主人公であるリーダーこと日向ナオですが、私が無印及びバーストで使用していたキャラです。
やや天然で世間からずれた見方をするときがる。また食に関しては人一倍うるさいと評判。
という設定です。
まぁ、主人公ちゃんに関しては皆さんが脳内変換して自分のキャラを当ててもいいようかなり大雑把な設定になっています。うちの子に文句がある方はどうぞ脳内変換で自分の子を当てはめてください