超次元ゲイム ネプテューヌ THE TRANSFORMATION 作:投稿参謀
もう、番外編という免罪符にかこつけて、好き勝手やってます。
EXTRA STAGE:1 神次元は良いトコ、一度はおいで!
何処か知らない国の、知らない街。
ダイノボットに跨ったオートボットたちと、人造トランスフォーマーたちが激闘を繰り広げていた。
中でも熾烈に争うのは、黄色いオートボット、バンブルビーと、その似姿である人造トランスフォーマー、スティンガーだ。
それをネプギアは茫然と眺めていた。
ああ、これは悪い夢だ。
自分の親友と、その弟分として造り上げた子供のような存在が殺し合っているなんて、こんなことは有り得ない。
高層ビルの間を飛び回るストレイフの背に乗った二人は、振り落とされそうになりながらも戦いを止めない。
ネプギアはその場にいるのに、まったく事態に干渉できない。
まるで、映画の観客のようにだ。
やがてストレイフが地面に落ちると、スティンガーの首にバンブルビーがブラスター砲を突き付ける。
――だめええええ!!
叫べども、声は届かない。
ブラスターが炸裂し、スティンガーの首が吹き飛んだ……。
ユニの目の前で、サイドスワイプは周囲を人間たちに囲まれていた。
人間たちは敵意と共に、銃弾を浴びせかけてくる。
逃れようとするサイドスワイプだが、自慢の足を撃ち抜かれて地に這いつくばる。
そこに、黒い痩身のトランスフォーマー……賞金稼ぎのロックダウンが歩み寄ってきた。
憎々しげに賞金稼ぎを睨み付けるサイドスワイプだが、ロックダウンは右腕を凶悪なドリルのような形に変形させ、サイドスワイプの胸に突き刺す。
悲鳴を上げるサイドスワイプに構わず、ロックダウンは彼の胸からスパークを抉り出した。
――いやあああああ!!
物言わぬ残骸と化した恋人に縋りつき、ユニは泣き叫ぶ。
これは夢だ。悪い夢に決まっている……!
バンブルビーを庇ってセンチネルの腐食銃を受けたスキッズは、最後に片割れに詫びながら融けて消えていった。
片割れの死に絶望したマッドフラップは、絶叫を上げてセンチネルへと飛びかかる。
――スキッズ……そんな、嘘……。
――マッドフラップ、やめてえぇええ!!
ラムとロムの叫びも虚しく、マッドフラップもまた腐食銃の餌食となり、錆となって散っていく。
こんなの嘘だ、有り得ない。
だれか、夢だっと言って……!
「ううう……スキッズ……」
「やだ、やだよ……」
悪夢にうなされる妹たちをブランはベッドの脇で看病していた。
スキッズとマッドフラップも、相棒たちを心配そうに見ていた……。
バッドエンド症候群という病気がある。
その名の通り、最悪な結末を永延と夢に見て目を覚まさない。そういう病気だ。
女神のみが極めて稀に罹患するというこの病気は、コウリャクボンの花という花を煎じて飲ませる以外に治療法が存在しない。
しかし、この花は近年では数を減らしており、今ではルウィーとラステイションの国境付近の洞窟と、かなり遠方のもう一ヶ所でしか確認されていない。それも不確かだ。
そこで洞窟にはノワールとブラン、アイアンハイドとミラージュが向かい、もう一ヶ所にはネプテューヌとベール、それにオプティマスとジャズ、アリスが向かうことになった。
そして、その『もう一ヶ所』というのが……。
* * *
「まさか、遠くというのが別の次元のことだったなんて、驚きましたわ……!」
「うん! いやまあ、体感的にはサイバトロンより近いけど!」
別次元へと続く異空間を飛行しながら、ベールとネプテューヌは会話している。
それぞれの隣には、オプティマスとジャズが滑空するようにして飛んでいた。
彼らが向かっているのは、プルルートやピーシェの住む別次元だった。
ついに、彼女たちの次元へと繋がる新型スペースブリッジ『ビヴロスト』が完成したのだ。
「スペースブリッジはちゃんと機能しているようだな」
「論理的に考えて、当たり前だ。私の設計に狂いはない」
感心するオプティマスに答えたのは、一緒に付いてきたショックウェーブだ。
やがて、一同が異空間を抜けるとそこは空だった。かなり下に竹林が見える。
当然ながら、重力に引かれて落下を始める。
「ふむ、これは想定外だ。次元座標の設定にミスがあったのだろうか?」
呑気に考察しながら、ショックウェーブは落ちていく。
『きゃああああ!?』
「うわああああ!?」
「ほわああああ!?」
何故か変身できない女神たちと飛べないジャズはともかく、何故か飛べるはずなのにオプティマスまで落ちていく。
それはおそらく、彼がオプティマス・プライムだからだろう。
「いたた……どうして変身して華麗に着地しようと思ったのに、なんでー?」
「こちらの次元だと、わたくしたちは変身できないのでしょうか?」
竹林に落下したネプテューヌとベールは、上体を起こしてぶつけた箇所を摩る。とくに怪我はないようだ。
「姉さーん! 大丈夫ですかー!」
聞こえた声に上を見上げれば、アリスが緑色のサイドポニーに白いレオタードの女神姿で降りてきて姉を助け起こす。
彼女だけは、変身できたようだ。
すぐ近くには、トランスフォーマーたちが墜落して出来た大穴が三つ出来ていた。
「シェアエナジーがこちらまで届かないことに加え、おそらく我々の次元とは女神化の条件が違うのだろう。確証はないが女神メモリーの有無ではなかろうか?」
「やれやれ、いきなりドロップアウトとは、幸先の良くない」
いち早く立ち上がったショックウェーブは冷静に分析し、ジャズはぼやいていた。
「ここがプルルートたちの次元か……おや?」
立ち上がったオプティマスだが、センサーが何かを捉えた。人影のようだ。
そしてガサガサと竹の影から現れた人物に、ベールとアリスは目を見開いた。
「ブラン! それに……」
「姉さんが、二人!?」
現れたのは、大きな白い虎に乗った赤と白の巫女のような服を着た白の女神ブランと、巨大な宙に浮かぶエイに立ち乗りした、いつもと違う深緑のドレスを着たもう一人のベールだった。
「あなたたちは……!?」
「わたくしが……もう一人?」
「何と! 面妖な!」
「エーイ、これはどうなっているのだ?」
驚いているのはネプテューヌたちだけではなく、巫女装束のブランともう一人のベール、そして彼女たちが白虎とエイも同様だった。しかも、喋っている。
「ううう……!」
お互いに驚いていると、ネプテューヌの体の下から呻き声がした。誰か敷いているらしい。
ビクリとネプテューヌが下を見ると、いつもより露出度の高い服を着た……具体的にはお腹が大胆に露出している……ノワールが倒れていた。
慌ててネプテューヌは飛び退く。
「ねぷう!? ノワールまでぇ!?」
「も、もういったい何なのよ? いきなり人の上に落ちてくるなんて、非常識にもほどがあるでしょう!!」
起き上がったノワールは、キッと強気な視線でネプテューヌを睨み付ける。
その姿は、まごうことなきラステイションの黒の女神だ。
「これはいったい……!?」
「ブランとノワールは、いまごろ向こうの次元に……分かった! これは偽物のノワール、略して偽モノワールだね!!」
「むう、確かに! そう考えるのが自然か!!」
「いや、違うだろう……」
突然現れた女神たちに混乱するオプティマスだが、ネプテューヌが素っ頓狂なことを言い出すとそれに力強く頷いて副官ジャズにツッコマれる。
もはや色んな重責から解放された総司令官は、ボケが加速しているのである。
そのやり取りに、偽モノワール(仮)はたまらず声を上げる。
「何よ、偽モノワールって! それ略してないし! だいたい私は偽物じゃないわよ! っていうか、あなたたちは誰よ!!」
「わたし? わたしはネプテューヌ! こっちはオプっち!」
「ねぷちゃ~ん! ベールさ~ん!」
律儀にツッコミを入れる偽モノワール(仮)に、ネプテューヌは呑気に答えていると、さらにノンビリとした声が聞こえてきた。
聞いたことのあるその声に、一同が顔を向ければ、薄紫のボサっとした髪を三つ編みにして、パジャマのような衣装を着込んだポワワンとした表情の少女、菖蒲色の女神プルルートが走ってくるところだった。だがどう言うワケか横に二足歩行の茶色い恐竜がいた。
その姿に、ネプテューヌが破顔する。
「ぷるるん!」
「久し振り~……ほえぇ! ショッ君!?」
友達との再会にヘニャリと笑っていたプルルートは、ショックウェーブまでいると思っていなかったらしく目を剥き、それから恐竜の後ろに隠れた。
恐竜は、怪訝そうに尋ねた。
「ダー、どうしたんだよ?」
「ううう……」
恥ずかしそうにしているプルルートに、巫女ブランは合点がいったという顔をする。
「ああ、このヒトがあれね。プルルートに告白したという例の……それじゃあ、あなたちが別の次元の女神ね」
「わたくしたちは、この次元の女神ですわ」
エイの背から降りたもう一人のベールは、たおやかに一礼する。
目を見開くネプテューヌ一党を、さらなる驚きが襲う。
「そして吾輩たちが……!」
「この世界に生きるトランスフォーマーにござる!」
「人呼んで『ビーストフォーマー』。ダー!」
エイ、白虎、恐竜が口々に言う。
「デプスチャージ!」
「タイガトロン!」
「ダイノボット!」
『変身!!』
名乗り上げと共に声を上げるや、その表皮が割れて機械パーツが現れ、寸断されて組み変わり変形……いや変身していく。
エイは、ヒレを翼のように背負った力強くもスマートな男性を思わせる青いロボット、デプスチャージに。
白虎は、虎の顔が胸を飾り、虎由来の白黒と機械パーツの緑のコントラストが美しい、腰に刀を差した侍めいた姿のタイガトロンに。
恐竜は、胸に恐竜の顔が配置され、尻尾から変形したドリル状の剣と回転する盾を持った凶暴そうな戦士、ダイノボットに。
「ハイヤー! エアレイザー、変身!」
不意に空を見上げると一羽のハヤブサが舞い降りた。
ハヤブサもまた、背中に翼を持った少年的な姿のロボット、エアレイザーへと変身した。
「ようこそ、『神次元』へ! 歓迎します!」
* * *
そんなこんなで、こちらの次元に存在するプラネテューヌのプラネタワー。
優美な曲線的なシルエットが特徴のネプテューヌたちの次元のタワーと違い、こちらのプラネタワーは直線的で高層ビルを思わせる外観だ。
一同はタワーの前庭に集まっていた。
「ええ~、あたし~ちゃんと言ったよ~。こっちの次元にも~、ノワールちゃんとブランちゃんとベールさんがいるって~」
「ええー? こんなそっくりさんがいるなんて聞いてないよー!」
「言ったてば~!」
「それにぷるるん! こっちにはトランスフォーマーはいないって言ってたじゃん! オプっちみたいなヒトはいないって、確かに言ってたもん!」
「『オプっちみたいな』ヒトはいないって言ったんだよ~」
言い合うプルルートとネプテューヌ。
確かに、ビースト戦士たちは『オプティマスみたいな』とはだいぶ違う。
後付感が酷いが、どうぞご容赦いただきたい。
その会話を聞いて、巫女装束ブランが小首を傾げる。
「……そんなに似ているの? そっちの次元のわたし」
「うん! 見た目も喋り方もそっくり! 性格も似てるっぽいし!」
「じゃあきっと、そちらの次元のわたしも相当やり手の女神ね!」
ネプテューヌが答えると、ノワールが胸を張る。
するとノワールの脇に控えていたダイノボットが口を挟んできた。
「ダー、お嬢ちゃん。またお前はそういうことを言う。少しは殊勝さを身に付けな。父ちゃん悲しいぞ!」
「ッ! 誰がお嬢ちゃんよ! それにあなたみたいな父親を持った憶えもないわよ!!」
「ああー……こっちのノワールもこんな感じなんだ」
まるで口煩い親と反発する娘のような会話をする黒い女神と恐竜ロボットに
そんな一同を余所に、二人のベールはアリスを挟んでいた。
「まさか、そちらの次元のわたくしには、こんな可愛い妹がいるなんて……もう一人のわたくし! この子、わたくしに譲ってくださいな!」
「いやですわよ、もう一人のわたくし。アリスちゃんはわたくしだけの妹ですわ」
「むぎゅう……! 何これ幸せなのに苦しい!」
両腕を掴まれてマシュマロのような大きな胸を両側から押し付けられ、アリスは真っ赤になりつつも何とも言えない顔をしていた。
こちらのベールには、妹がいないようだ。
「それにしても、この次元では動物に変身するトランスフォーマーが繁栄しているとは」
「我らは最初の13人の一人、オニキス・プライムと眷属の子孫でござる」
「といっても、我々も自分たちが『トランスフォーマー』だと思っていませんでしたが」
オプティマスは、タイガトロン、エアレイザーと話していた。
彼らビーストフォーマーは人間よりやや大きい程度だが、自分たちよりも遥かに大きなオプティマスにも物怖じする様子はない。
彼らの言うところによると、ビーストフォーマーは古くからこの世界に根付いており、自らのルーツを失伝して久しかったのだという。
そこを、こちらのイストワールが『みっか』かけて記憶を検索し、大女神に問い合わせたことで発覚したのだ。
後付感が酷いが、どうかご容赦いただきたい(二度目)
「そしてビーストフォーマーは5つの部族に分かれて暮らしています。
まず、僕エアレイザーが族長を務める鳥やコウモリなど空を飛ぶ動物に変身するクラウドウォーカー。
彼タイガトロンが族長を務める、哺乳類に変形するファーウォーカー。
ダイノボットが率いる、恐竜や爬虫類からなるスケイルウォーカー。
デプスチャージは見ての通り、海に住む生き物のウェーブウォーカーの族長です。
そしてこの場にはいませんが、ブラックアラクニアという女性が率いる昆虫やクモに変形するシャドウウォーカーという部族もいます」
「何と、族長がわざわざ出迎えに来てくれるとは……」
相手が族長と知り、オプティマスは畏まって頭を下げる。
タイガトロンは、慌てて手を振った。
「ああ、そんな畏まらなくてもいいでござるよ! 族長と言っても、村長さんくらいの感覚でござる」
「そうですよ。ビーストフォーマーの実質的な指導者は、大女神様に仕える神官長と僧兵長ですからね。僕たちは中間管理職です」
エアラザーも苦笑する。
女神たちと話ながらその会話を耳にしたネプテューヌは、ふと疑問を口にした。
「そうそう、その大女神様っていうのは具体的にどういう立場の人なの? やっぱり、世界で一番偉いの?」
「偉いというか……説明が難しいのだけれども、女神にとっての先生というか、一国を背負って立つ上での心構えを教えてくれた人よ」
「みんなの~、お母さんみたいな人だよ~」
その疑問にブランが真面目に、プルルートがノンビリと答える。
いまいち要領を得ないが、二人の様子を見るに慕われているようだ。
「結構、スパルタなトコもあるのだけれどね……何回、泣かされたことか」
「調子に乗ると、容赦なく鼻っ柱を折りにきますものね……」
一方で、ノワールとこちらのベールはちょっと苦手意識があるようだ。
そこへイストワールが飛んできた。
と言ってもネプテューヌたちのいる超次元のイストワールではなく、こちらの神次元のイストワールだ。
身体も小さく、外観や言動も幼い雰囲気がある。
ネプテューヌなどは彼女を見た途端「ちっちゃいーすんだ! かわいいーすんだ!」なんて騒いだものだ。
「それで、その大女神様からお達しがあったでんです( v ̄▽ ̄)。『もうすぐ異なる次元の女神とトランスフォーマーが来るので、そうしたら彼らを連れて、五つの国の女神と五つの部族の族長、みんなで私の所へ来なさい』と(ノ゚⊿゚)ノ」
「で、コウリャクボンの花も大女神様の部下の神官が管理していると」
ジャズが言うと、イストワールが頷いた。
ネプテューヌは指折り数える。
「え~と、プラネテューヌとラステイション、ルウィー、リーンボックスで国が四つ、それに四つの部族の族長が揃ってるワケで……後はエディンの女神、ピーシェだ!!」
「それに、ブラックアラクニアもだぜ。……ダー、気難しいんだあの女は」
ダイノボットが何やら気分重たげに補足すると、ノワールも腕を組んで気難しげな顔をする。
「その二人にも召集をかけてるはずだけど……まだ姿が見えないわね。まったく、大女神様のお達しをなんだと思ってるのかしら?」
「ブラックアラクニアさんはともかく、ピーシェさんの方はどうやら問題が発生したそうで、遅くなるとか……」
そこでネプテューヌが声を上げた。
「じゃあみんな、先に行ってて! わたしたちはピーシェを迎えにいくよ。それと、そのブラックアラクニアってヒトもね!」
「ふむ、そうしよう。早い方がいい」
恋人の声にオプティマスが同調し、さっそく動き出そうとする。
即断即決。猪突猛進。考えなし。
そんな総司令官と紫の女神を、副官ジャズはやんわりと止める。
「待ちなって。行くのはいいとして、場所が分からないだろう……だれか、案内してくれないか?」
「じゃあ、あたしが行くね~」
「プルルートだけだと不安ですから、わたくしも」
「おおー! 二人ともよろしくー! チャララッチャー♪ プルルートと神次元ベールが仲間になりました!」
ジャズの求めに、プルルートと神次元ベールが名乗りを上げ、ネプテューヌが満面の笑みで腕を上げる。
それを見て、タイガトロンはボソリと呟いた。
「いやはや、何とも『濃ゆい』方々でござるな」
「『濃さ』では、僕たちもヒトのこと言えないけどね」
そんな彼に苦笑するエアレイザーだった。
かくして、エディンへと向かうことになったネプテューヌたち。
はてして彼の国には何が待ち受けているのだろうか。
続く。
続くったら、続く。
そんなワケで続くよ!(白目)
こんなん一話で終わるわけねえだろうがぁあああッ!!(セルフツッコミ)
ちょっと久しぶりの今回の小ネタ。
バッドエンド症候群
見ている悪夢は、もちろん実写TFであった、あるいは有り得たシーン。
新型スペースブリッジ『ビヴロスト』
ビヴロストというのは、北欧神話に出てくる異なる世界を繋ぐ虹の橋のこと。
ネプテューヌシリーズとは、ゲーム第一作の主題歌が『流星のビヴロスト』だったり、アニメ最終話のタイトルが『明日への
ビーストフォーマー
ついに出しちまったビーストウォーズの皆さん。
マクシマルズ(サイバトロン)とプレダゴンズ(デストロン)ではなく、部族に分かれているのは例によってIDWのアメコミネタ。
しかし、アメコミでは
の四部族だけで何故か昆虫系の部族がいないので、オリジナルで